はたらく細胞BLACK

はたらく細胞BLACK
(C) 原田重光・初嘉屋一生・清水茜/講談社・CODE BLACK PROJECT
4.2
Rated 4.2 out of 5
5つ星のうち4.2 (合計6レビュー)
★550%
★417%
★333%
★20%
★10%

「はたらく細胞BLACK」みんなの感想評価とネタバレ考察

まるでブラック企業の社畜。不健康な体で働かされる細胞たち。

Rated 3.0 out of 5
2021年4月13日

複数あるはたらく細胞スピンオフからアニメ化したのも納得の名作で、ほのぼのした原作とは違い、アルコール中毒や暴飲暴食など、体の主がとにかく不摂生をしている環境で働かなくてはいけない細胞たちのアニメです。

脂肪がたっぷりの血管は、血中を赤血球が通って酸素を運ぶにも多大な苦労があり、毎日大量のアルコールを注がれ続ける「沈黙の臓器」肝臓は、ボロボロですが死ぬその時まで文句も言わずに働き続けます。

中には宿主の単純な不摂生ではなく、宿主もブラック企業に務めていて、不健康になっていたり、インポテンツ(勃起不全)など、原作では触れにくい大人向けのBLACK症状についても登場します。

また、はたらく細胞BLACKでは白血球が女性、赤血球が男性の姿で原作とは逆になっています。これがまた「男子が非力」「女性が戦わなければならない」というBLACKさを感じる要素を引き立たせてくれています。

mistla

細胞の叫び

Rated 5.0 out of 5
2021年4月14日

一気見しました。はたらく細胞の方は2期だけを見たんですが、同じような感覚でいたら、こちらの身体はまあブラック企業で。悲惨すぎて、少し見るのを躊躇しました。自分の身体も同じような感じなのかと思ったら、きついです。

身体がボロボロで、細胞って24時間休めないんだよなって、しみじみ感じました。身体が男性なので、男性向けの内容もあるんですが、医学の話として普通に見られました。医療関係者ではないので、細胞の名前がたくさん出てきても、ほとんど機能を覚えられないのが残念です。

主人公の赤血球AA2153が真面目で好感が持てます。でも仲間がいっぱい死んじゃって悲しくなります。白血球さんはみんな巨乳美人で、日本刀を振り回して細菌を倒しまくってて、かっこいいです。

個人的には、マクロファージさんがメイドのかっこで、ゆるい感じなのに、細菌を容赦なく倒すのがギャップがあっていいです。内容はブラックですが、エンディング曲がポップなのが救われます。でも歌詞は働けと言ってるので、一番怖いかもしれません。

胃が悪いので、胃を扱った内容にはすごく興味を持ったんですが、そこの主細胞さんがストレスたまりまくりな親父なんで、感情移入できませんでした。身近な話題を扱った話が多いので、誰でも興味を持てると思います。

せっかくきれいな体になったのに、気になる展開で終わってしまってブラックな最後でした。漫画は見ていないですが、赤血球さんは報われるのか気になります。好みが分かれるかもしれないですが、すごくおもしろかったので、星5にします。

Take.39

体の中の暗い部分

Rated 4.0 out of 5
2021年4月13日

体の中の細胞を擬人化して描く『はたらく細胞』ですが、BLACKでは健康でない体の中の細胞の話です。

アルコールだったり、尿結石だったり、寝不足などにより毎回体は危険に晒されて、タイトル通りブラックな体の環境で細胞が働かされており、自分の普段の生活と重ねてみて思い当たる節があるので、生活を改めるきっかけになりました。

また、身体中の細胞の機能や種類の解説があったり、病気の説明があるので、身体について勉強になったり、過去に学校などで学習した懐かしいような知識も出てくるので、現実問題と重ねて見ることができます。

また、不健康な身体ということもあり、終始ずっと暗い展開が続くので、鬱々としたような雰囲気が好きな方にもおすすめです。

ぬれ

健康な人も見て損しないアニメ

Rated 5.0 out of 5
2021年4月13日

身体の細胞を人化したアニメです。「はたらく細胞」は健康な人の身体世界ですが「はたらく細胞BLACK」は不健康な人の身体世界となっています。ストレスを解消させるために、アルコールを摂取した時の細胞世界の表現を例にとります。

血管にいる人化した赤血球は、血管壁スプリンクラーからアルコールが噴霧されて一時的に活発化するのです。身近に感じられるように表現されていることが多く、わかりやすいです。

話数が進むたびに身体の不調が増えて、身体世界の状態も悪化していってしまいます。

心臓の活動が停止してしまい、身体世界が終わってしまうと思った時、AEDなどを使用して心臓が活動を始めます。

救命措置の大切さなど、ためになる情報も多く出てくるので、体調に不安を抱えてる人だけでなく、健康な人もぜひ見てほしいです。

ひらみん

はたらく細胞BLACKを見て率直に思った事。

Rated 5.0 out of 5
2021年4月13日

はたらく細胞BLACKを見て率直に思った事は、自分の体を不健康にしてはいけないな、健康に気をつけないといけないんだなと、気付かされる作品でした。

自分の体だと思いながら作品を見ると、ストレスや睡眠不足になっただけで、自分の体内の細胞達をBLACKな環境で働かせているんだなと思い知らされました。そんなBLACKな環境に自分の体をしたくないとゾッとなりました。

印象的なキャラクターはやはり赤血球です。初めはBLACKな環境に絶望感に打ちひしがれていましたが、自分の仕事を最後の最後まで全うしようとするその姿は、見習わなければと感銘を受けました。

また先輩赤血球が立派な赤血球になれよと、自ら危険な場所に向かって行くシーンは、何度見ても涙が溢れる作品です。みんな体の為にこんなに必死に働いているんだなと胸打たれました。

とたけけ

自分の体に謝りたくなるアニメ。

Rated 3.0 out of 5
2021年4月13日

個人的にはとても面白いと思いましたが、見た後に気分が落ち込んでしまうアニメでした。細胞を擬人化しているアニメなのですが、体内の環境が驚くほど悪く、喫煙や飲酒、睡眠不足など…。とにかく不規則な生活を送っている人間の体内を描いています。

不規則な生活を送っていると体内の細胞がどうなっていくのか、容赦なく描かれています。作画も綺麗でリアルだった分、余計に残酷な気がしました。

自分にも当てはまる部分が少なからずあったので、自分の体にも無理をさせているのかな…と思うと、自分自身の細胞に謝りたくなってしまいました。細胞を擬人化している分、感情移入してしまいます。

少しでも健康的な生活をしようと思ったので、アニメの意図するところは成功しているのかなとも思います。どんなに辛い思いをしても、前を向いて働く主人公が、見ていて辛くなってきます。

続編を予感させる終わり方をしていましたが、続編があるとしても、やはり細胞たちが辛い環境で働く内容になりそうです。見ていて辛くなるアニメでした。

なな

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「はたらく細胞BLACK」の作品情報

基本情報

タイトル はたらく細胞BLACK
読み方 はたらくさいぼうぶらっく
原作 原田重光、初嘉屋一生、清水茜
アニメーション製作会社 ライデンフィルム
アニメ放送期間 2021年1月~3月
話数 全13話
アニメ放送局 TOKYO MXほか
声優(CV)・キャスト 赤血球(AA2153)役:榎木淳弥
赤血球(AC1677)役:KENN
白血球(1196)役:日笠陽子
白血球(8787)役:Lynn
白血球(1212)役:内山夕実
主細胞役:鳴海崇志
血小板役:久保ユリカ
マクロファージ役:椎名へきる
肝細胞役:ブリドカット セーラ 恵美
脳細胞(司令)役:平川大輔

あらすじ・ストーリー

毎日せっせと体中に酸素を運ぶ、 新米赤血球。
しかし彼の職場の労働環境は、 徹底的にブラック──!!

飲酒、喫煙、ストレス、睡眠不足……

不健康の総合商社のような世界で、過重労働の末に細胞たちは何を思うのか?
これは、あなたの体の物語──。

引用元:「はたらく細胞BLACK」公式サイト

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