「かがみの孤城」みんなの感想評価評判!ひどいつまらない?面白い?
話しがよく出来ていて、感心しました。
まず、物語は鏡を通る設定やお城にたどり着く設定など、話が良く出来ていていて、感心しました。また、7人の若者のつながりや、その元になる話しも有名な童話を使っていて、なじみやすかったです。作画は監督が原恵一さんということで、「クレヨンしんちゃん」シリーズの監督だと知って、クレヨンしんちゃんと全然イメージが違うので、驚きました。
声優は主人公のこころが俳優の當真あみさんということで、最近ドラマでよく見かけていて、なじみがありました。また、共演者に芦田愛菜さんや高山みなみさん、梶裕貴さんなど、有名な俳優さんや声優さんが多く、特に高山さんは高山さんの役の政宗の声が「名探偵コナン」のコナンによく似ていました。
予想を超える展開で面白い!
絵がキレイで好きだった。展開が気になり、最後まで真剣に見入ってしまった。クライマックスはハラハラドキドキ、予想を超える展開で、見ていて、「そういうことー!?」と思わず声が出てしまった。
最後、描かれていない子たちのその後も、どのようになっていったのかが気になった。見ていて声優さんの中に芦田愛菜さん、コナンの声をやっている方がいるのに気づいて、注目して見ていた。コナンの声の方がやっているキャラクターが後半で「真実はいつもひとつ!」というセリフがあり、びっくりしたし、そのセリフが他の作品で聞くことが出来て嬉しかった。
見終わった後に声優さんについて調べたら、他にも知っている有名人の方々が沢山声をやっていて驚いた。とても豪華だと思った。それを意識した上でもう一度見たいと思った。
声優をもう少し考えて欲しい
物語の面白さは原作からいっても文句なしに面白い。ただ、原作を知っている人間からすると、原作の面白さがわかっているだけに、演者である声優の演技力で完全に物語への没頭が妨げられるのは勘弁してほしいと思ってしまう。
中には梶裕貴や高山みなみといった正統派の声優が参加していて、それはもう素晴らしくお上手であり、聞いていて安心感しかないほどうまさが実に際立つわけだが、それだけに、申し訳ないが「声の演技が下手」な面子の残念さ加減がそれ以上に目立ってしまうのは皮肉なことだ。
話題性の高い映画ほど、下手な声優を採用しがちだが、あれは何なのですかね、何かの力関係なのでしょうかね?作品の質を考えるなら実にもったいないことだと思う。
心の奥底に響く物語
「かがみの孤城」を観て、心がぎゅっと掴まれるような感覚を味わいました。この作品は、枠を超え、心の奥深くに語りかけてくる何か特別な魔法を持っています。原恵一監督の繊細な演出が、孤独と戦う中学生たちの心情をリアルに映し出していて、見る者の心に強く訴えかけてきます。
高山みなみさんが声を担当したキャラクターは、そのユニークな存在感で、作品に華を添えていました。その声が耳に残り、「真実はいつもひとつ!」というセリフは、思わず笑みがこぼれるほどでした。
しかし、中学生たちが時代を超えて繋がる設定には、少し違和感を覚える部分もありました。42歳もの年齢差があるとはいえ、共感できる点が見つからないとは思えません。それに、パラレルワールドの存在を示唆する場面は、もっと早くから気付くべきだったかもしれません。
それでも、この作品の魅力はそれをはるかに超えています。子供たちが鏡を通じて訪れる「かがみの孤城」は、現実世界では味わえない、特別な絆と冒険を提供してくれます。このお城で過ごす時間は、子供たちにとって唯一無二の安息の場であり、彼らの心に深い印象を残すことでしょう。
そして、最も心を打たれたのは、この作品が持つ優しさと温かさです。イジメやハラスメントに苦しむ子供たちだけでなく、すべての人に対して癒しと勇気を与えてくれます。アニメとしての描写には若干の物足りなさを感じたものの、そのメッセージは強く、鮮明に伝わってきました。
「かがみの孤城」は、心の奥底に残る、特別な作品です。観る者それぞれに、異なる感動を与えてくれるでしょう。
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「かがみの孤城」の作品情報
基本情報
タイトル | かがみの孤城 |
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読み方 | かがみのこじょう |
原作 | 辻村深月 |
制作会社 | A-1 Pictures |
上映日 | 2022年12月23日〜 |
上映時間 | 116分 |
配給 | 松竹 |
作品概要・あらすじ内容
「かがみの孤城」は、いじめによって学校に行けなくなった中学1年生の安西こころが、不思議な力で自室の鏡を通じて異世界の孤城に導かれる物語です。この城では、こころを含む7人の中学生たちが「オオカミさま」と呼ばれる謎の少女に出会います。
彼女は子どもたちに城内に隠された「願いの鍵」を探すゲームを提案します。この鍵を見つけた者は、どんな願いでも叶えることができるというのです。
映画「かがみの孤城」では、それぞれのキャラクターは固有の問題や葛藤を抱えており、孤城での体験を通じて成長していきます。中でも主人公こころは、他人との関係を通じて自己を見つめ直し、自分と向き合う勇気を学んでいきます。
また、「オオカミさま」やリオン、フウカ、スバル、マサムネ、ウレシノ、アキといったキャラクターたちもまた、それぞれに心に傷を抱え、孤城での冒険を通して自らを解放していく過程が描かれています。
映画はファンタジーの要素と心理描写が巧みに組み合わさっており、観る者を魅了します。この孤城での奇妙な冒険は、ただのゲームではなく、彼らにとっての自己発見の旅でもあるのです。
その背景には、現実世界での彼らの問題や、それを乗り越えるためのヒントが隠されています。この映画は、冒険と成長の物語であり、視聴者に深い感動を与える作品です。