「RE-MAIN(リメイン)」みんなの感想評価とネタバレ考察
主人公の声優さんの演技力がすごい!
記憶喪失になってしまい、高校1年なのに精神年齢小学6年生になってしまった清水みなとが主人公。彼は中学時代、非常に優秀な水球選手だったにもかかわらずその当時の記憶を失ってしまっています。
でも、高校で新しく仲間と出会って水球を一から始める…青春スポーツアニメって感じ。主人公の声優さん、上村祐翔さんなんですが、小学生の時の記憶から、中学時代の記憶を取り戻した時のその差がすごい!
最初の頃の無邪気な声から一転して、能力主義の傲慢な奴に変貌します。演技力がすごいです。一度はこんなにレベルの低いメンバーで水球なんてしたくないと言うみなとですが、周りとの絆が深まっていくにつれて心を入れ替えていきます。その過程も見どころだと思います!
MPPAのオリジナル水球アニメは一筋縄ではいかない物語
こちら原作のないオリジナルのスポーツアニメなのですが、題材が水球というあまり見かけない新鮮なものです。水球のルールを知らなくても楽しめると私は感じています。何故なら主人公が記憶喪失だからです。
そのせいで全国区だった主人公は水球のルールも忘れ、そこに携わって行くので、視聴者もそれについて行けばOKという事で、ルールを知らなくても楽しめます。
この『主人公が記憶喪失』という地雷を抱えたまま話が進んで、部内も家族とも良い雰囲気で来ていたのに、その地雷は突如爆発した時は、1クールなのに急展開!とシナリオに引き込まれました。
この話の着地点も意外で、主人公のみなと君は記憶が戻ったら人格が豹変、そしてそのまま話を続行する…。部員は困惑しちゃいますよね。何より当人のみなと君を見ているのが辛かったです。
記憶さえ無くならなければ、トップクラスのプレイヤーだった筈で、それが今や1年のブランクと留年の上、水球プレイヤーとして気持ちとカラダの現状が追いつかない…。
正直、母親がいくら謝っても私なら許すに至るのにどれだけの時間を要するだろう…と。
かなり過酷な状況に置かれた主人公だと思います。ですが、この話は着地点が素晴らしいと思ったのです。記憶喪失だった頃のみなとくんこそ、本来求めていた彼の本質だったから。だから、みなと君は『変われた』その瞬間こそ、アニメ最終話のパスだったと思うのです。
みなと君中心に語りましたが、彼を取り巻く部員も個性的です。皆色々な葛藤や意見がある中でまとまっていく。スポーツ作品の醍醐味でした。ユニフォームの一件の『変』はこのチームらしいな、と感じました。そのユニフォームを着用するメンバーは鋼の心持ってるなー!と思うばかりです。
オリジナルアニメという事で原作もありません。誰でも予備知識なしで楽しめる、良い作品だと思いました。
記憶をなくした元天才水球選手の再挑戦!!スポーツ青春アニメ!
物語は主人公が記憶を無くしている状態から始まり、そんな始まりなの!とびっくりして先が気になりました。そこから、記憶を無くしたなりに新しい自分として仲間と絆を作っていく所はとても見ていて気持ちよかったです。
山南水球部のメンバーも1人1人個性的ですが、いい人ぞろいなので、部活の良さをぎゅっと詰めたような場面がたくさんあります。部活中だけでなく、終わった後に一緒にお風呂に入ったり、ご飯を食べたりといった場面もあり、部活の雰囲気の良さがとてもよかったです。
だからこそ、途中で主人公のみなとが、山南部員達のことを忘れてしまうところは辛かったし、みなとの感じが悪く少しイライラしました。
でも、このときのみなと役の声優、上村さんの演技は素晴らしく、今までのみなととは別人になってしまったと周りが戸惑うのも当たり前だと思うくらい、声も雰囲気も変わっていました。
でも、このみなとの感じの悪さも伏線だったのだと思います。最後の感じが悪いと見せかけて、部員の中でも非力な牛窓くんにパスをしてシュートを決めさせるシーンは、あの感じの悪いみなとを見ていたからこそ際立っていました。
思わず泣いてしまいました。作画は全編を通して綺麗で、水球の激しさも伝わってきました。山南水球部の続きの挑戦を見られるなら見たいと思いました!
珍しい水球アニメながら8話がある意味分岐点?
水球という比較的マイナーなスポーツを題材にした作品で、交通事故で中学3年間の記憶を失い、小学6年の精神のままで中学生活を送ることになる、という主人公のくだりが一風変わった出だしとなっていますが、基本的には水球という事もあり、イケメンキャラが半裸のシーンが多いので、女性向けアニメの感がありますが、水球のシーン自体少な目なので、スポ根ものというにはやや競技の描写が少ないので、言い切れない感もあります。
また、ある意味転換期となるのは8話で、主人公の失った記憶が戻るのですが、同時に記憶喪失中の出来事は消え、性格も180度変わってしまい、悪い言い方をすれば、それまでの積み重ねを壊す形になるので、このあたり好みが大きく分かれそうだと感じました。
弱小水球部が強くなっていく面白さと2度の記憶障害が絡み合って最高に面白いです
「RE-MAIN」はテレビオリジナルアニメで、水球で日本一に輝いた男子中学生が事故で記憶を無くしても水球に向き合っていくお話です。みなとは過去3年間の記憶が無くなってしまった事で、水球をやっていた事も忘れ小学生に戻ってしまい、妹が成長していた事にビックリして可愛そうでした。
性格も小学生の頃に戻ってしまったのが、元の性格とのギャップで波乱があって面白いです。高校生になったみなとに、元後輩や部員がいない水球部のキャプテンが入部するように説得に来て笑えます。
みなとも興味があるようで、嫌だと言いながらも耳を貸しているのが微笑ましいです。ノリの軽いキャプテン城島と、みなと大好きな後輩の栄太郎が良いコンビで笑えます。
性格の全然違う新入部員も3人入って、癖のある網浜が兄へのコンプレックスで何考えてるか読めないけど、試合が出来る人数になったのは良かったです。水球をよく知らないので、練習風景やルールを説明してくれるのは知識欲が湧いて面白かったです。
みなとが家でもビデオ撮ったり、記録を付けたりして頑張っていたのは感心しました。小学生相手に練習試合をしてもらえる事になったけど、ボロクソに負けて凹んでいたのは青春でしたね。部のジャージを作ろうと気の利いた事を城島がして見直しました。
網浜は兄から貰ったジャージに固執していたけど、みなとの話でお揃いにしたのは微笑ましかったけど、慌てていた城島のせいで変という漢字一文字になったり、水球を間違えた英語で刺繍されているしで笑えます。
みなとが自分の部屋で見つけたビデオに昔の威張っている自分が映っていて、衝撃を受けたのは可愛そうでした、ちぬからも衝撃の事実を聞かされて、事故に遭うなんて震えます。
その事故の影響で記憶は戻ったけど、記憶障害だった時の事を忘れてしまったなんて悲劇ですね。性格の悪いみなとは荒れて周りに酷い事言ったりと、イラッとしまうが泣いているのを見るとこっちまで泣けてきます。
最初は反発していた水球部に入る事にしたみなとが、今の自分の体にガッカリして何度も同じ思いをしているのは可愛そうだけど、水球部の皆が笑って支えてくれるのが感動します。
今のみなとでも優しかった時のみなとでも、水球部の皆と一緒に試合に向けて頑張って欲しいですね。声優陣は人気声優さんが勢揃いしていて贅沢なアニメです。
特にキャプテン役の木村昴さんの声は独特なので分かりやすかったし、花江夏樹さんも富山健役でチラッと登場しているのでチェックしてみて下さい。
オープニング曲はENHYPENの高音ボイスが爽やかな雰囲気を出していて、一生懸命に頑張る水球部を上手いこと表現しています。エンディング曲は仲村宗悟が主人公のみなとの気持ちを切なく表現していて、色々とあったけど頑張って欲しいと応援したくなります。
「RE-MAIN(リメイン)」の感想を書く(ネタバレ考察あり)
「RE-MAIN(リメイン)」の作品情報
基本情報
タイトル | RE-MAIN |
---|---|
読み方 | リメイン |
原作 | 西田征史 バンダイナムコアーツ MAPPA |
アニメーション制作会社 | MAPPA |
アニメ放送期間 | 2021年7月~ |
話数 | 全12話 |
アニメ放送局 | テレビ朝日系列ほか |