「氷菓」みんなの感想評価とネタバレ考察
ミステリーとして凡作
ミステリーが好きなら他を先に見ましょう
青春とミステリーを掛け合わせた爽快感のあるアニメ🍨
これは、好きか嫌いか、ハマるか否かは見る人によるアニメだなーと。なにか、普通に見るだけじゃどハマリはしないようなアニメと感じました。私は凄くどハマリしました笑好きな人はすごく好きだと思います。少し奥にあるアニメって感じです(?)
内容はすごーーく面白かったです。天才だなと思いました。主人公の折木が、でもありますが原作者の方や文字から絵を思いうかべたアニメ製作者?などなど。少し難しい話をしますがそれをしっかり解説してくれるのが嬉しかったし、解説されている時に自分の頭の中でピースがはまっていく感じが楽しかったです。京アニさんでは色々ありましたが、また続編がみたいと思いました。他に感想を書いた方も言っていますが、京アニだから見たい!!と思いました。私も完全回復を待つばかりです。
「わたし、気になります!」が灰色の日常を変えていく!
省エネモードで生きていたい折木奉太郎は、ひょんなことから古典部に入部することになります。気になったら動かずにはいられないヒロイン千反田に圧倒された折木は、省エネモードを守りながら、なるべく動かずに手元にある情報から事件を頭脳で解決していきます。
友情、恋愛、羨望が関わり、折木の灰色の生活は少しずつ変わっていく、という物語です。謎解きも面白いですし、作画も京都アニメーションでとても綺麗でどんどん話に引き込まれていきます。
声優さんもキャラクターにしっくりと馴染んでおり、とても躍動感がありました。主人公の声は中村悠一さんの落ち着いたボイスです。「わたし、気になります!」の一言で折木の日常を少しずつ変えていくヒロインの迫力と可愛さを是非、楽しんでもらえればと思います。
事件は大まかにわけて三つあり、それぞれが完結していくのですが、個人的には最初の事件である「氷菓」が一番好きです。この事件の答えが導き出されたとき、きっとこの世界にのめり込めると思います!是非、ご視聴ください。
夏になるとなぜかみたくなるアニメ
氷菓は京アニが制作したアニメで、とても作画が綺麗で劇場版アニメと思ってしまうほどでした。
高校に進学した主人公の折木奉太郎が千反田えるに誘われて、なし崩し的に古典部に入り、他二人の同級生たちと、千反田の口癖である「私気になります!」と興味や関心を持ったことや部外の人物に依頼されたことを解決していく話です。
基本的に一つの話を数話かけて進行していくことが多く、テンポは良いです。たまにある1話完結のお話もとてもクオリティが高く、見応えがあります。
ストーリーも面白いですが、千反田のリアクションがとても可愛らしく、主人公の折木のように視聴者もドギマギしてしまうことがあるかもしれません。
視聴感は非常に爽やかで最終話の終わり方も非常に綺麗でさっぱりしているのですが、いくつかの章といいますか、お話は少し後味が良くなかったり、鬱屈とした気分になってしまうものもありますが、それもビターな展開で楽しめる人には楽しめると感じました。
OPも前半後半で2つあるのですが、どちらも作風にあった爽やかさや青春の青臭さを感じる事ができて良いです。原作である小説はアニメ最終話以降の話があるそうなので続編もとても期待しています。
無気力男子高校生と好奇心旺盛女子高生コンビが送る、人の死なない日常系ミステリ
京アニが作画を担当しているので、背景などの絵がとにかく美しく、女の子がとても可愛らしいです。勿論メインヒロインの千反田えるも可愛らしいですが、気が強くてまっすぐだけれど不器用な伊原摩耶香がとても愛らしいです。
お話としては、高校生活の中で起こるちょっとした謎を、やらなくていいことはやらない、やるべきことは手短にがモットーの主人公・折木奉太郎が推理して解いていく物語で、基本的に1話完結の物語が多いのでとても見やすいです。
ミステリ描写の中に、高校生という年代だからこそ生じる甘酸っぱい青春や、同級生と自分を比べて感じてしまう劣等感、それに付随した悩みなど、青春アニメと呼べる要素もたくさん入っていて、見終わった後清涼感と少しの切なさを感じることができます。
先輩たちに注目せよ
作中の絵はとにかく綺麗です。圧倒されること間違いなでしょう。初見では嫌味な感じで登場する先輩たちは実はみんないい人で、いつの間にか千反田や奉太郎たちに振り回されていきます。
面白キャラに仕立て上げられる遠垣内先輩、千反田に困惑させられる入須先輩、みんな魅力的に見えてきますよ。特に漫研の河内先輩と湯浅部長のコンビは必見です。
伊原摩耶花と河内先輩が文化祭の出し物について、口論になったシーンでの湯浅先輩の動きに注目してください。そのおっとりとした見た目とは裏腹に、二人の口論を呼び物に仕立て上げるしたたかさに愕然とすることでしょう。
千反田と奉太郎の関係に進展はあるのか?省エネを人生のテーマに掲げる奉太郎が恋愛事にまい進することができるのでしょうか?
「わたし、気になります」
好奇心旺盛お嬢様と省エネ主義者の名探偵
好奇心旺盛でなんでも気になってしまうお嬢様「千反田える」と、面倒事はお断りの省エネ主義者「折木奉太郎」。ふたりは「古典部」に所属する高校生です。
学校で巻き起こる数々の謎に興味津々のえるは、奉太郎に謎解きを依頼し、最初は断る奉太郎も、なんだかんだ持ち前の推理力で次々と解決してしまうという物語です。
わたしはキャラの言葉遣いが好きでした。現実の高校生よりだいぶ大人びた言葉遣いが、日常ミステリーものの今作にどんどん引き込まれていくひとつの要因でした。
作画も素敵です!特に瞳の描かれ方が綺麗で、登場人物たちがなにかに興味を持ったり、気分が高揚したりするとキラキラと光るんです。視聴者もワクワクする演出でした。
氷菓と言えばの名台詞に、ヒロインえるの「わたし、気になります!」があります。この台詞から物語が動き出す、合図のようなものでした。ネットでも有名な台詞ですので、これからご覧になる方は、「来た来た!」と思って聞いてほしいと思います。
謎に夢中な箱入り娘と振り回される無気力な少年の青春群像劇
日常の謎をモチーフにした青春群像劇。主人公の折木奉太郎が、クラスメイトで地元の名家の1人娘である千反田えるが気になった謎に、論理的に解明する物語です。ミステリーですが大きな事件は起きず、会話劇を中心に話が進んでいきます。
アニメ会社京都アニメーションの綺麗な色彩や、オーバーな演出など鑑賞して飽きない工夫がされています。作画は2クールありましたが、一切崩れませんでした。可愛らしい表情や冷たい目線など表情も一押しです。
奉太郎の声を中村悠一さん。えるの声を佐藤聡美さんが担当しています。奉太郎の気怠げな声と犯人を追い詰める声が同じなのに、力強さが伝わってきます。声に力がある中村さんだからこそ味わえます。
オススメの話は『心当たりのある者は』です。氷菓の特徴である2人の会話のみでストーリーが展開していきます。面白いギミックの演出がこれでもかと詰め込まれ、原作者が1番地味だと評した話をテンポよく見せてくれます。
青春ならではの淡いシーンが珍しく差し込まれているのも特徴です。納得のいく終わり方なので是非見ていただきたいです。現在も連載中なのでストックが貯まれば続編を観たいです。
しかし放火事件により、監督が亡くなり会社も大きなダメージを受けました。京アニ以外では観たくありません。回復を願いつつ楽しみに待ちたいと思います。
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「氷菓」の作品情報
基本情報
タイトル | 氷菓 |
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読み方 | ひょうか |
原作 | 米澤穂信 |
アニメーション制作会社 | 京都アニメーション |
アニメ放送期間 | 2012年4月~9月 |
話数 | 全22話+OVA1話 |
アニメ放送局 | AT-Xほか |
声優(CV)・キャスト | 折木奉太郎役:中村悠一 千反田える役:佐藤聡美 福部里志役:阪口大助 伊原摩耶花役:茅野愛衣 折木供恵役:雪野五月 遠垣内将司役:置鮎龍太郎 入須冬実役:ゆかな 糸魚川養子役:小山茉美 十文字かほ役:早見沙織 沢木口美崎役:伊瀬茉莉也 |
あらすじ・ストーリー
省エネを信条とする高校一年生、折木奉太郎は、ひょんなことから廃部寸前のクラブ「古典部」に入部することに。「古典部」で出会った好奇心旺盛なヒロイン、千反田える。中学からの腐れ縁、伊原摩耶花と福部里志。
彼ら4人が神山高校を舞台に、数々の事件を推理していく青春学園ミステリ。
「わたし、気になります!」
奉太郎の安穏とした灰色の高校生活が、この一言で一変してしまった!!
引用元:「氷菓」公式サイト