猫物語(黒)

猫物語(黒)
(C) 西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
4.5
Rated 4.5 out of 5
5つ星のうち4.5 (合計2レビュー)
★550%
★450%
★30%
★20%
★10%

「猫物語(黒)」みんなの感想評価!面白い?つまらない?

痛むほどに傷だらけの青春を味わえる作品

Rated 5.0 out of 5
2023年9月7日

化物語のシリーズの一つで、主人公と物語のキーパーソンでもあった羽川の物語がついに語られることで物語がより深みを帯びていきます。羽川はこの前の物語でも度々登場し、主人公との含みのある関係性が伏線として描かれてきました。

羽川に対する態度は尊敬に近い友情で表現されており、それに対しての羽川の恋心が主軸にもなるのですが、羽川の正しさと環境の要因が実に見事に表現されていて、ただの恋物語ではなく、痛ましいほどに傷を抱えた青春時代の話としても見ることができます。

羽川の優秀さが際立つ一方で、家に囚われる子どもとしての一面もあり、それらを作画、声優、音楽が全て一体感をもって美しい映像として表現されています。主人公との最後のやり取りは、物語の中でも本当の見所だと思います。

子鹿丸の介

羽川翼の心情に焦点を当てたストーリー

Rated 4.0 out of 5
2023年8月29日

『猫物語(黒)』は物語シリーズに属し、主に阿良々木暦と羽川翼の関係と彼女の内面にスポットライトを当てています。この作品は羽川翼の心の葛藤や家庭環境にも深く掘り下げており、内容が非常にニッチです。

声優のパフォーマンスは特に注目すべきで、羽川翼の多面的な性格を見事に捉えていました。アニメーションも非常に洗練されており、特にキャラクターの感情表現が際立っています。ストーリー自体も非常に吸引力があり、特に羽川翼の心情に焦点を当てることで、彼女に対する理解が深まりました。

一方で、オープニングとエンディングにはいくつかの欠点がありました。特に、オープニングでの羽川のギターの配置が逆であったり、エンディング曲が印象に残らなかった点は改善が必要だと感じました。

それでも、全体的には『猫物語(黒)』は見る価値のあるアニメで、多くのポジティブな要素が詰まっています。ストーリーの深さ、高品質な作画、そして声優の優れた演技など、多くの面で楽しめる作品でした。

つばさキャット

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「猫物語(黒)」の作品情報

基本情報

タイトル 猫物語(黒)
読み方 ねこものがたりくろ
原作 西尾維新
アニメーション制作会社 シャフト
アニメ放送期間 2012年12月31日
話数 全4話
アニメ放送局 TOKYO MXほか

PVオープニング動画