「四月は君の嘘」みんなの感想評価とネタバレ考察
神アニメといわれた「四月は君の嘘」は泣けるし胸が苦しくなります
「四月は君の嘘」は神アニメといわれて絶賛されていました。宮崎かをりは余命わずかだと知って、どんな思いだったのかと思うと胸が苦しくなります。好き勝手で自由奔放のような行動ですが、公生と一緒にすごすことで彼女に未練が生まれたように感じました。
生きている証というか、後悔を残さないために自分の思いのままに生きぬいた1年で主人公とヒロインが大きく成長していった素晴らしいストーリです。
主人公やヒロインの葛藤や困難を描いていて、私たち視聴者にわかりやすく伝えています。素直にみることができ、とても泣けてしまうアニメです。思わず引き込まれてしまうストーリです。音楽を題材にしているのも見どころです。演奏しているシーンは実際にプロが弾いています。
キラキラした青春に切ない思い
高校生の青春ストーリーではあるのですが、物語は一見キラキラした話の展開で、楽しく面白く見れます。ストーリーが進むにつれて、各キャラクターの背景が見え、切ない。辛い。悲しいという気持ちが多くなりその辺りは気持ちがへこんでしまいそうになります。
しかし、一生懸命なキャラクターたちの姿に頑張れ!というような気持ちもなります。
生死の絡むストーリーが苦手な方は見るのが辛くなるかもしれませんが、ピアノとヴァイオリンの綺麗な曲が素敵です。
アニメの絵がとても可愛く、割と番人受けする絵ではないかなと思います。声優さんには逢坂良太さんをはじめ、種田梨沙さんなど、アニメを見る方には聞き覚えのある声の声優さんが参加されています。
2人の天才中学生ピアニストとヴァイオリニストが互いを認め合って成長していく美しくも悲しい物語
この作品の序盤は、天才中学生ピアニストの有馬公生と、圧倒的で個性的な演奏をするヴァイオリニストの宮園かをりとの出会いから始まって、亡くなった母からの英才教育によるトラウマを公生が克服する話がメインになっています。
この部分は、公生のトラウマがよく表現されていたと思います。かをりとの出会いと一緒に演奏する機会が増えていった事が、公生のトラウマ克服の鍵になったのは間違いありません。
後半は、かをりが持病で最後は死に至ってしまいますが、公生とかをりのそれぞれの想いが交わり、最期の別れに繋がっていく部分は、とても悲しかったです。序盤元気過ぎるように思えたかをりが、後半でどんどん衰弱していくとは思いませんでした。
もう少し、2人がセッションする姿を描いて欲しかったと思います。かをりの持病がどのようなものだったのかは、物語で具体的に描かれていなかったので、その点はモヤっとして気になりました。しかし、物語自体はきれいにまとめ上がられたのかなと感じます。
アニメで描かれる演奏シーン
アニメーションで演奏しているシーンの迫力を出すということは、とても難しいことだと感じます。バンドなどでの演奏シーンならともかく、この作品ではバイオリンとピアノでの演奏シーンを描かなければいけません。
特にピアノの演奏では体をあまり大きく動かすということもないため、非常に難しいのではないかと感じていました。しかし実際見てみると、その不安はかき消されました。
ピアノの演奏シーンでは公正の心の中の悩みが、とてもうまく表現されていて、見ている我々が公正のことを応援したくなるようになり、またかおりの演奏では彼女の元気さ、またたくましさを感じ取ることができました。
人の心の感情表現を演奏で表すという作品を今まで見たことがなかったので、とても新鮮な気持ちになったとともに、アニメーターの方々の偉大さを感じることができました。
泣ける!友情と音楽の感動ストーリー
四月は君の嘘は、バイオリニストの「かをり」が病を患いながらも以前ピアニストとして活躍していたが、母親の死をきっかけにピアノが弾けなくなった公正と一緒に演奏がしたいと、公正を奮起させていくストーリーとなっています。
かをりは楽譜を越える弾き方でバイオリンを弾きますが、アニメでは演奏シーンの迫力がとてもあり、漫画で見ていて想像していた公正のピアノのシーンも、実際に聞けて感動しました。
かをりの暴言や性格は相変わらずですが、かをりの演奏シーンが私は大好きですし、公正がついにピアノを弾いたシーンでは涙が止まりませんでした。
最終的にかをりと公正は実際には一緒に演奏はできませんでしたが、公正のコンクール中に突然幻として姿を現したかをりが、公正のピアノに合わせてバイオリンを弾き、かをりと公正の夢は叶ったのではないのかなと思いました。
儚くも必死で生きようとした少女の物語
かつて天才少年と言われたピアニストの主人公・有馬公生。様々な苦悩を抱えながら過ごしていたある日、幼馴染の澤部椿からちょっと変わった空気を持つ少女・宮園かをりを紹介されます。
彼女との出会いがきっかけで、公生の真っ暗だった人生に再び光がさすことになるのでした。かをりの身勝手な行動に振り回されながら、ピアノの天才少年としての自分を取り戻していく公生。そんな2人の行動を気にしている椿の様子などがこの作品の見所です。
中学生の淡い日常と音楽コンクールという過酷な状況を対比させ、何かを成し遂げることとはどういうことなのかをうまく示していきました。周囲だけでなくライバルたちとのしのぎを削る勝負が本当に素晴らしい出来栄えです。
かをりの悲しい運命とそれに向き合うことになる公生の姿は、心に深く刻まれる内容です。作中でも語られている通り、心に彩りを与えてくれるストーリーでいつまでも印象に残ります。
自分も頑張ろう!と思える感動アニメ。
主人公の有馬公生が、宮園かをりによって変わっていくのが、とても印象的な物語でした。
宮園かをりは自分が死ぬ病気だとわかっていても、いつも明るくて元気に振る舞っていて、そのおかげで有馬公生も勇気をもらい自分の過去と向き合い、変わっていくのですが、視聴者の私も宮園かをりから勇気や元気をもらいました。
サブキャラの椿や渡も、みんなそれぞれ悩みを抱えているけど、みんな自分よりも友達の事を思いやれる良い子たちばかりで…渡はチャラそうにしているけど周りの事よく見てて、本当にいい奴だと思います。
ストーリーは最後は悲しいけど、音楽の力そのものを感じる事ができる、前向きなストーリーで、最後の終わり方もすっきりと終わる。感動も笑いもあるいいアニメです。
「四月は君の嘘」の感想を書く(ネタバレ考察あり)
「四月は君の嘘」の作品情報
基本情報
タイトル | 四月は君の嘘 |
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読み方 | しがつはきみのうそ |
原作 | 新川直司 |
アニメーション制作会社 | A-1 Pictures |
アニメ放送期間 | 2014年10月~2015年3月 |
話数 | 全22話 |
アニメ放送局 | フジテレビほか |
声優(CV)・キャスト | 有馬 公生役:花江夏樹 宮園 かをり役:種田梨沙 澤部 椿役:佐倉綾音 渡 亮太役:逢坂良太 井川 絵見役:早見沙織 相座 武士役:梶裕貴 有馬 早希役: 能登麻美子 瀬戸 紘子役:園崎未恵 相座 凪役:茅野愛衣 三池 俊也役:寺崎裕香 |
あらすじ・ストーリー
母の死をきっかけにピアノが弾けなくなった元天才少年・有馬公生。モノクロームだった彼の日常は、一人のヴァイオリニストとの出逢いから色付き始める。
傍若無人、喧嘩上等、でも個性あふれる演奏家・宮園かをり。少女に魅せられた公生は自分の足で14歳の今を走り始める。
引用元:「四月は君の嘘」公式サイト