BLOODY ESCAPE(ブラッディエスケープ)

BLOODY ESCAPE(ブラッディエスケープ)
(C) 2024 BLOODY ESCAPE製作委員会
3.0
Rated 3.0 out of 5
5つ星のうち3.0 (合計1レビュー)
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「BLOODY ESCAPE(ブラッディエスケープ)」みんなの感想と評価口コミ!面白い?つまらない?

改造人間の壮絶な逃走、心を揺さぶるバイオレンスアクション

Rated 3.0 out of 5
2024年1月28日

「BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-」は、ただのアクション映画とは一線を画す、心を揺さぶる作品でした。改造人間キサラギの逃走劇は、ただの追いかけっこではありません。キサラギの逃走は、自分自身との戦いでもあるのです。

キサラギが直面するヤクザや不滅騎士団との戦いは、ただの肉体的な戦いではなく、彼の存在意義を問う深い物語が込められています。

特に印象的だったのは、キサラギとルナルゥの関係性です。彼女の純粋さが、改造されたキサラギの心にも影響を与え、彼の中にある「人間らしさ」を引き出していく様子は、見ていて心が痛むほどでした。

また、山寺宏一さんが演じるヴァンパイアのボスのキャラクターは、その気持ち悪さと同時に、なぜか魅力を感じさせる不思議な存在感がありました。

この映画は、ただのバイオレンスアクションでは終わらない深いメッセージがあります。改造人間という非人間的な存在が、人間らしさを取り戻す旅は、私たちにとっても大きな意味を持つのではないでしょうか。

ルシファー

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「BLOODY ESCAPE(ブラッディエスケープ)」の作品情報

基本情報

タイトル BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-
読み方 ブラッディエスケープ じごくのとうそうげき
原作 SSF
監督 谷口悟朗
脚本 谷口悟朗
上映日 2024年1月5日
上映時間 97分
配給 ギャガ

作品概要・あらすじ内容

「BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-」は、未来の東京を舞台にした、改造人間、吸血鬼集団、ヤクザが入り乱れるバイオレンスアクション映画です。

監督は谷口悟朗で、彼は「コードギアス」シリーズや「ONE PIECE FILM RED」などで知られています。本作では、改造人間となったキサラギが、不死身の吸血鬼集団「不滅騎士団」と、親分の敵討ちを誓うヤクザたちに追われる逃走劇が描かれています。

物語は、東京が壁で分断された未来で繰り広げられ、キサラギは敵に容赦なく立ち向かいます。その逃走劇は、ただの走りと追いかけだけではなく、車や列車を用いた派手なアクションが特徴です。

谷口監督は、物語のテンポを大切にし、観客が少し息抜きできる「間」を作ることを意識しています。映画には犬のような獣人のキャラクターも登場し、情報量が多い物語の中で観客に安らぎの瞬間を提供しています。

また、キサラギ以外のキャラクターたちも魅力的です。クルスは、妹思いの強いキャラクターで、彼の行動や選択はすべて妹を中心に回っています。ジャミは、物語の中で重要な役割を果たし、最後はキサラギを救うために命を投げ出します。

一方で、転法輪はヴァンパイアに振り回される哀しいキャラクターですが、彼の戦い方には見応えがあります。

このように、「BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-」は、ただのバイオレンスアクション映画ではなく、魅力的なキャラクター、派手なアクション、観客を惹きつける物語性を持ち合わせています。

改造人間、吸血鬼、ヤクザの三つ巴の戦いが繰り広げられるこの映画は、観る者を魅了すること間違いなしです。

PV予告動画