「SHIROBAKO」みんなの感想評価とネタバレ考察
最初の作画エピソードまで見ましょう
それでどんな作品かわかると思います
最後まで高品質で楽しめる作品でした
アニメ制作現場を描いた忠実に描いたアニメ
この作品はアニメ制作の現場を時にはコミカルに時にはシリアスに描いた作品であり、アニメの製作会社に入社した新入社員である宮森あおいと、彼女の親友たち五人の女の子を中心に話が進んでいきます。
基本的にはクリエイターたちの活躍や、納期に間に合わせるためのドタバタ劇がコミカルに描かれていますが、それだけではなく仕事がなかなか見つからない声優の苦労や、原画担当の厳しい状況なども描写されていて、非常にリアルな作品です。
主人公たち以外のキャラクターもとても個性的で、「万策尽きた!」が口癖の制作デスクが印象的でした。作画も全体的に良く、バッティングセンターや謎のダンスのシーンなどでは、無駄に凝った作画されているのも面白いところです。
おそらく、製作現場はとても苦労していたと思いますが、そういうことを考えながら見られるのもこの作品のよいところかと思います。全体的にアニメが好きでこの作品を見たことがない方にはぜひみてもらいたいです。
人間関係のリアルさが若干欠けるが、日々の仕事を頑張る社会人に活力を注いでくれる作品!
まずは、「物語」「作画」「声優」「音楽」「キャラ」など良い点、悪い点について書き出していきます。
物語の舞台はアニメの制作現場ですが、主要キャラ5人がそれぞれ別の分野で制作に携わり、実際にアニメがどのような流れで完成していくのか、大まかに知ることができるのが、アニメ好きな視聴者の知的好奇心を満たしてくれます。
作画も音楽も特段乱れがなく、物語に集中できる完成度となっています。声優さんについては、木村珠莉さんが主役の宮森あおいだけでなく、そのイマジナリーフレンドのミムジーとロロも演じており、キャリアの浅さを感じさせない一人芝居が特に良かったです。
キャラクターは全体的に良い子が多く、見やすさの点では良い点となりますが、リアリティーを求める人には欠点にもなると感じました。
次に、終わり方については、「ドーナツの誓い」を共にする主要キャラ5人があらためてアニメ制作に対する決意を固めることで終わり、続きが作れるような終わり方になっていて、実際に劇場版が制作されました。自分も日常の仕事を頑張っていこう、と思わされる爽やかな後味でした。
また、続編については、実際に劇場版が制作されており、テレビアニメの後日譚が描かれています。主要キャラたちの学生時代も別メディアで展開されており、そちらのストーリーも機会があればアニメ化してほしいと思っています。
最後に、個人的に好きなシーンは、庵野秀明さんそっくりな菅野光明というキャラのもとを主人公のあおいが訪れて交渉するシーンで、前半のクライマックスとなっています。
アニメ制作現場の実態がわかる
この作品はアニメ制作の実態を描いたアニメで、色々なノルマや作画作成など、ありとあらゆるアニメに関してのことがわかるので、見ていて非常に為になるというか面白いです。
締め切りまでに作業を完成させないといけないというハラハラ感も味わえますし、出来上がったアニメを放送日にみんなで鑑賞するという展開も見ていてとても良いです。
作画はちょっと萌えキャラ要素が強いのですが、内容はちゃんとしているので、毛嫌いせずに見て欲しいです。一番自分がこの作品で注目したのは声優さんの芝居ですね。とてもキャラに熱が込められていて、聞いているとキャラクターが実在しているのかという錯覚に陥った感覚がありました。
そのくらいすごいと断言できます。話題になった作品ですから、見たらやっぱり面白かったですね。
熱いアニメ作りの物語
放送中、途中からの視聴でしたが一気にハマりこみ、有料の配信サイトに登録して1話から視聴し直しました。
「アニメってどうやって作ってるの?」の全てが詰め込まれた味わい深いアニメで、楽しい仕事ではあるけれど、その分ものすごく苦労をしてひとつのアニメを作っているんだ、というのが痛い程伝わってきます。
特に、前半で作っていた「えくそだすっ!」という作品の最終話で、走る馬の大軍を描かなければならないシーンで、「作画量だけでも凄まじい量なのに、さらに馬が描けるアニメーターなんかスっと見つからないよ!」と大ピンチになるのですが、主人公にして制作進行を務める宮森あおいが、窓際族となっていた伝説のアニメーター・杉江を抜擢し、皆の輪に混ざって楽しくアニメを作る姿は感動的でした。
働く女の子シリーズの傑作
PAワークスのはたらく女の子シリーズの本作品は、アニメ制作会社で働く宮森を主人公としてアニメを作る大変さを描いたアニメである。SHIROBAKOを語る上ではストーリーについて触れないわけにはいかない。
2クールに面白いシーン・考えさせられるシーン・泣けるシーンなど、いろいろな話が詰まっている。
それらがアニメ制作という筋に乗っかっているため、不自然さや無理矢理感がなく、全体のストーリー・個別のストーリーという、どちらの観点からも完璧と言える稀有なアニメだ。
そして何より作品を彩る多種多様なキャラが全員人間味にあふれており、最後には全員が好きになっている。宮森の成長とともに各キャラの成長を見るだけで、たくさん学べるものがあるとてもいいアニメである。
「SHIROBAKO」の感想を書く(ネタバレ考察あり)
「SHIROBAKO」の作品情報
基本情報
タイトル | SHIROBAKO |
---|---|
読み方 | しろばこ |
原作 | 武蔵野アニメーション |
アニメーション制作会社 | P.A.WORKS |
アニメ放送期間 | 2014年10月9日~2015年3月26日 |
話数 | 全24話+OVA2話 |
アニメ放送局 | TOKYO MXほか |
声優(CV)・キャスト | 宮森 あおい役:木村珠莉 安原 絵麻役:佳村はるか 坂木 しずか役:千菅春香 藤堂 美沙役:髙野麻美 今井 みどり役:大和田仁美 丸川 正人役:高木渉 興津 由佳役:中原麻衣 高梨 太郎役:吉野裕行 矢野 エリカ役:山岡ゆり 落合 達也役:松岡禎丞 |
あらすじ・ストーリー
シロバコとは映像業界で使われる白い箱に入ったビデオテープの事であり、ひとつの作品が完成した際に、制作者が最初に手にする事が出来る成果物である。
イラストや写真等で華やかに作られている販売用パッケージと比べれば、白い箱に入っただけのテープは地味かもしれない。しかし、そこにはクリエイター達の想いが詰まっている。
この物語は、5人の夢追う女の子を中心に、シロバコの完成を目指し奮闘するアニメ業界にスポットを当て日々起こるトラブルや、クリエイティブな仕事ゆえに起こる葛藤や挫折、集団で作るからこそ起こる結束や衝突といったアニメ業界の日常を描いた群像劇作品である。
そして、5人が共に目指した夢への挑戦。その先に見出す希望へと続くサクセスストーリー。
そう、アニメの今がここにある・・・
引用元:「SHIROBAKO」公式サイト