「リゼロ/Re:ゼロから始める異世界生活(1期~2期)」みんなのネタバレ考察と感想評価
主人公の覚悟が良い
全くリゼロのことを知らなかった時には量産型の異世界物だと思っていました。しかし見始めて 1話目からシリアスな展開になり、有名で根強い人気がある理由がすぐにわかりました。また登場人物のタヒぬシーンが多く、すごくリアルな心情が描かれています。そのため異世界物と言うかなり軽くありふれたフレーズで説明されてしまいそうな物語にとても良い重さを与えてくれます。
死に戻りの力で自分の未来を切り開く物語
物語の始まりはよくある異世界転生物かと思っていましたが、話が進むにつれてストリーの深さと、死ぬことによってタイムリープする主人公の姿から目が離せなくなります。
主人公であるスバルはある日、突然異世界に召喚されてしまいますが、特殊な能力や魔法などが使える訳でもなく普通の男の子です。
そんな彼が死んでから気が付いた能力、それが死に戻りで、主人公が使える能力としてはあまりにも酷な能力ですよね。自分に備わったこの力に頼ったり、時には死んでも死にきれないことに苦しむ姿がなんとも言えません。
普通の人なら、死なないと使えない能力なんて使いたくもないですよね。それでも愛す人や仲間の為に、死に戻りの力を最大限に使うスバルを見ていると、自然と勇気をもらえます。
リゼロ 好きな所
印象に残ったシーンは、禁書庫が燃え盛る中、そこでスバルと最後の邂逅になるかもしれないと思われたシーンです。
スバルが自分を助けてくれ、俺を選べと言い、ベアトリスが禁書庫を自ら抜け出すと言った行動を起こし、スバルと共にエミリアの元に駆け付けると言った行動まで起こして貰えて嬉しいシーンでした。
ベアトリスは一期でもスバルがやり直す世界で、スバルと共に禁書庫から出て来てくれたのですが、その時とは異なり、二期だと本気でスバルに心を開いてくれていたと言うのが分かります。
演出では重要な台詞と一緒に、後期のエンディングが流れると言うシーンはとても感動します。全体的に見て、二期は一期に比べるとグロシーンは若干少なめに感じました。
エミリアの過去の話はまだかまだかと焦らされましたが、結果的に三話かけて丁寧に描写されていたことで満足しました。
フォルトナとエミリア、ジュースの関係はほっこりするけど切ないです。同時にペテルギウスの正体が皮肉にも分かると言った所がありました。一期第三章編をもう一回見たくなりました。
クライマックス回を迎えたリゼロシリーズのアニメ二期ですが、最終回の終わりは第四章が終盤で死者も少なく、このシリーズとしては綺麗に終わったと思います。
スバルがロズワールとエキドナの野望を止めると言った第四章ですが、エキドナのどんなことでも合理的に対処する所はキャラクターとしては大好きです。
個人的にはレムが未だに眠りながら、ラムが椅子に座らせていることから、この物語はエミリアの過去に出てきた未知の魔女を含めて、まだ終わっていないと思います。
レム派は完全なハッピーエンドでもない為、リゼロ自体凄く良い話なんですが、評価はちょっと人を選ぶ内容であると判断しました。
転生系である事を忘れてしまう
異世界転生系のアニメで、主人公が「死に戻り」という権能を持ち異世界に転生する。なんど死んでもやり直しのきく能力で、様々な困難を解決する主人公の姿、女性キャラクターの可愛さに異世界系であることをすっかり忘れてしまいました。
他にもOPでの独特な世界観の表現の仕方や、効果音、アニメの内容以外でも注目するポイントが多々あります。アニメでは主人公を魔女の使いだと疑い、敵対意識しかなかったレムが泣きながら抱きつき、「好き」だと伝えるシーンは何度も見返してしまいます。
2期ではそんなレムの登場シーンも存在を消され、少なくなってしまいましたが、メインヒロインのエミリアの成長、ベアトリスのヒロイン化、最終回まで毎話楽しみに見ていました。
スバルがカッコよすぎ!
「Re:ゼロから始める異世界生活(1期~2期)」で、主人公のスバルが最初の頃のだらしない頼りないダメ男って感じから、かなり頼れる男に変貌していく様子が期待以上で面白かったです。
なぜかみんなに好かれるスバルの性格も、最初は「なんでかな?」と思っていましたが、話しが進むうちに何となく分かるような気がしてきました。個人的には、途中でラムがあんな風になってしまったのが非常に残念です。
出来れば最終回までにスバルがなんとかしてラムを元のラムに戻してもらいたいです。ラムが元に戻ったとしたらスバルは、ラムとエミリアのどちらを選ぶのか気になりますが、スバルのことなので両方ともうまい具合に付き合っていくのかなと思います。
そろそろ最終回が近そうですが、もう一度スバルが成長するきっかけとなる出来事が起こりそうなので、期待しています。
ナツキ・スバルが生死の先に勝ち取った世界。
主人公で高校生のナツキ・スバルが、異世界に行き様々な問題に直面し、問題を解決していくというお話です。ナツキ・スバルには戦う能力はありませんが、死亡した場合、過去に戻り、死亡前の世界からやり直せるという死に戻りという能力を持っています。
スバルはその能力を使って、死を繰り返し、世界をやり直し、自らが望む世界に変えていこうとします。スバルが死に戻りをしていることを認識している者は二期まで登場せず、一人で死に戻りを繰り返し運命に抗うスバルの姿は切なく、辛く、とても応援したくなります。
スバルが運命に打ち勝ったときはとても興奮します。スバルとスバルの仲間達が、最悪の未来を最高の未来へと変えていったことによる結末と、スバルが最終的に誰と結ばれるのか興味深いです。
機転を利かせて未来へとつながり、それが報われるサクセスストーリー
普段の生活をしていた少年がコンビニへ行ったことにより世界が変わる。異世界転生もの中での王道かと思えるストーリー展開だったのですが、そこから設定が細かく組み込まれているので、面白さがどんどんに増してきた。そのような印象です。
主人公がヒロインが何度も死を迎えるというシナリオで、生き返っての繰り返し。世界転生系の作品の中でも、かなりのダークな物語ですが、それがゆえにシリアス好きな若い男女を取り込むいいきっかけになり、ユーザーが吸い寄せられるように物語に飲み込まれていたのだと思われました。
いつのまにがスバルの一挙手一投足に応援し、握りこぶしを強く握って熱くなっている自分がそこにありました。最初の絶望的な状況からは、様々な機転を利かせて未来へとつながる歩みを続けている。それが報われるような状況による感動はひとしおでありました。
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「リゼロ/Re:ゼロから始める異世界生活(1期~2期)」の作品情報
基本情報
タイトル | Re:ゼロから始める異世界生活 |
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読み方 | りぜろからはじめるいせかいせいかつ |
原作 | 長月達平 |
アニメーション製作会社 | WHITE FOX |
アニメ放送期間 | 第1期:2016年4月~9月 第2期前半クール:2020年7月~9月 第2期後半クール:2021年1月~3月 |
アニメ放送局 | 第1期:テレビ東京ほか 第2期:AT-Xほか |
声優(CV)・キャスト | ナツキ・スバル役:小林裕介 エミリア役:高橋李依 パック役:内山夕実 レム役:水瀬いのり ラム役:村川梨衣 ベアトリス役:新井里美 ロズワール・L・メイザース役:子安武人 ガーフィール・ティンゼル役:岡本信彦 オットー・スーウェン役:天崎滉平 ペテルギウス・ロマネコンティ役:松岡禎丞 |
あらすじ・ストーリー
コンビニからの帰り道、突如として異世界に召喚されてしまったナツキ・スバル。何の力も持たない彼が唯一手にした能力が「死に戻り(タイムリープ)」だった。
異世界で出会った銀罰の美少女・エミリアとの出会いをきっかけに、大切な人を守るための戦いが今始まる!
PV予告動画
第1期
第2期
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