「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」みんなの感想評価とネタバレ考察
映画館満員中8割が泣いていたであろう絶賛映画!上映5分後から泣けます
ヴァイオレットエヴァーガーデン(映画)の感想を、通常とドルビー版で計2回見た私の感想です。見出しにも書いたようにまず上映5分後から、アニメを全話見た人は間違いなく泣けます。むしろ泣かせに来てます。
1回目見に行ったときは、アニメを途中までしか見ておらず、横の方が映画が上映される前からタオルを準備していたことがアニメを全部見終わった後にわかりました。ヴァイオレットでアニメも映画も見ると、切なくも嬉しくもなる映画です。
今回の映画でおそらく完結なので、続編はないと思いますがあればとても嬉しいです。終わり方もヴァイオレットが幸せになるハッピーエンドだったので、視聴者としては無表情だったヴァイオレットがあんな顔を見せてくれて、私は嬉しかったです。
大事なことを書き忘れていました。この映画は京アニ放火事件で1度目の延期、コロナウイルスで2度目の延期を乗り越え、やっと上映された映画です。
制作中に京アニスタッフの亡くなった方々もエンドロールに映し出されており、上映された背景を考えるととても感動しました。こんなに素敵な映画を世に出してくれてありがとうございますとしか言えない気持ちです。
健気なヒロインに号泣しました。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、個人的には今まで見たアニメの中ではトップクラスの評価をしたくなる作品です。ストーリー構成は3つの流れがあって、どれも感動的で一つ一つのストーリーがみずみずしく生きているので、ただただ感動しかありません。
中でもヒロインのヴァイオレット・エヴァーガーデンが、ポンコツになってしまったギルベルトと再会するシーンは本編の白眉です。ヒロインを追い返すギルベルトの理不尽さに泣けました。それでも最後の知恵を絞って彼女は最高の手紙を書きます。
その手紙は見事にギルベルトの心を溶かすのです。それは変わらぬ普遍の愛なのでした。追いかけてきたギルベルトに向かって海に飛び込む彼女、健気すぎて号泣です。
そして素敵な天使のような言葉が彼女から発せられると、もう感動で身体中に激震が走りました。こんな素晴らしい作品を作ってくれてありがとうと、京アニに申し上げたいです。
アニメと言えない
ただただ愛がすごい。制作側の愛も、兄弟愛も、隣人愛も、恋愛も、友人愛も、親子愛も、全ての愛が優しく丁寧に描かれている。泣くと言う言葉では言い表すことができない感情が押し寄せてくる。
言葉では伝えられない大切な想いを手紙に託して
TVシリーズの続編として描かれた作品ですが、TVシリーズを見ていなくても十分に楽しめる作品です。2時間を超える大作ですが、全く長いとは感じません。
ヴァイオレットに代筆の依頼をしてきた少年。少年は家族に見守られながら早期に亡くなってしまいますが、その少年がヴァイオレットに教えた事が、後世にも受けつがれている演出は、京都アニメーションのメッセージに思えます。
細かな部分まで伏線が描かれ、時代の変化によって需要になる物は変わっていく。でも変わっていくから違う繋がりを持つことが出来るんだと、教えてくれる作品でもあります。
愛を知らずに育ったヴァイオレットが愛の意味を知り、それを貫く姿には涙が止まりませんでした。そんなヴァイオレットの軌跡を追う事で世界が少し変わった少女。素直になれなかった両親ともっと本音で向き合えるといいなぁ。
鑑賞後はきっと大切な人に手紙を書きたくなるような作品です。
絶対泣ける!!魅了される映像美
アニメとOVAを全部みた上で劇場に向かいましたが、すでに冒頭の10分で涙しました。素敵な音楽とともに、アンの人生を振り返る映像は、アニメ本編でも見たはずなのに涙が止まりませんでした。
あんなに小さかったアンが新しい家族をつくり、立派に天寿を全うしたことが短い映像でまとめられた演出は本当にすごいです。本編も、最初は機械のようだったヴァイオレットが、感情をむき出しにして泣いたり、怒ったりするシーンに驚きました。
ヴァイオレットが帰りの船から海へ飛び降りて、ずぶ濡れになりながらも、少佐の元へ向かうシーンは、ヴァイオレットの必死さを感じて本当に泣けました。
途中少佐にいらいらもしましたが、最後はハッピーエンドで綺麗にまとまっていて、ファンじゃない人にもぜひ見てほしい傑作です。
めちゃくちゃ泣ける
劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンはNETFLIXでのアニメの続編で、映画としては2つ目の作品となります。主人公はヴァイオレットで声優は石川由依さんです。ヴァイオレットは戦争で両手を失い、義手をしている10代の女性です。
ヴァイオレットは戦争でギルベルトという、ヴァイオレットを大切に育ててくれた少佐と離れ離れになり、アニメでは、ギルベルトはなくなってしまったように演出されていました。
劇場場の良いところは、作画がとてもいいということです。この作品は、京都アニメーションによって制作されており、京都アニメーションの作品は、作画や音などが素晴らしいことに定評があります。
また、京都アニメーションの作品は細かいところも作り込まれており、登場人物の心情を表すために、様々な隠喩が使われており、複数回見ても楽しめるものとなっており、とてもおすすめです。
泣きたいならコレ!
アニメの放送からネットがざわついていたヴァイオレットエヴァーガーデン。主人公のヴァイオレットは幼い頃から愛を知らずに生きてきた。何も分からないまま兵器として育てられていたある日、ギルベルト大佐と出会う。
ギルベルト大佐は感情を持たないヴァイオレットに対して哀れみの感情を持って接していくうちに、一つの感情が生まれる。その言葉を上手く表せないまま、ギルベルト大佐は亡くなってしまった。
ヴァイオレットはギルベルト大佐にもらった、最後の一言の意味を知るために代筆の仕事に出会い、色んな人と関わっていくストーリー。
特にアニメの第10話は顔から出るもん全部出ると話題になりました。既に余命が少ないお母さんが一人娘のために、自分が居なくなっても寂しくないように毎年娘の誕生日に一通の手紙が届くようにヴァイオレットに代筆を頼みました。
そんなアニメ10話の娘さんが、おばあちゃんになってお孫さんがヴァイオレットという人物の影を追うサブストーリーがあります。この物語になぞられて、ヴァイオレットと本編では会えなかったギルベルト大佐の感動の再会シーンがあります。
ギルベルト大佐は戦から一線を引いて、自分の不甲斐なさからヴァイオレットや自分のことを知る人物との関わりを断ち、ひっそり暮らしていました。
ですが、街の子供の手紙を代筆することになり、筆跡が似ていることからギルベルト大佐が生きているんじゃないかという期待が膨らみます。僅かな希望でも縋りたいヴァイオレットにとっては朗報で、やっと大佐に合える…!
その気持ちで胸がいっぱいになり、普段あまり動かない表情が、瞳があんなに煌めくなんて、見ていて早く会って欲しい気持ちでいっぱいになります。そこからギルベルト大佐が暮らしてる場所に訪問するのですが、結局二人は扉越しに話をするだけ。
ギルベルト大佐は色んな感情がごちゃ混ぜになって、どうしてもヴァイオレットには会えないと声を張り上げます。声は聞こえるのに、生きていることはわかるのに、触れられない、顔が見れないもどかしさ。
ヴァイオレットはやっと会えると思ってきたのに、実際ギルベルト大佐から出てきた言葉は拒絶。くしゃくしゃな顔で悲痛な声で涙を流すヴァイオレットに私も涙が止まりませんでした。
ギルベルト大佐のプライドもわかるけど、ヴァイオレットがあんなに感情的になって、心待ちにしていたギルベルト大佐に会えないなんて、心が引き裂かれそうでした。
一時はもう会えないのかと落胆していたら周りの人の助けを借り、ギルベルト大佐は自分の感情に素直になることを決めました。決意して走り始めるギルベルト大佐。ヴァイオレットが帰ろうとしていたその時でした。
自分の名前を叫ぶ声。それはヴァイオレットが今一番会いたくて会いたくて堪らなかった大好きなギルベルト大佐でした。もう船は出港していたのに、ヴァイオレットは船から飛び降りてギルベルト大佐の元へ走ります。
お互いの名前を呼びながら走り、やっと二人は再会することができました。もう顔から出るもん全部出ました。二人の純情な恋愛感情に心が洗われました。今度は最初から最後まで幸せいっぱいのヴァイオレットとギルベルト大佐の物語が見たいですね。
「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の感想を書く(ネタバレ考察あり)
「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の作品情報
基本情報
タイトル | 劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン |
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原作 | 暁佳奈 |
アニメーション製作会社 | 京都アニメーション |
映画公開日 | 2020年9月18日 |
声優(CV)・キャスト | ヴァイオレット・エヴァーガーデン役:石川由依 クラウディア・ホッジンズ役:子安武人 ギルベルト・ブーゲンビリア役:浪川大輔 カトレア・ボードレール役:遠藤綾 ベネディクト・ブルー役:内山昂輝 エリカ・ブラウン役:茅原実里 アイリス・カナリー役:戸松遥 ローランド役:各務立基 ティファニー・エヴァーガーデン役:沢田敏子 ルクリア・モールバラ役:田所あずさ |
あらすじ・ストーリー
――あいしてるってなんですか?
かつて自分に愛を教え、与えようとしてくれた、大切な人。
会いたくても会えない。永遠に。手を離してしまった、大切な大切なあの人。
代筆業に従事する彼女の名は、〈ヴァイオレット・エヴァーガーデン〉。幼い頃から兵士として戦い、心を育む機会が与えられなかった彼女は、大切な上官〈ギルベルト・ブーゲンビリア〉が残した言葉が理解できなかった。
──心から、愛してる。人々に深い傷を負わせた戦争が終結して数年。新しい技術の開発によって生活は変わり、人々は前を向いて進んでいこうとしていた。しかし、ヴァイオレットはどこかでギルベルトが生きていることを信じ、ただ彼を想う日々を過ごす。
──親愛なるギルベルト少佐。また今日も少佐のことを思い出してしまいました。
ヴァイオレットの強い願いは、静かに夜の闇に溶けていく。ギルベルトの母親の月命日に、ヴァイオレットは彼の代わりを担うかのように花を手向けていた。ある日、彼の兄・ディートフリート大佐と鉢合わせる。ディートフリートは、ギルベルトのことはもう忘れるべきだと訴えるが、ヴァイオレットはまっすぐ答えるだけだった。「忘れることは、できません」と。
そんな折、ヴァイオレットへ依頼の電話がかかってくる。依頼人はユリスという少年。
一方、郵便社の倉庫で一通の宛先不明の手紙が見つかり……。引用元:「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」公式サイト
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