大室家 dear sisters

大室家 dear sisters
(C) なもり・一迅社/「大室家」製作委員会
4.0
Rated 4.0 out of 5
5つ星のうち4.0 (合計1レビュー)
★50%
★4100%
★30%
★20%
★10%

「大室家 dear sisters(ゆるゆり)」みんなの感想評価!面白い?つまらない?

日常の中のキラキラとした瞬間、大室家の絆

Rated 4.0 out of 5
2024年2月2日

大室家 dear sistersを見て、心がほっこりと温まる時間を過ごしました。ゆるゆりのスピンオフ作品として、期待を胸に見始めたこの作品は、私の期待を裏切らず、むしろ新たな魅力を教えてくれました。

特に長女の秘めた恋愛のストーリーは、この作品の新しい試みであり、背徳感を感じさせる独特の雰囲気がありました。

キャラクターたちの表情や動きは、細かく描かれており、それぞれの個性が光っていました。三姉妹それぞれの友人関係も、それぞれ異なるトーンで描かれており、多様な人間関係の魅力を感じることができました。

ただ、笑いへのアプローチが少し微妙で、笑いを誘うはずのシーンが、どこか切なさを感じさせるものになっていました。

物語は単発エピソードで進み、キャラクター同士のつながりが丁寧に描かれている点は、この作品の大きな魅力です。続編への期待も高まります。

特に花子ちゃんたちの小学校でのエピソードは、癒やしの時間でした。撫子の高校での日常も、花子のエピソードとは異なるゆるい雰囲気で、心地よい時間を過ごせました。

作画に関しては、劇場版特有のきらきら感があり、非常に美しい作品でした。特にOPの現実の町並みとアニメーションの組み合わせは、見ていて感動すら覚えました。

背景が少し白めで、吹き出しの一部が読みにくい点がありましたが、ストーリーに集中していれば気にならない程度でした。

ゆるゆりシリーズを見ていた私にとって、大室家の3人の関係や、ちょこっと登場するお馴染みのキャラクターたちの関係を知っていると、より一層楽しめる作品でした。

ゆるゆり未視聴の方でも楽しめる作品ですが、シリーズを見ていると、キャラクターたちの背景がより深く理解でき、作品を楽しむことができるでしょう。

初日に見に行ったことで得られた入場者特典のオーディオドラマも、作品の世界観をより深く感じさせてくれました。大室家 dear sistersは、日常の中の小さなキラキラを描いた、心温まる作品です。後編のdear friendsにも大いに期待しています。

ゆるゆり愛好家

「大室家 dear sisters(ゆるゆり)」の感想を書く(ネタバレ考察あり)

「大室家 dear sisters(ゆるゆり)」の作品情報

基本情報

タイトル 大室家 dear sisters(ゆるゆり)
読み方 おおむろけディアシスターズ
原作 なもり
制作会社 パッショーネ×スタジオリングス
上映日 2024年2月2日
上映時間 43分
配給 ショウゲート

作品概要・あらすじ内容

映画『大室家 dear sisters』は、ほっこりとした日常を描いた作品で、大室三姉妹の愛らしい日々を中心に展開します。

クールでしっかり者の長女・撫子、お調子者で元気いっぱいの次女・櫻子、そして勉強も運動も得意な三女・花子。この三人が、時には兄弟ゲンカをしながらも、互いに支え合い、成長していく姿が描かれています。

櫻子の友人・古谷向日葵や、撫子の友人グループなど、周囲のキャラクターも個性豊かで、それぞれのエピソードが大室家の日常に彩りを加えています。彼女たちの関係性や小さなエピソードが、観る人の心に温かいメッセージを届けるでしょう。

映画の制作陣も注目に値します。監督には龍輪直征、シリーズ構成・脚本には横谷昌宏、そしてキャラクターデザインには植田和幸が名を連ねています。声優陣も豪華で、加藤英美里、斎藤千和、日高里菜といった実力派が大室三姉妹に命を吹き込んでいます。

この映画は、日常の小さな出来事から幸せを見つけることの大切さを教えてくれる作品です。親子で見ても、友人と見ても、一人で見ても、心温まる時間を過ごせること間違いなしです。お近くの劇場でぜひご覧ください。

PV予告動画