アイドリッシュセブン3期

アイドリッシュセブン3期
(C) BNOI/アイナナ製作委員会
5.0
Rated 5.0 out of 5
5つ星のうち5.0 (合計4レビュー)
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「アイドリッシュセブン3期」みんなの感想評価!面白い?つまらない?

アイドルとは何かを痛烈に心に響かせるハイクオリティ作品

Rated 5.0 out of 5
2023年2月8日

アイドリッシュセブンは圧倒的にストーリーが面白いです。

第三期はこれまでいいライバル関係として歩んでいたTRIGGERが、敵対する大手事務所の陰謀によってはめられて、その地位がどん底まで落ちていく心が引き裂かれそうな展開になりますが、落ちるところまで落ちた上で、新たに自身たちの立ち位置を再構築して返り咲いていくところが、とても涙なくしては観れない展開です。

特にTVで引っ張りだこでスターダムに駆け上がって行き、確固とした地位で活躍していたTRIGGERが蔑む視線も送られる中、雨の中で路上ライブをして再出発するところで、いつもクールでアイドルを貫いていた九条天が、どんなに苦しい状況でも足を止めて歌を聴いてくれたファンに思わず涙をこぼしながらお礼を言うシーンが、アイドルと言えど一人の人間である事を感じられてとても印象的です。

この世界では伝説的な「ゼロ」という国民の精神的支柱であったアイドルが突如して消えて以来、多くの人々が心に癒えない傷を負っており、TRIGGERのマネージャーである姉鷺が、ファンにとってアイドルとは絶対的な功績が必要なのではなくて「(アイドルとは)いなくならない存在がいい。けれどそれが何より難しい」と言うセリフがとても心に刺さります。

これは現在も突然の解散や休止によって、活動を継続する事が難しくなったアイドルに心を痛めている様々なアイドルファンもとても感じ入る言葉だと思います。

また、今シーズンは家族との軋轢を抱えたアイドリッシュセブンの逢坂壮五が、父親に向き合うシーンも描かれ、とても実子にかける言葉ではない言葉を投げかける壮五の父親に、共にデュオとして活動している四葉環が諫めて場を解決するシーンがあるのですが、これまで感情的に時には力で解決して来た環が、大切な相方のため、はじめて言葉の力のみでその場を収め、これまでの成長が拝める様子も描かれており、シリーズ通して少しずつキャラクターも成長しているのだと感じる良いシーンもあります。

原作のゲームではまたストーリーは続いており、アイドリッシュセブンにはまだ心に秘めた問題を抱えてるメンバーがいるので、今後彼の生い立ちや抱える問題などとどのように向き合ってくれるのかが非常に楽しみです。

全体通して作画はもう少し整えて欲しい!と思う所もなくはないですが、ライブの演出だったり、アニメ自体の演出だったり、声優さんの演技が素晴らしいのであまり気になりませんしおススメです。

るるちよ

原作をしっかりと踏まえた上でのアップデートがすごい

Rated 5.0 out of 5
2023年1月11日

「アイドルアニメ」と一言で片付けられないストーリー展開と音楽作画ともに素晴らしい作品ですが、3期は更にそこがアップデートされている印象です。

原作のゲームストーリーはしっかりと抑えつつも、取捨選択がとてもうまい。またライブシーンなどは前作からも続く声優のコンサート演出からの逆輸入など、コアなファンを楽しませる工夫も随所にみられました。

今期からズールという新たなユニットが現れ、トリガー3人を貶める展開が繰り広げられますが、そのやり方がおよそアイドルアニメとは思えないひどいもので…

SNSの使用やアイドリッシュセブンの世界のファンの動き、声など妙にリアルで恐ろしいところもぐっと引き込まれる要素だなと改めて関心いたしました。また、今回も特別エンディングが多くキャラデザイン原作の種村有菜先生作画のメッゾは感涙ものでした。

3期はもう少し続く予定ですが、アニメとしてどんな終着点を迎えるのか、まだまだ目が話せない作品です。

うに

忍び寄る悪意と立ち向かう光

Rated 5.0 out of 5
2022年11月7日

第一声に出る感想で言えば、「泣かない回がない」。主軸になってくるアイドルグループ(アイドリッシュセブン)のリーダーである二階堂大和の秘密が明かされる回は、涙が止まらなかった。

特に彼を推していることもあったが、3期にかけてずっと見え隠れしていた影がやっと明かされるというワクワク感と、それを押しつぶすほどの重いシーンだったが、ところどころクスッと笑える描写があったりと、見終わることにはずっと抱えていた荷物が下ろされるような安堵感があった。

そして何より、タイトルにあげた通り、今期から登場し始めるキャラクター達からの悪意が1歩ずつ近ずいてくる様がいやでも理解出来て、3期最終話では手の震えが止まらなかった。

元々は、リズムゲームから始まったアニメであり、そこから追いかけていた自分としてはシナリオを知ってるが故に来た恐れかとも思う。

ゲーム内では立ち絵のみだったキャラクター達が躍動感溢れるため、アニメから見た人もあの悪意の塊を見て慄くに違いない。特に最終話のエンディングでグループとしてゲリラライブをしたŹOOĻは悪意の膨れ上がる音がした。

そして今期、3期の第2シーズン。1話から既に恐怖と怒りで猿轡なしで見れないのでは無いのだろうか。今まで応援していたものに価値を感じなくなった時の現実を叩きつけられるシーンが続く。

ファンがアンチに変わり、背を向け、アイドルの不幸を酒の肴に飲む居酒屋の客たち。しかし、これだけの痛みを味わっても、ファンを諦めない、下を向かない、アイドルを諦めないトリガーの生き様に元気づけられる人は多かったのではないだろうか。

これから、アイドルの彼らが何を見て、何を感じ、どう生きるのか、見守れば見守るほど視聴者はファンになり、のめり込むと思う。

えんじゅ

ただの音楽アニメじゃない!

Rated 5.0 out of 5
2022年10月19日

私は音楽が好きでアニメを見ました。もちろんアイドリッシュセブンに出会う前までにたくさんの音楽系アニメを視聴してきましたが、どれも内容(パターン)が先読みでわかるアニメばかりでした。

そんな中アイドリッシュセブンに出会いました!1人1人に全く違う個性があり、ストーリー、人間関係など考えるだけではわからない普通の音楽アニメではなく面白いです。

声優さんも豪華な方ばかり。漫画家の種村有菜さんも有名人。音楽も動画も凄く良い!ライブの構成も1回目より2回目の方が考えられていました。キャラそれぞれに魅力がめちゃくちゃあります。

言葉では語りきれないので1回みてほしい。私は先を知りたくないのであえてスマホゲームはしていないよ。それに私が喘息持ちでキャラクターの陸と重なる部分が結構あるから理解できる。頑張れって応援したくなるんです。

エリリン

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「アイドリッシュセブン3期」の作品情報

基本情報

タイトル アイドリッシュセブン Third BEAT!(第3期)
読み方 アイドリッシュセブン ザ・サードビート
原作 バンダイナムコオンライン
都志見文太
アニメーション制作会社 TROYCA
アニメ放送期間 第1クール:2021年7月~9月
第2クール:2022年10月~
話数 第1クール:全13話話
第2クール:全?話
アニメ放送局 TOKYO MXほか

PV予告動画