フルーツバスケット(1期~3期)

フルーツバスケット
(c)高屋奈月・白泉社/フルーツバスケット製作委員会
4.8
Rated 4.8 out of 5
5つ星のうち4.8 (合計5レビュー)
★580%
★420%
★30%
★20%
★10%

「フルーツバスケット(1期~3期)」みんなの感想評価とネタバレ考察

騎麻

Rated 5.0 out of 5
2021年5月9日

2001年に一度アニメ化された作品の完全版。唯一の家族である母親を事故で亡くし、山でテント暮らしをしていた主人公の本田透が暮らしていたのは、実は学園の王子様的存在、草摩由希の家の敷地だったという驚きの展開からのスタート。

人とどこか距離を置いている由希が隠していた秘密、それは異性に抱きつかれると十二支の子(ねずみ)に変身してしまう。十二支の獣に取り憑かれた不思議な一族である草磨の人々と徐々に関係を深めていく透。

心優しい透と関わっていくうちに草磨の人々が抱える問題が優しく、温かく解決されていく。人の為に泣くことが出来る、見返りを求めない本当の優しさを感じれる作品。

我慢することや見て見ぬふりをすること、誰かのせいにすることは何の解決にもならない。そして誰かに助けを求めること、不安をぶちまけることは決して逃げではないということを教えられる。

人には様々な悩みがあるが、透のようにそっと優しく寄り添ってくれる人に出会いたいし、なりたいと思った。

騎麻

原作のフルバが好きなら尚見るべき

Rated 5.0 out of 5
2021年5月9日

2001年にアニメ化されたときのフルーツバスケットもよかったが、個人的にはリメイクの方が好きです。キャストも今流行りの声優になっているし、作画も大分綺麗になっていていいです。

昔のフルバは夾君の本来の姿が発覚し、透が受け入れるところで終わっていましたが、今回は1~3期と長いスパンで放映されていて、十二支たちの呪いが解けるところまでやってくれそうなので期待しています。

少女漫画が原作の割に、夾君の本来の姿が中々グロくて、異臭を放つという設定も幼いころに衝撃を受けました。

アキトのせいではとりと元カノの佳菜が結婚できなかったシーン、透の友達の魚ちゃんの紅野さんに対する片思い、神楽の片思いをするきっかけなど、切ない恋愛シーンが好きです。

かっしー

昔も今も泣いちゃいます

Rated 5.0 out of 5
2021年4月29日

元々小さいころに漫画で見てました。十二支の呪いを持った一族と、一人の女の子のお話です。本人はとても穏やかで和やかな主人公ですが、家族を亡くしたという辛い過去も持ってます。

それなのにとても明るく過ごし、とても他人想いな女の子です。十二支の一族の中でもよく出てくのは同い年の男の子2人です。正反対な二人ですが、どちらも魅力的な男の子。

一見穏やかな学園物語なのに、一族の呪いや、家族のお話、親友の女の子2人のお話。切なくて辛いエピソードがかなり多いです。私が一番好きなキャラは猫の男の子ですが、一番つらくて悲しかったのはウサギの男の子のお話でした。

昔も今も、漫画の時もアニメの時も泣いてしまいます。本人もすごくつらいはずなのに、とても明るく過ごしているのがこのアニメには多いです。自分の悩みとか小さく感じます。一つ一つの人物の物語が深く、どのキャラにも思い入れを感じる作品だと思います。

R

十二支の呪いが完結

Rated 4.0 out of 5
2021年4月29日

作画がすごく綺麗になっており、一つ一つの風景が細かく描かれています。多少の暴力的な展開やトラウマ展開がありますが、それを乗り越えたり成長していく話や、主人公に救われる心温かくなる作品です。

個人的に主人公の本田透の人柄がすごく憧れます。優しく思いやりに溢れていて、少し抜けているところもあるけど、でも芯はしっかりしている人に寄り添い疑うより信じてあげてというお母さんの言葉を守っている優しい子です。

草摩夾の数珠が外され、化物に変化してしまって逃亡したのを追いかけ、もう修復不可能と思った深い心の傷をも溶かしてしまう話を何度も見て涙しました。

透のおじいさんの家の改築が終わり、戻らなければいけなくなった話で透が言った、草摩のお家に帰りたい、は私が思うに初めての我儘だったと思います。いい子に振る舞っていた透が言った我儘が微笑ましかったです。

紫帆

ほっこりの中に垣間見える鋭い視点が魅力的!可愛い癒し系主人公と訳あり同居人の素敵なお話。

Rated 5.0 out of 5
2021年4月29日

作画も声優さんの声もかわいい!かっこいいに溢れた作品。見始めたきっかけもまさにここにありました。

そして、まるで天使のような主人公が、無意識のうちに周囲に好影響を与え、各々の闇を少しずつ克服する、そんなストーリーにどんどん引き込まれていきました。この作品には、笑えるシーン、胸がキュンキュンしてしまうシーンが沢山あり、何度見ても癒されます。

しかし、魅力はこのような「明」の部分のみにとどまりません。「暗」の描写が繊細で、誰にでも身に覚えのあるような感情がうまく描写されており、視聴者の心を鷲掴みにしてくるのです。

親をはじめとした家族や、周囲との関係に起因する承認欲求や鬱屈感。様々な愛の形。それぞれに事情があり、考えがあり、自分の中で折り合いをつけて生きている様子に、何か響くものを感じてしまうのは私だけでしょうか。

一見穏やかで明るい世界なのに、少し覗き込めば闇が見え隠れするところ。それらを照らし、闇を覆っているものを吹き飛ばしてくれる健気で真っ直ぐな主人公(めっちゃ可愛い)。

ほんの20分程度の時間なのに、様々な感情が忙しなく刺激され、鑑賞後は「さあ1週間がんばろう」と前向きな気持ちにさせてくれる素敵な作品だと思います。

余談ですが、私は2nd seasonの『みんなで素麺食べたりしてね』と『キスしよっか』、それから『僕は、嫌なんだ!』が大好きです。

夾、はつ春、師匠がドストライク。。。内田雄馬さんによる夾くん、喜怒哀楽どの感情も真っ直ぐ伝わってきてぴったりだと感じています。

なな

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「フルーツバスケット(1期~3期)」の作品情報

基本情報

タイトル フルーツバスケット(1期~3期)
読み方 ふるーつばすけっと
原作 高屋奈月
アニメーション製作会社 TMS/8PAN
アニメ放送期間 1期(1st season):2019年4月~9月
2期(2nd season):2020年4月~9月
3期(The Final):2021年4月~
話数 1期(1st season):全25話
2期(2nd season):全25話
3期(The Final):?話
アニメ放送局 テレビ東京ほか
声優(CV)・キャスト 本田透役:石見舞菜香
草摩由希役:島崎信長
草摩夾役:内田雄馬
草摩紫呉役:中村悠一
草摩楽羅役:釘宮理恵
草摩紅葉役:潘めぐみ
草摩はつ春役:古川慎
草摩はとり役:興津和幸
魚谷ありさ役:種崎敦美
花島咲役:佐藤聡美

あらすじ・ストーリー

高校生の本田透は、唯一の家族だった母親を亡くしてから一人でテント暮らしをしていた。ところが、テントを張ったその場所は由緒正しい『草摩家』の敷地内だった!

草摩紫呉に家事の腕を買われた透は、学校の王子様的存在の草摩由希、そして由希を敵視する草摩夾と一緒に住むことに。

しかし、透はまだ知らない。『草摩家』が何百年も前からある呪いに縛られていることを……。

引用元:「フルーツバスケット(1期~3期)」公式サイト

PV予告動画

1期(1st season)

2期(2nd season)

3期(The Final)