ましろのおと

ましろのおと
(c)羅川真里茂・講談社/ましろのおと製作委員会
4.8
5つ星のうち4.8 (合計6レビュー)
★583%
★417%
★30%
★20%
★10%

「ましろのおと」みんなの感想評価とネタバレ考察

三味線のすごさ

2021年5月18日

三味線にフォーカスした作品でとても珍しいと思います。私は、漫画を読んでいたのですが、アニメになるということで、三味線の音はどんな風になるのかとても楽しみでした。作品を見た感想は、期待以上でした。

津軽三味線の音色にとても心が揺さぶられます。また、主人公の雪がボーとしているようで、三味線を奏でると人が変わったようになり、そのギャップも見ていて楽しいです。

また、今までは、身内としか三味線を弾いていなかったのが、高校の同好会の仲間と三味線を弾くことになります。雪は仲間と音を合わすことができるのか、また仲間と音を合わせることでどんな演奏になるのか。

松五郎杯で優勝できるのでしょうか。松五郎杯では全国で腕を鳴らす奏者も出てきます。その人たちの演奏もとても期待できます。早く次の話が見たいです。

yshdymgc

雪は津軽三味線についてどこまで貪欲になれるか

2021年5月14日

「ましろのおと」で使われている津軽三味線の音が本格的だな、と思ったら、吉田兄弟がアニメ製作に関わっていて、なるほどな、と思いました。作画は時々みだれますが、声優さんの演技、特に津軽弁の演技はとてもじょうずだと思います。

オープニング曲とエンディング曲で津軽三味線が使われているのも格好良いです。じっちゃんが亡くなってから、主人公の雪はどこか受け身で、津軽三味線の演奏に貪欲さをまったく感じませんでした。

しかし、母の梅子が津軽三味線の大会を作ったり、高校の津軽三味線愛好会のメンバーたちと出会ったり、プロ奏者の神木清流と交流したりして、自分のやりたいことが、だんだん、形を持って見えてきたように思えます。

雪には才能があるので、もっと高みを目指してくれたら良いなぁ、と思うし、神木が雪に何かと関わろうとするのは、やはり雪のことを自分のライバルになる人間だと思っているからだと感じます。

これから、もっともっと津軽三味線にいちずに打ち込み、たくさんの人々に出会って、成長する雪の姿を楽しみにしています。

さき

三味線の世界を現代に

2021年5月14日

学生が主役の音楽漫画は沢山ありますが、三味線を使ったのは無いはず。絵のタッチも女性コミックで描いてた方が描いてるのもあり、見やすいです。

青森県から出てきた雪(せつ)が、おじいさんから教わった三味線の世界で成長していく話なんですが、バンドマンやアイドルが売れるまでどれだけ大変かも感じられる様な、展開になってます。

日本で昔から有名な楽器の一つ三味線ですが、最近耳にする事が減ってきてます。楽器が何故あり、その曲がどういった曲なのかの説明もあるので、三味線に興味がある人も無い人も世界に入り込めます。

良くある学園物の流れもあり、個人の活躍の面と学校で三味線を広げていく面、雪を巡る恋愛模様もあるので、色んな方が楽しめるアニメになってます。

kuros

三味線の音が凄い。コミックでは味わえない面白さがあります。

2021年5月11日

「ましろのおと」のコミックを読んで面白そうだったので、アニメも見てみようと思い見始めました。コミックにはない三味線のリアルな音の迫力に感動してしまいました。

三味線の知識などまったくないのですが、流れて来る曲で聞いたことがあるものが多かったのにも驚きました。日本の伝統的な文化となっている三味線の深い世界も知る事が出来るのも良いです。

高校生たちが切磋琢磨して練習して上達していくというストーリーも、主人公の雪が悩み苦しみながらも自分自身のおとを見つけていくというストーリーも面白いです。

個人的には主人公の雪のお母さんの梅子がカッコよすぎだと思いました。雪の三味線に合わせて歌った梅子の力強い歌声のトリコになってしまいました。

すぎ

日本の文化、三味線ってこんなにカッコイイ!!

2021年5月4日

素直に言って、三味線の音ってこんなにカッコイイんだ!と感動しました。

三味線を引く男子高校、澤村雪が亡くなった祖父の三味線の音を探し求める。と言うストーリーなので、全編渡って三味線を引くシーンが入っているのですが、その音の力強さが腹に響いてカッコイイんです。こんなにカッコイイのか!と心の底から思ってしまう程に。

特に、三味線の格好良さが引き立つのがOP。一見聴くと、普通のアップテンポな普通の歌に聞こえるのですが、聞いているうちに気付くベースやギターとは明らかに違う、力強い弦の音。

それこそ正に、三味線の音であり、この作品らしさの極みとも言える音なのです。他の楽器との相性の良さを見せながら、決して負けるでなく、消えるでなく、低く渋い音の響きが曲を重低なモノに仕上げ正に『 カッコイイ音』を耳に届かせる。

三味線の格好良さココに極りです。OPだけでも良いので、是非聴いてもらいたいです。

勿論、ストーリーの良さも忘れてはいけません。静かに、静かに進む物語は、そのゆっくりでありながら丁寧に作られており、主人公 雪の心の成長から目が離せなくなります。

今はまだ、祖父の音を探しているだけの雪ですが、ソレが、自分で弾きたい!自分の音が弾きたい!!とどのように変わっていくのか。彼がどんな音を響かせらるのか。コレからの展開を考えると楽しみで溜まりません。

ヨウム

津軽三味線が語る世界

2021年5月4日

津軽弁をしゃべる声優さんたちの演技がとても上手で、違和感がありません。神木清流役の梅原裕一郎さんが一番、役にハマっていると思います。

私は津軽三味線が好きなので、作中で使われる民謡になじみがあるのですが、そのキャラクターに合った演奏で、とても素晴らしいと思いました。雪の母・梅子が、雪の演奏で歌うシーンは、ビックリするほどに迫力があって、口を開けて見入ってしまいました。

最新話では、とうとう雪が、朱利のおばあちゃんの前で、雪のおじいちゃん・松吾郎の曲「春暁」を演奏しましたが、原作でも大好きなシーンで、涙がボロボロ出てしまいました。

雪の弾く「春暁」は、朱利のおばあちゃんが聴いた、幼い松吾郎の演奏とはまったく違っていましたが、それでも朱利のおばあちゃんには、たくさん思い出すことがあったようです。

これからアニメでも、雪の演奏が、たくさんのひとの心に語りかけ、そのひとたちの心を動かしていくかと思うとワクワクします。

さき

「ましろのおと」の感想を書く(ネタバレ考察あり)

「ましろのおと」の作品情報

基本情報

タイトル ましろのおと
原作 羅川真里茂
アニメーション製作会社 シンエイ動画
アニメ放送期間 2021年4月~
話数 全?話
アニメ放送局 毎日放送・TBSほか
声優(CV)・キャスト 澤村雪役:島崎信長
澤村若菜役:細谷佳正
前田朱利役:宮本侑芽
山里結役:近藤玲奈
矢口海人役:岡本信彦
永森雷役:鈴木達央
澤村梅子役:本田貴子
神木清流役:梅原裕一郎
田沼総一役:畠中祐
田沼舞役:三上枝織

あらすじ・ストーリー

「俺の、音――」

伝説的な腕を持つ、津軽三味線の奏者・澤村松吾郎。彼を祖父に持つ少年・澤村 雪は、祖父の死をきっかけに、三味線を弾けなくなった……。

なくなってしまった””好きな音”を探すため、アテもなく上京する雪。キャバクラで働く女性「立樹ユナ」に助けられた雪は、ライブの前座として津軽三味線の演奏を披露することになる。

雪は、様々な出会いを、想いを三味線の音色にのせて弾く。自分の音を、自分の想いを探しつづけて――

引用元:「ましろのおと」公式サイト

PV予告動画