「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会2期(」みんなの感想評価とネタバレ考察
いい意味でファンの期待と不安が裏切られた作風
人気シリーズ「ラブライブ」のアニメ化としては7作目で、2020年秋に放送された「ニジガク」の愛称で呼ばれる5作目(キャラとしては3組目)の第2期となっていて、前作のスクールアイドル同好会のメンバーに加えて、更に新キャラ3人を迎えた群像劇ものとなっています。
本作の新キャラとなるランジュや栞子といったキャラ達は、ニジガクの元ネタになっているソシャゲではあからさまに敵キャラよりになっていて一時炎上騒ぎになったこともあり、アニメ化前ではファンの期待と不安が大きかったのですが、アニメ版のスタッフは(1期でもそうでしたが)そのあたりかなり気を配っている印象で、新キャラ達もライバル件新しく友情が育まれる流れになっていて、見心地もよく、いい意味でファンの予想を裏切る形になったと思います。
また、人数的に扱いが気がかりだった初期メンバー達も今回ユニットという流れで、メイン回があったのも一安心できた要素でした。最新話でランジュ達と完全に打ち解けられ、残り1か月どういうしめくくりになるのかも期待しています。
アニメスタッフの意気込みが凄い
第8話の放送は最終回なのかなと思わせる内容で、スクールアイドルフェスの最期を飾る内容としてはとてもよく出来た内容だと思いました。
ラストの侑の作った曲を虹ヶ咲のメンバーが披露する場面がありましたが、昨年の演者の皆さんが出演された3rdライブをアニメ化したような内容で、曲の出だしで侑がピアノを弾くシーンで手が震えてた描写は、実際に侑役の矢野妃菜喜さんが緊張のあまり手が震えてしまった所を再現していました。
今回に限らずこの虹ヶ咲のアニメのスタッフは、このアニメに対する愛情が物凄く高いと感じた回で、所々に織り交ぜてある小ネタも少しマニアックな物で、見る人が見ないと分からないネタが個人的にはツボで面白いと思いました。
つまらない
新メンバーは単なる衛生無害なキャラ。それ以外のメンバー(主役を除く)はユニットを作るための口実の場面の後、歌うだけ。アイドルの話なのに主役の侑はアイドルでない。ストーリーに盛り上がりがなく、退屈
ラブライブ!虹アニメ感想&考察
2期の中で特に好きな話は7話の『夢の記憶』である。姉の薫子がスクールアイドルをしているのを見て、栞子自身もスクールアイドルに憧れるようになった。
しかし、薫子が大会の予選に落ちてしまい、悔し涙を流している姿を見て、どんなに努力しても適性がないとダメになってしまうと考え、やりたいことよりも自分の適正に向いているサポートをしている。
同好会のメンバーは適正よりも自分がやりたいことをやることが大事だということを伝える。果林さんが『自分がやりたいと思ったらそれが適性じゃない』という名言が出たが、1期で果林さんがスクールアイドルに入ろうとした時にエマが『やりたいと思った時から始まっていると思う』という台詞を思い出し思わず熱くなった。
最新話ではランジュが寂しそうな感じで『バイバイ』と言ってアニメが終わってしまった。
ランジュは香港に帰ってしまうのか。続きが気になってしまう。
新しい虹ヶ咲の形!
一期ではソロ曲メインで一人一人の個性が光る素敵な楽曲が多かったですが、今回の二期では、虹ヶ咲メンバーが何人かで組んだユニット曲とそのストーリーが、とても見所があり一期とは違う面白さがあります!
個人的にはソロ曲にはなりますが、7話の栞子の楽曲PVがとても好きです。ずっと止まっていた栞子の時を時計で表現していて、歌詞も夢を適性がないと諦めていた栞子の気持ちを表すような切ない、でも希望に満ちた歌詞でした。
楽曲の終わりには時計の針が動く=栞子の夢も動き出したという形で表現されており、楽曲中の栞子の笑顔も相まって憧れのステージに立てて良かったね!という思いとこれからは、自分の夢や輝きに向かって全力で走っていくんだなと感じ取れるような楽曲やPVでした。
百合
やはり、キャラクターデザイン及び背景などの作画においては、極めて高いクオリティーを維持しており、これに関してはなんの誇張もなく素直に絶賛しています。
一方、1期と変わらず、百合全開で繰り広げられているため、百合に対して少しでも嫌悪感を抱くような人には耐え難いアニメだなと思いました。とりわけ、酷いとしか言いようがないシーンが、心配だからという大義名分を掲げ、プライベートな用事に出掛けたゆうちゃんをストーキングしたところです。
嫉妬心剥き出しなのがバレバレであり、見ていてゾッとするしかありません。本人にその自覚があるのか定かではないものの、あれで友情以上の感情がないと言うのであれば、ある意味ホラーです。