「シュタインズ・ゲート ゼロ」みんなの感想評価とネタバレ考察
紅莉栖がいない世界線での岡部の決断が悲しくも希望を見せてくれる
第1作の23話(β)から続く作品で、岡部が紅莉栖を失って世界線の収束によって彼女を救えずに4ヶ月が経って気力を失ってしまっているのが痛々しかったです。
α世界線に行って、実際に紅莉栖と再会するものの、こちらの世界では、まゆりがどんな事をしても亡くなってしまう世界線であるので、岡部にとってはどちらにしてもしんどかったでしょう。
この作品は、岡部がどう選択するのかが鍵になっているので、第1作との違いを比べると面白いです。作画やキャラクター造形や声優の演技は流石であり、とても完成度が高かったのは良かったと思います。
ゲーム版のシナリオをまとめ、アニメオリジナル部分を増やした構成になっている為、ゲーム版とはまた違った楽しみ方が出来ました。
分岐した物語、シュタインズゲートゼロ
シュタインズゲートから分岐した世界線の物語、シュタインズゲートゼロ。物語は前作の終盤から分岐し、ある意味バットエンドからスタート。
前作の序盤に比べて最初からシリアスな展開で専門用語も多めなので、前作の視聴は出来るだけしておいた方がいいかと思われます。シュタインズゲートを視聴した方は、是非そのままゼロも見ていただきたいです。
まゆりを救う代わりにクリスを失うことを選んだ岡部倫太郎。研究発表会でクリスの記憶を持ったAIアマデウスと出会うことから物語は動き出す。シリアスとコミカルを演じ分ける声優陣にも安心感もあり、没入感が凄い作品となっております。
具体的な内容は発表はされていませんが、続編に近い作品も制作されているそうなので、今からはまっても遅くないでしょう。
マッドサイエンティストの劇的な復活劇
無印も視聴しましたが、クオリティも安定しており、非常に楽しめました。個人としては主人公の「鳳凰院凶真」の復活のシーンはやはり胸が震えました。終わり方も若干の余韻を残しながら、美しい幕引きだったように思えます。
物語の世界線の紅莉栖が、さいごまで主人公のことを思い出さないのは、なんとも切ないです。それでもやはり主人公を突き動かすのは紅莉栖というのも切ないです。
無印を視聴された方は「こんなことってある?!」と驚くと思いますが、あいつに彼女ができたりもします。最後はまゆしいを迎えに行けたと信じてます。
新キャラもツンデレっぽくて可愛いです。無印からの繋がりも非常に大事なため、是非無印から視聴してほしい作品です。
違う世界線も魅力的
ストーリーが非常に良い作品でした。前作とは異なった世界線のストーリーとなるものですが、キャラの魅力も引き出せており、世界観の没入ができました。
大人になったラボメンの戦う姿も魅力的でありながら、しっかりとタイムリープ作品としての本質を忘れずに展開されていき、面白かったです。前半は主人公の中二キャラがなかったので残念でしたが、ストーリーに合わせて蘇る中二キャラに熱くなる事ができました。
終わり方に関しては、最高です。違う世界戦、ハッピーエンドはないだろうと思っていたのですが、実際には視聴者が想像できるようなエンドにされており良かったです。最終話に向けて、どんどんのめり込むように面白く感じられる展開のストーリーが良かったです。
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「シュタインズ・ゲート ゼロ」の作品情報
基本情報
タイトル | シュタインズ・ゲート ゼロ |
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読み方 | しゅたいんず・げーと ぜろ |
原作 | 志倉千代丸/MAGES. |
アニメーション制作会社 | WHITE FOX |
アニメ放送期間 | 2018年4月~9月 |
話数 | 全23話 |
アニメ放送局 | TOKYO MXほか |
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