「鬼武者」みんなの感想と評価口コミ!面白い?つまらない?
Netflixオリジナル秀逸
Netflixオリジナル作品です。やっぱりというか流石豪華です。制作陣、声優陣スゴいお名前がずらりです。映像はとても迫力がある画風です。よくあるツヤツヤきらきらした画風ではなく、鬼武者の世界観を堅実に表現している静寂な美しさを感じます。
主役の宮本武蔵は一目で三船敏郎さんがモデルと分かりました。凄味のある存在感です。ある村のたった1人の生き残りの少女さよとの関わりから、信頼のある存在へ遷っていく様が良かったです。
敵の核心へ迫る旅の途中で仲間の裏切りという要素が出てくるのはストーリー上あることですが、やはり胸が痛くなりました。
ストーリーが進んでいく中でこの世のものでない怪異が人型で襲ってきて、戦闘になり、刀で切り裂く様なシーンもあるのですが、流麗な画風なのでグロテスクには感じませんでした。
怪異の業を吸い取る鬼の篭手のデザインが美しく、あの世界観の中で異質な存在感を感じました。楽しめた作品です。ゲームでの鬼武者はプレイした経験はないのですが、基礎知識無くても問題なく鑑賞出来る作品です。
美しき画と未熟な物語
アニメ「鬼武者」は、その独特な世界観と、キャラクターのデザインにおいて、視覚的な魅力を放っています。作画は緻密で、背景に至るまで細部にわたるこだわりが感じられ、特に水面の描写などは見る者を引き込む美しさがあります。
声優陣には大塚明夫、大塚芳忠といった実力派が名を連ね、彼らの存在感ある演技はキャラクターたちに深みを与えていました。
しかし、物語の展開にはいくつかの問題点が見受けられます。回想シーンが多く、本筋から逸れることで物語のテンポが損なわれている印象を受けました。
また、キャラクターたちには魅力が感じられず、彼らの生き様や心情に共感することが難しいです。演出面では、鬼武者らしい迫力や重厚感が不足しており、ゲームからのファンとしては物足りなさを感じる部分もありました。
アニメ「鬼武者」は視覚的には極上の作品でありながら、物語の深みやキャラクター造形においては改善の余地があると感じます。これからのシリーズ展開に期待を寄せつつ、より心に響く物語を描いてほしいと願います。
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「鬼武者」の作品情報
基本情報
タイトル | 鬼武者 |
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読み方 | おにむしゃ |
原作 | CAPCOM |
アニメーション制作会社 | サブリメイション |
アニメ配信期間 | 2023年11月2日日~ |
話数 | 全8話 |
アニメ配信サイト | Netflix |