【ゾンビランドサガ リベンジ】アニメの感想評価とネタバレ考察(動画)

主人公である源さくらは事故によって一度死んでしまいます。第1話の冒頭でトラックに轢かれて、正直、なんだこのアニメは？と全然先の読めない展開に驚いたのを今でも覚えています。

そして、目覚めると知らない洋館にいて周りはゾンビだらけでした。しかし、自分もゾンビになってしまっていたのです。巽幸太郎という男がこのメンバーで、アイドルをやれとさくらに言いますが、出来るわけがないとつっぱねます。

それぞれのゾンビ達の過去、死んでしまった訳や葛藤が描かれていくこのアニメ。それぞれが克服し成長し、いつしか佐賀のアイドルになりました。

2期はゾンビ達がアルバイトをしている話から始まります。巽幸太郎が準備したスタジアムでライブをしましたが、キャパに対して全然お客さんが集まらなかったのです。巽幸太郎はやさぐれてしまい、彼女たちは説得や自分達に出来ることを考え行動します。

この時、彼女たちの成長に感動しました。ちゃんとアイドルとして、ゾンビだけど今を生きる人として成長している、と胸が熱くなりました。そんな姿を見て巽幸太郎はまた彼女たちと佐賀を救おうと決意します。

やがて話が進むうちに佐賀に大規模な自然災害という危機が訪れます。彼女たちは自分に出来ることを、と避難している人達に向けてライブをしたり手伝いをしたり、とても強いゾンビになっていました。

そして2期の冒頭、埋まらなかったあのスタジアムがお客さんでいっぱいになりました。ですが、まだ明かされていない謎が多すぎました。2期ではこのアニメは終わりません。

そしてあの本当に一番最後の映像、巨大なUFOのようなものが上空を飛んでいく映像で終わりました。全く意味が分かりません(笑) 3期はどのような話になっていくのか予想がつきません。

ですが、ゾンビがいる世界なら宇宙人やUFOもいるのかもしれません。元々、2期の一番最初の大きすぎるスタジアムでのライブ、巽幸太郎は何か焦っているように見えます。この活動にタイムリミットがあるかのようです。

やはり、ゾンビ達の命は永遠ではないのか、それとも巽幸太郎には何か寿命が短いような秘密があるのか。そして、唯一過去が明かされていない山田タエというゾンビには、何かこの話の重要な関わりがあるのか、とても気になる所です。

このアニメはギャグ的要素もありますが、感動シーンや考えさせられるシーン、人生について重要な事を思い出させてくれるような話があり、いつも胸が熱くなります。

そして彼女たちや巽幸太郎を応援したくなるのです。絶対にあるであろう3期。いつ放送されるのか分かりませんが、首を長くして待ちたいと思います。

この話を簡単に説明すると、一度死んだ伝説の女の子たちがゾンビになってアイドル活動をし、佐賀を救うという話です。あらすじだけ聞くとトンデモ話に聞こえますが、本当に面白いアニメでした。

やっぱりゾンビがアイドルをやる、なんてとんでもない話なのでギャグ要素が多いです。声優さんも割とふざけ倒していて、笑いながら楽しく見れました。

ですが、1度死んでしまった子たちがゾンビになってしまったことで起こる葛藤とか、生前の知り合い、後悔や思い残しにぶつかっていく姿は本当に感動できます。

特に子役として死んでしまった6号ちゃんには、死んでもなお愛してくれているパパがいて、思いを伝えられない悔しさを描いた回は悲しくて、でもそれを乗り越える6号ちゃんが素敵な回でした。

こんな感じで他の5人のそれぞれの事情も描かれていて、悲しくなると共にやっぱり面白いアニメでした。

アイドルで佐賀県を救おうとプロデューサーの巽幸太郎が、ゾンビでグループを結成するけど発想が凄いです。ゾンビとして蘇らせた女の子達は、何かしら伝説の人達だったけど、主人公の源さくらは幸太郎の同級生で恋心からアイドルにさせたと、匂わせているのがキュンとします。

伝説のアイドルだった愛と純子が、誰かに似てると記者に目を付けられた時はハラハラしたけど、上手い具合に誤魔化せて良かったし、リリィも伝説の天才子役で、パパが見つけてくれたのは感動しました。

伝説の特攻隊長サキが、仲間だった娘と死んだ理由になった方法で対決したりと格好良かったですね。ゆうぎりは伝説の花魁で第二期に彼女の過去が明らかになるし、幸太郎のご先祖様や行きつけのマスターとの関係も明らかになるので、佐賀愛が溢れるゾンビの原点を知る事が出来て面白かったです。

たえちゃんだけ何者であるかハッキリ分かっていないので、第三期作成してくれるなら明らかにして欲しいですね。フランシュシュが歌う曲はどれもノリが良くてカラオケにも最高です。

各キャラが歌う曲もそのキャラにピッタリだし、特に一番最初の「目覚めRETURNER」とサキの「特攻DANCE」が好きです。アイドル活動も順調で少しずつライブ会場も大きくなっていったけど、幸太郎が無茶をして大規模会場に観客が数人という大打撃を受けていたのはビックリしました。

愛が工場で普通に働いているのは印象的でしたね。皆は諦めずにアイドルを続けようとしてアレコレ頑張るし、幸太郎とのズレた掛け合いが笑いを誘います。

洪水で佐賀が危機に陥っても、アイドルとして避難所を明るい雰囲気にしていたのは泣けましたね。最後に宇宙船らしきものに佐賀が破壊されたのは意味が分からなかったので、第三期は絶対に制作して欲しいと思います。

1期でさくら・サキ・愛・純子・リリィの生き様が描かれていましたが、2期ではゆうぎりの生きていた頃の話が描かれていました。

1期の5人は不慮の事故という感じでしたが、ゆうぎりの話は佐賀の運命がかかっており、最期の「おさらばえ」と言うシーンでは涙が溢れてしまいました。

この話からフランシュシュの誕生に繋がるような描写もありますが、結局詳しいところは描かれておらず、むしろ混乱させるような2期のラストでした。たえの話がまだされていないので、そこにヒントがあるのでしょうか。

漫画ではsの話も描かれているようですが、せっかくのオリジナルアニメなのでアニメで先にやってほしかったという想いを込めて私はまだ見ていないので、早く続編が出ることを祈っています。

初回放送の時点ではこんなにも魅了されるなんて予想さえしていなかったが故に、驚きの感情でいっぱいになりました。

1話ごとに愛情が膨らんでいくことに、不思議な感覚と無上の幸福とが絶妙な加減で溶け合うようにして一つになって、自分の体の細胞一つ一つに行き届いていくような快楽的な心地を味わうことができました。

キャラクターそれぞれに過去があり、辛く悲しいものであっても自分の意思で向き合っていく様は感動を誘う素晴らしいものであり、感情を吸い取られたような非情な自分であっても泣くことを回避できませんでした。

そして、フランシュシュのメンバー全員が自分の推しになるだけでなく、それをプロデュースする巽幸太郎までもが抱きしめたくなるくらいに愛おしくてたまらなくなりました。

ゾンビランドサガRは、前作のゾンビランドサガ(2018放送)の続編として放送されている。前作はメインキャラクターのゾンビ達が所属するフランシュシュの成長をメインに描いていたが、今作は成長と共に彼女達の過去に迫るシーンが数多くある。

何故彼女たちはアイドルになるのか。何故彼女たちはゾンビになったのか。そんな謎が多いゾンビランドサガの世界を更に深堀するゾンビランドサガRになっている。特に気になるのは、毎回エンディングのクレジットのトップになる｢巽幸太郎｣の存在だ。

クレジットのトップになるのは基本的に主人公と決められている。だからこそ、ここで疑問が起こる。ゾンビランドサガの主人公は誰なのか？前作でも同様にメインで描かれるのは源さくらだ。

1話から彼女を中心に物語が進んでいるが、本当の主人公は｢巽幸太郎｣なのではないか？と考察する。実際は巽幸太郎がどのように佐賀を救うのか、どのようにフランシュシュをプロデュースするのかが、この作品の本質にもなりうるのだろう。

このように謎めいた部分が明かされていくのか？いかないのか？と思わせるのがゾンビランドサガRの魅力であり、視聴者を虜にするのだと思った。