放課後ていぼう日誌

放課後ていぼう日誌
(C)小坂泰之(秋田書店)/海野高校ていぼう部
4.0
Rated 4.0 out of 5
5つ星のうち4.0 (合計1レビュー)
★50%
★4100%
★30%
★20%
★10%

「放課後ていぼう日誌」みんなの感想評価!面白い?つまらない?

放課後ていぼう日誌の素敵な旅

Rated 4.0 out of 5
2023年12月17日

アニメ「放課後ていぼう日誌」は、都会から田舎に引っ越してきた陽渚が「ていぼう部」という釣りクラブに参加することから始まる日常系ストーリーです。

最初の数話は、典型的な日常系アニメの楽しさがあり、特に第1話の主人公がタコに絡まれるシーンは、かなり印象的でした。アニメが萌え要素を取り入れた深夜アニメとしての側面も見せています。

しかし、放送が再開された第4話以降、アニメは一変します。ただの日常系アニメにとどまらず、釣りや自然についての教育的な側面を強調し始めました。

第9話では着衣水泳やアオサギの救助など、命の大切さを伝えるエピソードが描かれています。それまでの「日常+α」のスタイルから、より深い知識を提供する方向にシフトしたのです。

また、アニメの背景美術の細かさも見逃せません。芦北町をモデルにした背景は、そのリアリティで観る者を引き込みます。魚の描写も細かく、料理シーンはまさに飯テロそのものでした。

ただし、私としてはもう少し過激な表現もあっても良かったかなと思います。それにより、ゆるい釣りシーンとのコントラストがより際立ったかもしれません。

各エピソードは、部活動を通じて友情や助け合いの大切さを描いています。たとえば第4話では、仲間たちが陽渚のために帽子を買ってあげる心温まるシーンがあります。

他のエピソードでも、アジゴのから揚げを作る話や穴釣りのエピソードなど、様々な釣りの技術や楽しみ方が描かれています。

最終回は、それぞれのキャラクターが成長し、釣りを通じて得たものを見せてくれる素晴らしい締めくくりでした。

全体を通して、「放課後ていぼう日誌」は、単なる日常系アニメではなく、自然への敬意と知識を教えてくれる素晴らしい作品だと感じました。動画工房の手がける作品としては、新しい地平を開いたと言えるでしょう。

さくらこ

「放課後ていぼう日誌」の感想を書く(ネタバレ考察あり)

「放課後ていぼう日誌」の作品情報

基本情報

タイトル 放課後ていぼう日誌
読み方 ほうかごていぼうにっし
原作 小坂泰之
アニメーション制作会社 動画工房
アニメ放送期間 2020年4月~9月
話数 全12話
アニメ放送局 AT-Xほか

作品概要・あらすじ内容

『放課後ていぼう日誌』は、小坂泰之による漫画が原作の日本のアニメ作品です。この作品は、田舎町に引っ越してきた高校生・鶴木陽渚が中心となって展開されます。

陽渚は元々手芸が好きなインドア派で、高校生活を手芸部で楽しむつもりでしたが、偶然出会った「ていぼう部」部長の黒岩悠希によって釣り部に入部させられます。

最初は生き物が苦手で釣りにも興味がなかった陽渚ですが、黒岩や他の部員たちとの活動を通して、釣りの楽しさや奥深さを知っていきます。

アニメの特徴としては、主に釣りをテーマにした日常系の作品で、リラックスした雰囲気の中で釣りの技術や知識が紹介されます。

ていぼう部の活動は、釣りはもちろん、釣った魚を調理して食べることも含まれ、部活動の楽しさが描かれています。また、この作品は女子高生が中心の物語であり、部員はすべて女子高生という設定です。

アニメは2020年4月に放送を開始しましたが、新型コロナウイルスの影響で一時休止となり、7月から再開されました。

このアニメは、生活の中での小さな楽しさや発見を描いた作品であり、釣りを通じて友情や成長が描かれています。また、放送休止中には、同じ放送時間に『動画工房 春のアニメまつり』が放送されたこともあります。

このアニメは、釣りに対する細かい描写や自然の美しさを通じて、日常の中での小さな幸せや、人とのつながりの大切さを伝える作品です。視聴者にとっては、日常の喧騒から離れて、のんびりとした時間を楽しむことができるでしょう。

PV予告動画