「のんのんびより のんすとっぷ」みんなの感想評価とネタバレ考察
疲れた時に見るのに最適な、ゆっくりとした時間の流れる田舎日常アニメ
生徒数が少なく、1年生から6年生までが同じ教室で授業を受けるほどの、ど田舎で暮らす小学生たちがメインのアニメです。
スポットライトが当たるのは大人も子供も女子ばかりで、メインキャラのお兄ちゃんとして男子はいますが、無口キャラクターなのでほとんど絡みはありません。
嫌われたり、避けられているわけではありませんが、生徒数が少ないこともあり「女子は女子と遊ぶ」という点にほとんど違和感はありませんでした。
特に「にゃんぱすー」という、謎のあいさつを生み出した宮内れんげは小学1年生で、変わった子だということを抜きにしても、世の中は知らないことだらけで全てが新鮮。
名前も知らない同年代の子と親友になったり、自分たちではどうしようもできない別れがあったりするのも子供らしくて素敵な展開です。
子供は子供なりにいろいろなことを考えて、毎日楽しく一生懸命に生きるほのぼのとした日常や、時々起きる出来事で和んだり感動したりさせてくれます。
ノスタルジックな田舎体験
バスが5時間に1本しか来ないような田舎町で暮らす、分校の生徒たちの日常を描いた本作品。特に山場や大きなストーリーがあるわけでもない日常アニメですが、田舎でのびのびと暮らす登場人物たちにとにかく癒されます。
アニメながら鮮明に描かれる木々や、川の清流など、都会に住む自分にはなかなか味わえない景色がとっても心にきます。登場人物も魅力的で、小学生のれんげがとっても可愛いです。
特徴的な語尾で、いっつもリコーダーを練習している彼女は、分校で生活しているので、基本的に年上に囲まれて生活しています。特に印象に残ったのは1期の4話で、れんげが夏休みにおばあちゃんの家に遊びにきていた女の子と仲良くなる話です。
夏休みが終わってその子は帰ってしまうのですが、小学生のときに感じた夏休みのわくわく感を思い出して、ノスタルジックな気持ちになりました。
のんびり見られる!
心穏やかに安心して見られるアニメです。最近はよく、PVやオープニングとは裏腹に、鬱展開になるアニメも放映されていますが、この作品はタイトル通り、とにかく「のんびり」して見ることができます。
この作品の魅力として1つ目はやはり、「のんびりとした日常を味わうことができる」という点です。現実世界で疲れた頭や体を、このアニメを見ることで癒やしてくれます。そして、観終わったあとにまた頑張るかー、という気持ちになれます。
魅力の2つ目は、「田舎あるあるに共感できること」です。舞台がとても田舎な場所で、度々田舎あるあるなネタが登場します。田舎に住んでる方や田舎出身の方だと、すごく共感できるのはではないかと思います。
携帯電話の電波の話はしみじみと共感しました。ぜひ4期も見たいです!癒やされたい方はぜひ見てみることをオススメします!
のどかな日々のちょっと抜けた可愛い女の子たち
基本的には田舎ののんびりとした日々を描いてますが、キャラクターに特徴があり、何気ない日々が楽しく感じます。
私のお気に入りはれんげちゃんです。れんげの特徴的な話し方がとにかく可愛いのですが、たまに小1とは思えないことを言い出しますが、そこがれんげらしくて良いです。
個々としても面白いのですが、個人的にれんげと楓のやり取りが好きで、いつもは飄々としている楓がれんげのことになると、甘々になっちゃうところにキュンとしちゃいます。
3期では楓の乱れた布団をなおすシーンがあるのですが、れんげが成長しているんだなと感じ、こちらももらい泣きしちゃいました。
れんげと楓以外にも印象的なペアがあり、ほんわかとした女の子のやりとりが好きなら蛍×小鞠、テンポの良い漫才のような面白さを求めるなら夏海×ひかげがお勧めです。
のんびりとした気持ちになる日常系アニメ
このアニメはとある田舎町にある分校(小学校/中学校合同)に通う、子どもたちの日常を描いたお話です。小1~中3と幅広い年齢の子どもたちが一緒になって勉強したり、駄菓子屋に行ったり、川に飛び込みしたりして、無邪気な姿にほっこりさせられます。
個人的にはれんげちゃん(小1)の突拍子もない発言と、それに乗っかるなつみちゃん(中1)の掛け合いが大好きです!最後の最後まで声を拝めないお兄ちゃん(卓くん中3)の存在も絶妙に気になる存在です!
作中のほとんどが大自然で、自分も子どもの頃は飽きもせず、同じメンバーで遊び回っていたなぁと、どこか懐かしく思います。社会人として目まぐるしい毎日を過ごしている方に息抜きに、是非、見て欲しい作品です!
心の休憩
このアニメは主要キャラのひとりである一条蛍が田舎に引っ越したところから始まる。このアニメで特筆すべきはその舞台設定にある。この作品は俗に言う日常系・空気系アニメであり、派手なアクションやイベントが起こったりはしない。
基本的にキャラたちが学校だったり、友達の家だったり外だったりで、戯れている姿が描かれているだけである。ただ、このアニメには舞台が田舎であるがゆえに、独特の間がある。
これが絶妙で、ときにそれはギャグをより面白く感じさせ、ときにエピソードに深みを持たせるはたらきをしてくれる。この田舎特有の間とでも言うべき演出が、このアニメの味であると思う。
さらにこの演出を多分に活かすストーリーが良い。基本的にはギャグ寄りでキャラたちのやりとりに笑うような話が多いのだが、たまにすっと感動的な話を入れてくるところが憎い。
私はよく駄菓子屋とれんちょんに泣かされた。一番好きなキャラはこまちゃんなのに。このアニメシリーズは3クールと劇場版があるが、興味のある方は慌てることなく、日々の生活で荒立った心を休ませるような気持ちで、ゆったりまったり視聴することをおすすめしたい。
どこか切なくなる日常
物語は田舎で過ごす女の子の日常を描いたものですが、ネタがシュールでとても面白く、観ていて飽きません。また、面白いだけでなく、時折り挟まれるシリアスな話がとても涙腺に響きます。
一期のれんげが田舎に帰省してきた女の子と出会い、帰省から帰る時の別れのシーンのれんげの感情の描写は、リアルでどこかグッときます。
上にあげたところでもそうなんですが、のんのんびよりは全体的に間の取り方が秀逸だと感じます。
例えば、無言でいるシーンの顔だけの描写が長く時間を取っていたり、あえて登場人物を引きの画面で見せて、会話内容が聞こえない場面を長く流したりなど、独特の表現が他にない素晴らしいものだと感じます。
また、3期ではこれまで進んでいなかった時間軸が動き出し、それぞれのキャラクターの成長が見られて、日常がついに変わることを表現していて、そのことが示されてる各期のエンディングの歌詞も必見です。
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「のんのんびより のんすとっぷ」の作品情報
基本情報
タイトル | 第1期:のんのんびより 第2期:のんのんびより りぴーと 第3期:のんのんびより のんすとっぷ |
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原作 | あっと |
アニメーション製作会社 | SILVER LINK. |
アニメ放送期間 | 第1期:2013年10月~12月 第2期:2015年7月~9月 第3期:2021年1月~3月 |
話数 | 第1期:全12話 第2期:全12話 第3期:全12話 |
アニメ放送局 | テレビ東京ほか |
声優(CV)・キャスト | 宮内れんげ役:小岩井ことり 一条螢役:村川梨衣 越谷夏海役:佐倉綾音 越谷小鞠役:阿澄佳奈 宮内一穂役:名塚佳織 加賀山楓役:佐藤利奈 宮内ひかげ役:福圓美里 富士宮このみ役:新谷良子 篠田あかね役:田中あいみ |
あらすじ・ストーリー
全校生徒が5人しかいない旭丘分校。自転車で20分かかる最寄りの本屋はジャ◯プの発売が毎週水曜日だし、レンタルビデオ屋は10駅向こう。野菜は置き売りされているし、家の鍵に至っては見たことすらない。
そんな田舎の生活だけど、旭丘分校の5人はいつも楽しく過ごしています。
「なんにもない」がある、スローライフな日々。
………なんて気付く必要もなく、豊かな自然の中で豊かに毎日を過ごす少女たちの、まったりゆるゆるなド田舎コメディ。
引用元:「のんのんびより のんすとっぷ」公式サイト