【Free(1期～3期)】アニメの感想評価レビューとネタバレ考察(動画)

スポーツアニメと称しながら、競泳に関する要素はほぼ皆無。プールで泳ぐシーンを入れておけばとりあえずスポーツアニメとして成り立つと思われているらしく、ストーリーの中心は男キャラたちの人間関係、競泳に関しては浅はかな知識と描写しかなく、スポーツアニメとして見ようするならば止めたほうが無難。

個人的には、キャラクターデザインが明らかに不自然であると思いました。

凛や遙や真琴や怜などの男性キャラクターがとりわけ酷かったです。その顎で人を死に至らしめることが可能なのではないかと、疑ってしまうレベルの凶器的な顎の尖り具合に観ていてゾッとしました。

また、それ故に顔全体のバランスも些か妙に思えました。一方、渚であったり江ちゃんに関してはそのようなことはなく、至って普通に綺麗なキャラクターデザインであると好ましい目で観ることができました。

その他の作画に関しても特に問題視する必要もなく、それどころか飲み込まれてしまうほどの美しさを誇っていたのが印象に強く残りました。表現するには難しいプールの水をあんなにも美しく描けることに感動を覚えました。

Free!は小説原案で京都アニメーション制作のアニメです。京アニが制作しているだけあって画がとても綺麗だし、描写が細かいので感情移入しやすいです。

水泳部を舞台にしているので、プールなどで泳いでるシーンがよく出てくるのですが、水の流れや水しぶきなど、実際の映像に劣らないくらい本当に綺麗でした。さらに、その画に負けないくらい作中の音楽が素晴らしかったです。

シーンに合わせた音楽なのはもちろんなのですが、水中では洗礼された音楽で、ギャグシーンでは盛り上がる音楽だったりと、まさに縁の下の力持ちのようにアニメを支えていました。

ストーリー展開は複雑ではなく、ギャグの要素が多いので、キャラに萌えながら楽しく見れるアニメだと思います。

腐女子向けアニメと言われることも多いですが、ストーリー、作画、音楽、キャラクターや声優陣、どこを取っても一流でアニメ好きなら誰でも楽しめるアニメだと思います。

京都アニメーションが制作しているため、とても作画が綺麗です。特に1期1話冒頭の遙が水に潜るシーンの作画が圧巻だと思います。物語の展開は、スポーツ系作品の王道ではありますが、テンポが良く見やすいと思います。

また、競泳で順調に未来を切り開いていく凛や遙の姿だけではなく、競泳選手以外の道を模索する真琴や宗介の描写をしているのも素敵だと思います。

一方で、いろいろなキャラクターの描写が細かいが故に、3期まで進むと登場人物が多くなってきて少し見づらさを感じる時もあります。高校と大学をいったりきたりしながら話が進んでいくので、混乱してしまうこともありました。

また、宮野真守さんや鈴村健一さんといった有名声優さんが出演されているので、声優さんが好きな方にもおすすめできる作品だと思います。

京アニ作品なのでとても絵が綺麗で、作画が細かく繊細で絵だけでFree!の世界に引き込まれます。水泳アニメなので水の描写がとても綺麗で、遥が水を浴びて気持ち良さそうにしてるシーンは、見ている側も見惚れてしまうくらいです。

遥をはじめ真琴、凛と水泳を通じて将来の夢を見つけ、もがきながら成長していくのですが、重いシーンだけではなく、笑いも毎話あるので気楽に楽しんで見れると思います。

水泳を軸にしていますが、誰もが経験する思春期ならではの葛藤を描いているので、とても共感して涙、感動すること間違いなしです。各キャラクターそれぞれの悩みを細かく描いてくれていて、必ず自分に当てはまる心情のキャラクターが登場すると思います。

音楽にもこだわりがあって、リレーをするときの壮大な音楽には心動かされます。キャラソンも流れたりするので、よりキャラクターに寄り添えて感動します。

小学生時代に通っていたスイミングスクールでのリレー優勝から、水泳から遠ざかっていた主人公と幼馴染たち。高校入学とともに再会し、水泳部を創部して、日本一・ゆくゆくは世界を目指していく、というストーリーです。

京都アニメーションが手掛ける作画は、躍動感や水の透明感、舞台になっている鳥取県岩美郡岩美町の自然など、とっても綺麗に描かれて見入ってしまいます。

男子高校生の年齢ならではの将来への葛藤を、ときに仲間の力を借りながら、乗り越えて成長していく姿に胸を打たれます。ひたむきに努力して結果を残していく主人公がとても魅力的です。

声優も豪華で、宮野真守さんや代永翼さんなど、今をときめく実力派声優の名演は必見です！