「本好きの下剋上3期」みんなの感想評価とネタバレ考察
小説界の神作品
その執筆数は五百万を超える思いの強い作品。
ファンも多いが中身も濃い。
本のなんたるかを記したものは、アニメでは到底語り切れない。
原作を読むべし。
決して本好きでなかったとしても。
マイン巫女見習いとしての最後の大活躍
本好きの下剋上は、原作の序章が貧しい下町育ちの少女「マイン」に転生してしまった本好きの麗乃の「本」の対する執念が物語の本流になっています。声優の井口さんもマイン役にピッタリですが、何といっても3期は主要メンバーとなった神官長フィルデナンド様との絡みが面白いですね。
原作よりも短くなっているため、どうしても面白場面のいくつかが省かれてしまうのが残念ですが、ジルベスター様も登場し、その中でマインが巫女見習いとして成長していく様子が見られるのが3期です。
アニメの間に流れるCMでマインが「私こんなに大きくなったよ」というセリフがありますが、本当に原作を知っている人にも懐かしいと思いながらも楽しめた3期でした。とくに、最新刊の原作「あのときジルベスター様からもらったお守り」」や、ガマガエルとマインが呼び続けるアーレンスバッハの貴族も登場します。
3期の後半はいよいよマインがローゼマインとして上級貴族になり、ますます印刷業を広げていくお話です。そのための布石が3期になりますので、これから見る人にはアニメと原作の両方を楽しんでもらいたいです。
いまいち
なろう原作は全部読んでいます
今期の話は全体的に雑な展開という印象だね
3期の9話と10話も緊迫感ないし、全体的に展開早すぎて、やっぱり雑だなぁと
最後の祝福の詠唱も早口すぎると思う
新キャラクターの声優が豪華
1期や2期でも、子安武人さんや前野智昭さんに日野聡さんなど豪華な声優が重要なキャラクターを担当していました。3期から本格登場するカルステッドの声優を担当するのが森川智之さんで、新キャラクターの声優に井上和彦さんや堀内賢雄さんが登場します。
ほかのアニメで活躍を見てきた声優さんが演じる物語のカギを握りそうなキャラクターが、どのようにストーリーにかかわってくるのかという視点でも楽しめる作品です。
1期や2期は本を作るための紙作りが中心だったけれど、3期は本格的に本を作って売るために、お貴族様との関係も焦点になってきます。マインを取り巻く環境が変わっていく中で、どのように下剋上していくのかが気になる作品です。
青色巫女見習いからローゼマイン様へ
本好きの下剋上2期の最期に、フェルディナンド様がカルステッドにマインを養女に、という話がありましたが、3期はそこにつながる物語になります。
原作ではいちばん最新刊で再度出てきたビルデバルドが、ここでもマインを苦しめているのが許せないですね。そして今でもマインを大切にしている、下町の家族たち。
これから一番変わっていくのが、マインとルッツであるのが、先を全部知っているとせつなくなります。それでも、足を停めないマインの力強さ。マインは3期のラストでカルステッドの娘となり、その後さらにジルベスターの養女として下町の家族と離れ離れになってしまいます。
生まれ変わって、今の家族を大切に思っているマインが可哀そうですが、ここからずっとマインを支えるフェルディナンドと、マインが他の誰よりも信頼関係を築くのに、なぜ恋愛に発展しないのか不思議です。
地に足付いた異世界モノ
原作は未読で正直異世界モノと言われると食傷気味ではあったが、こちらは多少のバフはあっても現代知識があるだけでは、無双どころか生き残ることすらままならないハードな世界。
中世相当の世界で娯楽としての本を普及させるという目的のために現地の文化や習慣や世界の仕組みを学び、周囲の人からの協力を得てそこでやっと初めて現代知識が、活きて物事を成していくので見ていて面白い。
作画や劇伴も前期に引き続きNHKアニメのような感じで質が良い。
だいぶ世界設定への理解は深まりマインにもできることが増えガリ版で喜んでいたのが、直近の話ではついに活版印刷か?出版か?という段階ではあるが、まだわからない事、成し遂げていない事は多いので続きが楽しみ。
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「本好きの下剋上3期」の作品情報
基本情報
タイトル | 本好きの下剋上3期 |
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読み方 | ほんずきのげこくじょう |
原作 | 香月美夜 |
アニメーション制作会社 | 亜細亜堂 |
アニメ放送期間 | 2022年4月〜 |
話数 | 全?話 |
アニメ放送局 | WOWOWプライムほか |
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