「凪のあすから」みんなの感想評価!面白い?つまらない?
決して派手ではないが素晴らしい作品
まず、映像が美しいです。寂れた町や海の中の町など、風景の描写が印象的でした。ただの恋愛ストーリーではなく、海と地上の人間の関わり、登場人物の家族ストーリーなど、色々と深い話です。
一番好きな話は、「ビョーキなふたり」です。女子同士のぶつかり合いの喧嘩の末、仲直りするシーンが青春ですね。このストーリーは、登場人物のちょっとしたセリフやぶつかり合いが妙に生々しくて、でもそこが好きです。
リアルタイム放送時に見ていましたが、13話で事故が起こり、その後の安否が分からない状態で年末の放送休みをぶち込まれたのはなかなかの苦行でした。それも含めて楽しかったですね。
最後の方の通称「エナのバーゲンセール」にはちょっと納得いきませんでしたが、それもまあ許せるくらいには素晴らしい作品です。個人的には予告がたまらなく好きでした。
陸と海を繋ぐ不思議な物語。大人と子どもの恋愛が交錯するストーリー。
広告の段階からイラストがとても可愛らしく綺麗で興味をもちました。声優も非常に豪華で、特にメインキャラクターの4人と紡全員ぴったりの配役だと感じました。特に心を動かされたのは要・紡・ちさきの三角関係です。
一心にちさきに思いを寄せる要が叶わない恋をしているのも胸が痛みますが、海組の中で唯一年齢をかさねたちさきが、自分だけ幸せになってもよいのかと、紡との関係に葛藤している場面も印象的です。
さいごふたりは結ばれますが、とにかく紡がかっこいいのがずるいですよね。そのような恋愛模様が描かれつつも物語は海と人との繋がりを壮大に描いたファンタジーな主題になっていたので、ただ恋愛をして終わるだけのストーリーじゃないところもよいと思いました。
色彩豊か
海と陸の恋の話です。海の色が青と白だけではなく、太陽が照らす様々な光を表現した作画で、美しいです。キャラクターの表情も細かく、音声無しでも楽しめるほどです。花江夏樹、花澤香菜、茅野愛衣など、豪華声優が演じています。
主人公たちは学生なので、声の高い声優が多いです。思春期や家族愛や子供から大人に成長する所がリアルに表現されています。最後はやっぱりねって思う人達同士でカップリングが出来て、ハッピーエンドで終わります。
まなかが紡に、魚の真似をして「元気だよ」と口を抑えながら言うセリフが印象に残っています。好きってなんなのと悩むまなかが、ウミウシのお腹の色で占いをするシーンが、視聴者の感情がぐちゃぐちゃになるほど、考えさせられます。
映像が綺麗な昼ドラアニメ
まず主役二人が花江夏樹さんと花澤香菜さんといった有名声優なので、ファンの方は絶対見るべき!他の声優さんもアニメ好きなら一度は聞いたことがあるような方々です。
2クールあるのでストーリーは長いですが、映像も音楽も綺麗なので見ていて飽きないです。もう終わり!?となるくらい。
ただ、萌えアニメだと思って油断して見始めたので驚きました。ストーリーはドロッドロです!人間関係が複雑に絡んでいて、見る中で推しキャラが出来ると辛い展開もあります。昼ドラか!?と思ったことも。
特にお気に入りの伊佐木要くんは、はじめイケメンキャラかと思いきやギャグ要員で、なんだこのおもしれー男……と思っていたら内心色々悩んでいるキャラで……踏切のシーンは何度も見返すくらい気に入ってます。
途中のドロドロ具合からよくここまで綺麗に終われたなと思うくらい素晴らしいストーリーなので、見て損はないです!ネタバレを見ずにまっさらな気持ちで視聴してほしい作品。