ようこそ実力至上主義の教室へ
(C) 衣笠彰梧・KADOKAWA刊/ようこそ実力至上主義の教室へ製作委員会
「ようこそ実力至上主義の教室へ」みんなの感想評価とネタバレ考察
合わなかったのだろうか
人気作品だと思い見てみたが…
原作だと違うのかもしれないが、少なくともアニメを見た限りでは設定がガバガバ。それは学園ものに限らずよくある事だが、一応頭脳戦?という事らしいので舞台設定の作り込みの杜撰さとの相性の悪さを感じられた。
ストーリーや世界観の良し悪しを考えないようにすればそれなりに楽しめる作品も多いとは思うが、本作はそういった方面でも特に見るべきものは感じられなかった。
頭脳漫画だというのに、トリックが極めてズサン
最初の山場、試験問題買収については見事
が、そこからはただのご都合主義と言わざるを得ない
監視カメラの無い場所にバスケくんを呼び出し、挑発し一方的にボコらせた事件
無いからこそ出来た作戦のはずなのに、主人公側からこのカメラが見えないのか?
と、言われ素直に従う悪役達
しかも
携帯を取られて取り返すことも出来ないとキている
これがご都合主義でなく何なのだろう?
次に無人島サバイバル
Aクラスのデカマッチョはわざわざ誰も居ない場所で
誰かに見られているからと警戒し
俺達がリーダーだと話している
キジも鳴かずば撃たれまい
何も言わずに去っていればリーダーを当てられるのは極めて困難だった
何故そんな愚を犯したのか?
作者がご都合主義だから
次にCクラスのナルシストの女
無線機の隠し場所がずさんすぎやしないか?
第一発見場所の真下
しかも手とか汚れてたらそりゃ、誰だってその下を怪しむだろうよ
これは最早
ようこそご都合至上主義の教室へ
だ
それを物語るように売上はガタガタ
にも関わらず二期アニメ化
何故そんな事になったのかを物語化した方が余程有意義
強者
綾小路と千葉さんの声がピッタリ。綾小路の相手の戦略を利用して勝つのが好き。最初こそ自己紹介失敗などで普通の高校生というイメージだったが、話数を進めていくほどにそのイメージは崩れていく。
堀北学が妹の鈴音を殴ろうとした時に止める所。そこからの攻防も時間的には短いながら滅茶苦茶カッコイイ。須藤とCクラスの暴力事件の解決方法も観ていて凄く納得させられたし、堀北をそこに誘導しているのも良い。
初登場から強者感満載だった龍園にも正体をバレることなく勝利。龍園の葛城との契約、0ポイント作戦は常人なら使わないような作戦だし、それを逆に逆手に取るのは凄い。リーダー交代に関してもルールの穴を見つけていくスタイル。
龍園、綾小路共にルール外での戦い方が上手い。そして何より最後の綾小路の独白。怖さを孕んでいる眼。そこでの挿入歌と「ようこそ実力至上主義へ」という文字。とても続きが観たくなる終わり方です。今後綾小路が誰かを信用することはあるのだろうか?
考えていることが分からない主人公
原作は見ていませんが、とても面白いと思いました。原作をそのままアニメ化したのではなく、話の順番などが変わっているそうで、原作から見ている人は面白くないと感じることもあるようです。
話の内容としては、まず、個人の実力によってポイントが与えられ、そのポイントで様々な物を買えたり、サービスを受けられる学校の設定が面白いと思いました。作画は、めちゃくちゃ良い!という訳ではなかったですが、全体的にきれいで良かったです。
声優も豪華で、OPの曲や演出もとても好みです。アニメの最終話では、主人公が周りを信頼しておらず、ただの駒としか思っていないことが明らかになりましたが、今後クラスメイトにそのことがバレるのか、クラスメイトのことを仲間と思えるようになるのか、続編が気になります。
綾小路と堀北の対比の面白さ
物語は、メインヒロインである堀北鈴音を通し、賢いだけでは成り上がることはできない、仲間や友人を作り、共に協力していくことが大切であるということを伝えていると感じました。
その一方で、最終話にもあったように、主人公はあくまで勝つことが全てであり、周囲の人間を利用し上に立とうとしており、この対比が見ていてとても面白いと感じました。
また、主人公の考えに変化は訪れるのかということや、周囲の人間は綾小路清隆という人間を理解することはできるのか、など気になる要素が多くあり、今後の展開にも期待できます。
個人的には、南の島での特別試験のラストで、全てが主人公の思惑通りに動いていたシーンが印象に残っています。このシーンは、主人公の頭の良さや強さがよく分かるとてもいいシーンだと思います。
実力主義な熾烈な学生生活
本作の舞台は実力主義な学園です。普通はある程度表には出さないような成績などの優劣を思いっきり全面に出して、痛いほど劣等者や優等生の格差を表面化させる、凄まじく厳しい学園だなと思います。
そんな学園に降り立った主人公綾小路は、劣等クラスとされるdクラスに配属されるわけです。一見蔑まれ悲劇が主人公を襲うという展開に思われたのですが、この綾小路というキャラは凄まじく異質なのでした。
一見落ちこぼれに見えたのは演技で、実は学園最高クラスのスペックの持ち主、次々とdクラスをトップへと影で押し上げていきます。
dクラスには堀北という生徒会長の妹がいるのですが、彼女も頭脳明晰、性格難ありでdだったわけで綾小路を最初は見下していたのですが、徐々に懐いてくるのが面白いです。
そんな綾小路の快進撃が爽快な作品、しかしまだ彼には凄まじい秘密が隠されていそうで2期が楽しみです。