「東京24区」みんなの感想評価とネタバレ考察
ヒーローはやっぱりいないとね♪
東京24区は私の現代社会に少し似ているようなちょっと近未来な感じに私は思いました。緊急速報が今でも鳴る時代、それを犯罪や事件、事故まで未然に防げるシステムがあるのなら、凄く生活は豊かになるんだろうなっていう感じで最初は見てました。
そんな中、主人公達が2つの未来を選択しなければならない状況が起きて、私ならどっちだろ?他の未来はあるのかな?って考えながらハラハラしてきて、それでもみんなを助けるために必死に動いて考えてる3人がホントにヒーローに見えました。
こんな便利なシステムを考えた香苗先生の知識は凄すぎる!けれど便利なシステムの半面選択をしないといけない状況が出てくるのは辛い。そのシステムにアスミの意識が使われてて、意識がある分やっぱり暴走しちゃって、、、
香苗システム反対派と、開発者側で揉め事も始まって、、、でも最後アスミの意識の中に3人が行って2つの選択じゃなく3つ目の選択をしてみんなが「アスミ大好き」ってなったシーンはホントに涙腺崩壊。
でも破滅することなく、アスミは消えてしまったけど、この24区がまたみんなが笑顔に暮らせるようになって凄くハッピーエンドに終わって良かったです。
究極の選択とアスミの秘密にドキドキが止まらないです!
東京湾に浮かぶ架空の都市が舞台で、24区の利権を巡る大人達の争いと、3人の少年達がそれぞれの正義を元に戦う姿を描いています。
少年3人は幼馴染でシュウタはパン屋の息子、ランはアーティスト集団のリーダー、コウキは24区長の息子と一見相容れないように見えますが、幼い頃に結んだ絆は久しぶりに会っても消えていなくて、胸が温かくなります。
取り壊しが決まった廃校を救おうとして活動していた最中に、亡くなってしまったアスミから連絡が来て、事件に巻き込まれていくのはミステリアスでした。
アスミからの連絡は事故が起きるけど、被害が大きい方か少ない方のどちらかを選んで救えと言うもので、究極の選択だけど3人はどっちを選んで何をするのか引き込まれます。
ヒーローになりたかったシュウタは、自分の考えを真っ直ぐに貫いて感情で飛び出して行くのは爽快です。それを注意するコウキは、冷静沈着で合理的に物事を進めようとして時に反発するのは面白い。
ランは自慢のハッキングでシュウタの援護をして頼りになるのが格好良いです。テロ組織まで現れて犯罪の匂いがするし、ランの仲間が巻き込まれたり、コウキの知り合いが首謀者の一人だったりと、身内の秘密が明かされて行くのも目が離せません。
そして、アスミの秘密にコウキの父親が関わっていたけど、コウキの母親の願いを叶える為と歪んだ愛情を見せ始めるのは怖いですね。
声を担当するのは主人公の男子三人を超が付く程の人気声優さんで気分上がります。シュウタを榎木淳弥さん、ランを内田雄馬さん、コウキを石川界人と豪華です。サブキャラのクナイに斉藤壮馬、筑紫役に中村悠一という主役級が登場したのも贅沢です。
オープニング曲を担当するのは4人組ロックバンドSurvive Said The Prophet。透明感のある高音の歌声が爽やかで、激しいギターとドラムスが前へ進もうとする主人公達の気持ちと重なってテンション上がります。
エンディング曲は軽やかなアップテンポの曲で主人公の声を担当する榎木淳弥さん、内田雄馬さん、石川界人が歌っていますが、高音で爽やかな歌声に聴き入ってしまいました。
シュウタ、ラン、コウキの3人がバラバラになってしまって、ハラハラする展開が続きますが、アスミが意識を取り戻し、究極の選択に苦しんでいたのを助ける事が出来るのか最後まで見守りたいです。
キャラはともかく話的にはえり好みは避けられない作風?
人口島「24区」に住む幼馴染み3人組が特殊能力を経て、人の未来を守るための活動や死んだ仲間の謎に迫るミステリーやSF要素が混じったアニメです。
全体的にみると設定やストーリーはやや理解しにくく難解な印象で、かなり観る人を選ぶ作風になっている感があります。
序盤に関しては主人公3人のキャラの違いが分りやすかったり(色分けされてるあたりは多少戦隊っぽくも感じたかも?)、黒幕が現れたことで物語の面白さが加わりそうなわくわく感も感じられました。
一方で、死んだ幼馴染の謎引きも若干生かしきれてない印象もあったり、また、4話を目処に視聴継続するか否か分かれ道になっていく印象も受けました。見ようによっては本作もコロナ禍の影響を受けてしまった作品といえますね。
正義
作品内で幾度となく登場し、本作において中核ともなり得るトロッコ問題が印象として深く残ります。どちらを選んだとしても、犠牲は必ず伴うため、己の判断が正しいのか否かで葛藤するのは無理もありません。
自分の信じた正義が果たして誰にとっても正義として受け取ってもらえるのか、それは極めて難しいことに違いないため、選択を迫られる主人公に対して同情的な感情を持って見てしまうのは致し方ないとしか言いようがないです。
もっとも、どちらも助けるという主人公の典型とも言える発言は、現実的な観点からして無謀に感じられ、興醒めしてしまいました。何においても、ある程度の犠牲は付き物であり、努力したところで救えない命だってあるのです。
「東京24区」の感想を書く(ネタバレ考察あり)
「東京24区」の作品情報
基本情報
タイトル | 東京24区 |
---|---|
読み方 | とうきょうにじゅうよんく |
原作 | Team 24 |
アニメーション制作会社 | CloverWorks |
アニメ放送期間 | 2022年1月~ |
話数 | 全12話 |
アニメ放送局 | TOKYO MXほか |
PV予告動画
- タグ