天才王子の赤字国家再生術

天才王子の赤字国家再生術
鳥羽徹・SBクリエイティブ/天才王子製作委員会
4.8
Rated 4.8 out of 5
5つ星のうち4.8 (合計4レビュー)
★575%
★425%
★30%
★20%
★10%

「天才王子の赤字国家再生術」みんなの感想評価とネタバレ考察

優秀で怠け者なウェイン王子の理想と現実

Rated 4.0 out of 5
2022年3月24日

主人公のウェインはあらゆることに才能がありながら、生来の怠け者という設定がこの作品を肝となっています。彼は病気のナトラ王の摂政として国を取り仕切っているわけですが、側近のリリムには本性を見せています。

また正統派の主人公とは違い、国を売ってさっさと隠居生活をしたいと願っているのですが、彼の才能ゆえにそれが叶わないのが面白い所です。自分の采配が想定以上に良い結果を生んでしまい苦悩する様子はバカバカしいながらも斬新な展開となっています。

またウェインの周囲にはリリムを始め様々な人物が登場してきます。利害を共にする者もいれば敵対する者も登場し、ウェインの判断が彼の命や国の行く末に関わってきます。

また時々キレることもあり収拾がつかなくなることもあり、予想外のストーリー展開となるのがこの作品の魅力です。自国を弱小国家から結果的に大国へと導いていくウェインの采配は今後も目を離せません。

白滝

ウェインとニニムの気苦労ばかりな赤字脱却国政物語

Rated 5.0 out of 5
2022年2月16日

弱小で赤字なナトラ王国の王子ウェインが、若くして国政を務めなければならなくなって、国を売りたいと口にしているのに、やる事は良い方に転んでいく喜劇アニメです。

ウェイン王子は元々が秀才で他国に留学していた頃も成績はトップ、次々と降りかかる火の粉を文句を言いながら払うけど政策が素晴らしく、全て上手くいってしまう所が注目ポイントです。

学生時代の友人であるアースワルド帝国の第二皇女ロウェルミナとの頭脳戦は、恋の予感も混ざりながらの戦いにテンション上がりました。

ロウェルミナとの縁談が持ち上がったけど断ってしまったのは残念だし、ニニムが平民という事で結婚出来ないのも残念だけど、ウェインは誰と結ばれるのか楽しみです。色々な国との関わりが多いのも特徴で、精力的に働かないといけない状況に陥るのが面白い。

ニニムの前でウェインは本性を表して度々、駄々っ子のような態度を見せるのが可愛いです。反対にニニムはいつも冷静にウェインの補佐を務めています。気を使えて何でも出来てしまう才女です。

カバリヌ王に流されてレベティア教に接触してしまい、マーデン残党軍との争いに巻き込まれるし、その隙にナトラ王国が狙われてハラハラしますが、ウェインが出す作戦がどんなものが楽しみです。

主人公のウェインを人気声優の斉藤壮馬さんが担当していて、イケメンボイスは王子様にピッタリです。ニニム役の高橋李依さんも多くの作品で主役を務めている実力派声優さんで良い声をなんですよね。

オープニングはやなぎなぎさんとTHE SIXTH LIEで、どちらも高音ボイスで透明感のある歌声が耳に心地よい。主役のウェインとニニムを思わせてキュンとなります。

エンディングは声優の南條愛乃、声優としては登場していませんが、アニソンを多く担当していて高音の可愛らしい歌声は和みますね。ウェインは若干16歳なのに国が狙われてハラハラの展開ですが、優秀なウェインには何が見えているのか楽しみですね。

ninikawai

キャラデザが好き

Rated 5.0 out of 5
2022年2月3日

赤字弱小国家を主人公ウェインの内政戦術で次々に好転させてく話でした。とは言え雰囲気はかなりラフな感じで、軽いノリで戦いや作戦などが進行していき、そんな雰囲気が非常に好きでした。

主人公ウェインを支えるのが補佐官ニニムなのですが、実戦でも補佐能力においてもとても有能で、ウェインの逆転劇においての重要な人物だなと感じました。またウェインとニニムの絡みなのですが、これがまた絶妙に面白くて好きです。

ニニムが普通に話している時にいきなりウェインが甘えだしたり、ふざけたりします。そんな子供みたいなウェインのノリに、自然と付き合ってあげるニニムがとても素晴らしいと思いました。

ニニムですが更にキャラデザがかなり綺麗で完璧なヒロインな気がします。一方で主人公ウェインの再建内政手腕に今後も期待です。

krgw

環境は恵まれなくてもチートな能力で困難を乗り切る!

Rated 5.0 out of 5
2022年2月3日

2022年1月にスタートした「天才王子の赤字国家再生術」。主人公ウェイン・サレマ・アルバレストは大陸東側にあるナトラ王国の王太子。父であるナトラ国王が病に伏せたため、摂政として国政に携わることになります。

しかし、ナトラ王国は大陸最北端に位置し、春は短く冬は長い、さらに国土の大半は荒野という恵まれない条件に加え、資源・産業もなく経済的に恵まれていないという国。

ウェインは政治・戦術・剣術については天才的な能力を持つものの、本性は怠け者で、国の状況を誰よりも知っているため「国売ってトンズラしたい」と常に考えており、より高値で国が売れるように国の価値を高めようとする。

いわゆる主人公がチート系という作品だが、異世界転生ものではない。聡明な頭脳を持つことから国の状況を把握しているというもの。

早く表舞台から降りたいと思っているものの、大陸一の大国である、帝国の皇帝が急逝したため、後継ぎ争いで世界が大きく動こうとしており、ナトラ王国も巻き込まれていくが、その明晰な頭脳で何とかトラブルを回避しようとするも、それが結果的に功を奏することが多く、ウェインの思惑とは裏腹に名声を得ていく。ウェインが巻き込まれたトラブルをどう解決していくかも注目です。

K.K.Y66

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「天才王子の赤字国家再生術」の作品情報

基本情報

タイトル 天才王子の赤字国家再生術
読み方 てんさいおうじのあかじこっかさいせいじゅつ
原作 鳥羽徹
アニメーション制作会社 横浜アニメーションラボ
アニメ放送期間 2022年1月~
話数 全12話
アニメ放送局 AT-Xほか

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