【ユーリオンアイス】アニメ感想評価！ひどいつまらない？面白い？

凄い作画にこだわってるなぁと思って見ていました。スケートを滑るシーンも普通だったらヌルヌルになりそうなのですが、スムーズで本物の試合のフィギュアスケートを見ている感じでした。

1人1人のキャラが、たっていて好きです。1作品に必ず1人嫌いな人が私の中でいるのですが、いなくて全員好きになりました。

ビクトルにユーリがカツ丼を紹介したり、ユリオがユーリにピロシキを食べさすシーンなど食事のシーンが印象的で美味しそうで食べたくなりました。

都合が合わずリアルタイムで見れなかったので、動画サイトでみんなと一緒に見た際に、こんな楽しいんだ！と思いました。コメントで裏話や名シーンくるぞなどのコメント見ていてわ一緒に楽しむっていいなぁと思った作品でもありました。

競技人気と比べると数の少なかったフィギュアスケートアニメ。原作がないアニメオリジナル作品なので、放送時は毎週待ち遠しくてたまりませんでした。

主人公は日本のフィギュアスケート選手、勝生勇利。特別強化選手に選ばれる実力はあれど、メンタルが弱く本番で失敗してしまうことが多い少し残念な選手です。

彼には憧れの選手、ヴィクトル・ニキフォロフというロシアの選手がいますが、レベルが違いすぎて何の接点もなく…ところがある日、勇利がヴィクトルのプログラムを滑った動画が勇利に無断でネットに上がり、それを見たヴィクトルが突然勇利の実家に訪れ、コーチになると宣言します。

まさかの展開に大混乱する勇利ですが、ヴィクトルの勢いにも負けてコーチをお願いすることに。2人の師弟関係はお互いに相乗効果をもたらし、勇利は次第に実力通り、いやそれ以上に成長して本番となる各大会で素晴らしい成績を残していくのです。

フィギュアスケートの世界をとてもリアルに描いた今作品。キャラクターには勇利とヴィクトル以外にも世界各国のフィギュアスケーターたちが大勢出てきます。

全員が全員、自分の武器を持ちお互いに切磋琢磨し合ういい関係を築いていることがわかり、見ていると選手全員応援したくなってしまう気持ちになります。天才と呼ばれる選手も必死に努力しているからこその実力だとわかるし、お調子者の陽キャにも不安や自信のなさはあるし…みんながみんな、とても人間らしくてお互い認め合っているからこそ、見ていて気持ちがいいんですよね。

この作品は女性を中心に大きな話題を呼び、大人気作品となりました。現実のフィギュアスケーターたちも注目するようになり、各選手や実況担当のアナウンサーが作中に登場したり、織田信成さんによると選手間でとても話題になっていたらしいです。

オリンピックでは劇中曲を使用したペアもいるほど。実際にこの作品をきっかけにフィギュアスケートに興味が湧いたという人も、フィギュアスケートが好きでこの作品を見たという人もいます。アニメとスポーツが上手にリンクしてお互いに影響を与え合った成功例と言えるでしょう。

また、勇利の実家は佐賀県にある唐津というところで、実在する場所が作中にたくさん出ています。近年の聖地巡礼ブームにもあやかり、唐津では当時アニメコラボの企画が催されてはアニメファンがたくさん集まったと聞いています。アニメと地域活性化についても成功例の一つですね。

現在、続編となる劇場版が作成中です。ただ作成発表からはすでに数年経っており…現状どうなっているのか情報が出ないため、ファンはヤキモキしているでしょう。

アニメのクオリティとしてもとても高く、毎週の放送であのクオリティだったら劇場版ではもっとすごいのかと期待が高まってしまいますが、まずはきちんと作品が完成して世に出るのを楽しみに待つとしましょう。

アニメーション制作はMAPPAで、数々の話題作を作っている会社です。MAPPAの作品で注目すべきはキャラクターの瞳。瞳の色や濃淡がとても繊細に描かれていて、瞳でキャラクターの心情を表現することにとても長けています。

今作でもヴィクトルや勇利の歓喜の感情や決意に満ちた強い気持ちを瞳で表現されるシーンがたくさんあります。時にセリフ以上に感情をストレートに伝えられる瞳の表現にも注目していただきたいです。

勝生勇利とユーリ・プリセツキーがフィギュアスケーターとして成長していく姿が描かれており、とても面白い物語だった。勇利とコーチであるヴィクトルとの絆が深まっていく姿が良かった。

勇利が試合の前にヴィクトルに指輪をプレゼントするシーンが最高だった。また、作中においてフィギュアスケートのシーンが何度も登場するのだが、臨場感のある作画には見惚れてしまった。

諏訪部順一さんの色気たっぷりでありながらも茶目っ気のある声はヴィクトルに、内山昂輝さんの高く美しい声はユーリにそれぞれピッタリだった。

また、豊永利行さんは序盤ずっと自信がなさげだったけれども、段々と自分の演技に自信を持つようになった勇利の心の変化を巧みに演じられていて良かった。