「四畳半神話大系」みんなの感想評価とネタバレ考察
11話もいらない。
毎話同じパターンを繰り返しラストに変わるだけ
ハルヒのエンドレスエイトと大して変わらず
シンプルな構成で深い味わい
小津とこれまでの世界の愛おしさに気付く瞬間には鳥肌が立った。
みかえすごとに
最初斬新さに驚き途中少し退屈し終盤は感動し観おわると最初からまたみたくなる
最後オヅと私の表情がとてもいい
四畳半神話大系
京都市が舞台となっていて、京都大学に通う大学3年生の主人公の私は、大学入学前薔薇色のキャンパスライフを送る事を夢見ていた男の子。
彼女が出来ればいいなと夢を見つつ彼女が出来ず、夢見ていた薔薇色のキャパスライフとは程遠い生活を送っている現実に、自分に彼女が出来ないのは、大学一回生のときのサークル選びを失敗したからに違いないと並行世界で別のサークルに入り、薔薇色のキャンパスライフを手に入れる為に格闘する。
物語は、主人公私の一人で語られる一人称スタイルで、アニメのナレーションでは、主人公私役の浅沼晋太郎さんの淡々と早口で話すナレーションが印象的でした。早口なのに流れるようなリズムを感じ、スタートから、独特な世界観に引き込まれます。
作画はどこかレトロな雰囲気を感じますが、舞台が京都ということもあり作品の雰囲気とマッチしていて、カラーなのに白黒映画を見ているような感じがします。1話見終わると映画を一本見終えたような満足感があるので、世界観に浸りたい方にオススメです。
原作リスペクト
個人的に、森見登美彦さんによる原作小説を崇拝する勢いで好んでいたため、果たして満足のいくアニメ化となるのか不安な気持ちがあったのは否めません。
しかしながら、いざ見てみると原作の雰囲気を壊すことなく、どこまでも原作への愛を感じられたのが、何にも代えがたいほど嬉しかったのは言うまでもありません。原作を愛する者として、このアニメ化は大成功を収めたと断言できます。
森見登美彦さんが作り出す世界観は、他の追随を許すことはない唯一無二の独自性があるため、それをアニメとして形におこすのは大変難しかったはずです。だからこそ、それを見事なまでにやり遂げたアニメ制作に拍手喝采を送りたいなと思いました。
圧倒的な満足度で申し分なかったです。
華麗なる青春の迷走
京都大学の男子学生「私」が選んだサークルによって、いかな大学生活を送ったかが描かれるストーリー。並行世界の要素が取り入れられており、アニメでは10パターンの大学生活が描かれている。
「私」はどのサークルに入っても小津という人物と出会うのだが、この小津がなかなか面白い。偏食家で顔色も悪い妖怪のような風貌、そしてなによりも悪行が好きという悪魔のような人物。
私も恋路を邪魔され、サークル内でも小津のせいでの立場が悪くなってしまうこともざら。ただし立ち回りもうまく、人脈を築くことに長けており、私とは対照的に有意義な大学生活を送っている人物でもある。
最終話において「私」はどのサークルにも所属しない、四畳半のアパートから出ない生活を選ぶ。平穏だが何もない、誰とも関わることのない生活のなかで「私」は、小津に振り回されたトラブルだらけの日々が有意義で輝かしい理想の大学生活であったことに気づく。
そして四畳半生活から脱するのだが、この描写がこれまでの大学生活で描かれていた小物を使い上手く描写されており、伏線の回収が素晴らしい。それまで小津に振り回されていた「私」が、これからは逆に小津を振り回す立場になりそうな結末も面白い。
このアニメは「私」目線の語りで進められるため、台詞の文字数が多いのだが、「私」役の浅沼晋太郎さんの語りが早口なのに聞きやすく、心地よく耳に入る素晴らしい演技であった。
小津の他にも、サブキャラもメインキャラも魅力的で個性的すぎる登場人物だらけであり、どのサークルも先が読めない展開だらけで、まさに波乱万丈の大学生活が描かれている。ゆえに最終話の説得力が増していて構成も素晴らしい。
個人的にソフトボールサークルのほんわかの話が特に印象的だった。ほんわかというサークル名にはんして笑顔が怖いというか、無邪気な善意とは恐ろしいものでもあるのだなぁと…。
全11話なので話数も多くないので見やすく話も個性的で楽しく、それぞれクォリティも高い。なおかつ最終話できれいにまとまるので、興味があればぜひ見てほしい。OPを見た時点で惹かれるものがあれば外れないと思う。
四畳半神話大系
語り口が主人公の私一人で語られる一人称視点で、この物語の主人公私を演じる浅沼晋太郎さんの軽快なリズムのあるナレーションから始まる独特の世界観のアニメで、まるで落語を聞いているかのような雰囲気が楽しめて面白かったです。
主人公は京都大学の3年生で、現状に満足しておらず、自分の大学生活が充実していないのはサークル選びに失敗したからだ!
と他責しており、もう一度やり直して薔薇色のキャンパスライフを送りたいと強く願い、並行世界へと飛ばされ色々なサークルに入り、薔薇色のキャンパスライフを目指す為に格闘しています。
主人公は並行世界だと気づいていませんが、所々他の世界線との交わりがあり、繋がっている部分は見ていてワクワクしました。誰しもが一度や二度、経験するであろう選択肢への後悔を主人公の私が代わりに果たしてくれているようで、見ているとスッキリします。