「大正オトメ御伽話」みんなの感想評価とネタバレ考察
これまで見たアニメの中で最高級
最後は関東大震災があって大変だったが、それまではちょっとだけ刺激のある日常生活を描いたアニメだったと思う。それだから、日常の中にも幸せがあることがわかりました。終了後に迷わずコミックスを買いました。アニメ以上。こんな素晴らしいアニメ、漫画に出会えて、生きていてよかった。それまで最高と思っていた、めぞん一刻、三国志、冬物語、ブラックジャックなどがかすんでしまった(申し訳ありません)。
令和の時代とは全く異なる大正時代の純愛物語!
物語の舞台は大正時代となりますが、まだまだ貧困が続くそんな時代です。主人公の青年は事故により右腕が使えなくなり、父親や家族から見捨てられ、ひとり千葉の山村にある別宅で生活する事になります。
不自由な彼の生活を支えるために、借金の肩代わりとして嫁いできた少女と共に今の時代では感じる事がなくなった純情な恋愛と、未成熟な少年少女が大人になっていく姿を描いています。
作品の中では、貧困差による厳しい人々の生活も描かれています。現代とは異なる生活形態も丁寧に描かれており、作中の衣服や言葉使いなどへ目を向けていく事もおすすめです。
当時の流行や、東京が近代化しているシーン、特にデパートなどの場面では昔の東京の姿を垣間見ることが出来ました。
最後の方では東京大震災などの要素も盛り込み、当時の悲惨さも作中の中で描いていた点が印象的です。ちょっとたどたどしい恋愛と、当時の世界観を触れてみるのにおすすめな作品です。
珠彦と夕月の恋愛ドラマにキュンが止まらないです。
昔懐かしい日本を感じられる大正時代のお話で、主人公の珠彦と夕月が暮らす家が千葉と、東京からちょっと離れた田舎暮らしなのもほのぼのとした雰囲気で和みます。
珠彦は事故で右腕が動かなくなってしまって偏屈な性格をしているのかと思ったら、夕月を気遣う優しさを見せて、親から死人扱いされた事をこじらせているだけだったのは安心しました。
夕月が滅茶苦茶良い子で珠彦が冷たい態度を取っても笑顔でいて可愛い、珠彦が父親からの手紙で部屋に閉じ籠もっても、ずっと側にいて優しく接してくれるのは母親のようでもあり泣けました。
珠彦の妹である珠子が押しかけて来た時は酷い言葉を吐くので嫌だったけど、実は育った環境が悪かっただけで珠彦とは仲良くしたかったなんて泣けましたね。
夕月が寝込んでしまった事で珠子が医者になりたいと決意したのは嬉しかったし、関東大震災の時には医者見習いとして活躍していたのも逞しかったです。村に住む綾という女の子が夕月を妬んで家に侵入し、珠彦から栞を奪ってしまったのはハラハラしました。
夕月がショックを受けて栞をビリビリに破いたのは、嫉妬心が丸出しで可哀想でしたね。珠彦は夕月を幸せにしたいと学校に通う事を決意したのはキュンとしました、綾の弟達に勉强を教えたのがキッカケで、村の子供達と仲良くなったのは嬉しい成長でしたね。
学校では志磨の人間だと嫌煙されていたけど、歌手の白鳥ことりの弟である策の仲良くなって、初めてのお友達が出来たのは安心しました。策は家にも遊びに来てくれたし、姉の白鳥ことりまで連れて来てくれて、夕月も一緒に仲良くなったのは平和で見ていて和みました。
夕月が女学校時代の親友である美鳥に会う為に東京に行って、関東大震災に巻き込まれたのは心配でした。珠彦はしばらく動けなくなっていたけど、夕月の手編みのマフラーを見つけて探しに行く事にしたのはキュンとしました。
綾も一緒に行って弟に会えたのは良かった。夕月は怪我をしながらも見ず知らずの子供達を助けたのは優しいけど、動けなくなっていたのは心配でした。目を覚ました夕月が珠彦を好きだと連呼したのはキュンとしましたね。
電車に揺られて一緒に家に帰ったのも、一緒にお参りしたのも幸せそうでキラキラしていて、見ている方も幸せな気分になります。珠彦役の小林裕介さんは主役級の人気声優さんでキュンとしたし、夕月役の会沢紗弥の声も可愛くてキャラに似合っていましたね。
珠子が世話になっている医者の叔父さんは少ししか登場しなかったけど、好きな声優さんの一人・羽多野渉さんだったのは嬉しかったです。
作画も柔らかいタッチでカラフルで明るい雰囲気だったのは好感的だし、オープニング曲が夕月にピッタリで気分を盛り上げて来れました。珠彦と夕月は幸せに暮らしていけると希望に溢れていましたが、志磨家が不穏な感じなので第二期で続きが見てみたいです。
遅い
随分と長い間、同じ屋根の下で共に暮らしているというのに、一向に恋愛的な進展が訪れないことが残念でなりません。せいぜいあるのは抱擁のみという、奥ゆかしさも大概にしてくれとツッコミ待ちなのかと思わざるを得ないです。
そして、最近では前向きな兆候が出てきて減ってはきたけれど、主人公の超ネガティブ思考発動が見ていて凄く不快でしかありません。何をそんなに迷う必要があるのか、理解し難いほどです。
結局、ゆずがいなかったら、何も行動を起こすことなく腐っていく運命だったことが見て取れます。そう考えると、ゆずという存在の偉大さには感服せざるを得ません。童顔に似合わない体付きは正直好ましくないものの、彼女の慈愛に満ちた表情は癒しです。
珠彦の不器用な優しさと柚月のかわいい見た目からは想像できない圧倒的母性!
大正時代を舞台としたストーリーで、心温まる展開です。主人公の珠彦は時代の考え方もあって、右手が不自由になったことから家族にも疎まれて、自分でも自分のことが嫌いになってしまいました。
しかし、そこに父親が金で買って柚月という少女を寄こします。このあらすじを見たときは、金で買われた少女なんて、かわいそうな展開しか思い浮かばないと思いました。
しかし、珠彦は暗いながらも優しい人なので、思いやりが感じられて、その不器用さにキュンとするくらい良いキャラクターでした。声優の小林裕介さんの気が弱そうだけど、優しさも含んだ声が珠彦の良さを引き立てていました。
そしてなんといっても、柚月のキャラクターが魅力的でした。外見は本当にまだ幼い少女にしか見えませんが、とても芯が強く、優しく、驚くほど大人な考え方を持っていたりします。
その圧倒的な母性には脱帽です。優しいゆったりとしたラブストーリーが好きな人にはおすすめです。
あぁ、乙女。乙女とはげに愛おしい(笑)
乙女って本とかわいいな。と思わせてくれるアニメです!今で言う引きこもりな主人公、珠彦に寄り添うヒロイン夕月が本と健気でかわいいんですよ。会った時から、珠彦様一筋で、どんなに冷たくされても尽くして尽くして尽くしまくる。
そんな健気っプリが本っとにかわいいんです。あんまりにかわいくて、人タラシとなっているのが素晴らしい!登場人物全てが夕月に絆されていく、それがホンワカして、癒される。更に柔らかい絵線がまた優しくて、癒されるんですよ。
兎に角、何を見ても優しい気持ちになって癒される。そんなアニメが大正オトメお伽噺。だと私はオモイマス。
現在、最終回間際に大地震に合って、癒しのヒロイン、夕月の消息不明。と言うハードな展開なのですが、ここは是非是非二人が巡り合ってハッピーエンド!と行って貰いたいところです。
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「大正オトメ御伽話」の作品情報
基本情報
タイトル | 大正オトメ御伽話(大正処女御伽話) |
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読み方 | たいしょうおとめおとぎばなし |
原作 | 桐丘さな |
アニメーション制作会社 | SynergySP |
アニメ放送期間 | 2021年10月~12月 |
話数 | 全12話 |
アニメ放送局 | テレビ東京ほか |
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