「吸血鬼すぐ死ぬ」みんなの感想評価とネタバレ考察
実はロナルドが一番まともなんじゃないかと
吸血鬼ドラルクとその使い魔アルマジロのジョン、吸血鬼ハンターのロナルドと愉快な仲間たちと、個性の強い吸血鬼たちの面白いお話です。出てくる人々みんな個性的で突っ込みどころ満載です。
吸血鬼に至ってはもう、一言で表せないようなキャラクターばかりです。主人公であるドラルクはすぐ死ぬという。物理的攻撃ではなく、精神的攻撃でも砂になる弱さです。意外にも特技は料理。
1話でただゲームをするために、ドラルク城に来ていた少年を救いに来たロナルドを撃退するための罠に、自分が撃退されてさらに城は崩壊してしまうインパクトはすごかったです。
これにより、ロナルドと共に事務所に居座ることも意外な展開でしたが、ロナルドがジョンを気にいるのはさらに意外でした。そんなロナルドは、毎回出てくる変な吸血鬼や、ドラルクのせいで突っ込みまくり、叫びまくりです。
そんなCV古川さんが凄いと思うし、かっこいい叫び声大好きです。そのせいかドラルクは叫ばないので、クールに見えます。落ち着いてるCV福山さんはなんだか意外です。とにかくジョンは可愛いです。
色んなキャラが居て面白い。
吸血鬼のドラルクは吸血鬼ハンターが居る店によく来ていて、吸血鬼ハンターの人達と仲良くなっていたり、趣味で鴨の着包みを着ているヴァモネさんは、広報の為に歌や踊りを作って宣伝したり可愛らしいのに、吸血鬼ハンターの狙撃が上手いロナルドの師匠でもあったり、びっくりする事がいっぱいです。
吸血鬼ハンターのキャラは服装やキャラが独特で、ゲテモノ調教師のシーニャ・シリスキーは、ボンテージを着ている男の人で気に入った吸血鬼を調教したり、ドラルクやジョンにボンテージを着させようとしたりしますし、穏やかなサテツさんはジョンがやられそうになった時に物凄く強くて怖くなるのに、それを隠して欲しいとお願いしたり、面白いキャラがいっぱいです。
ドラルクが新しい吸血鬼を退治する為に、他の吸血鬼を呼ぶが役にたたなかったり面白いです。
チャンピオンが誇るギャグ漫画
チャンピオンが誇る老舗ギャグ漫画を、マッドハウスがアニメにしてくれました。吸血鬼達とハンター達のドタバタギャグコメディですが、声優がまず豪華です。主人公のドラルクはあの人気声優の福山潤さんで、ハンターのロナルドは古川慎さんです。
二人の掛け合いが抜群で勢いがあり、とても良いです。脇役の吸血鬼の声優もやたらと豪華で、大塚明夫さんなども出演しています。最初見たときは、あまり作画動かないなと感じていたのですが、ゼンラニウムの茎がぬるぬる動いていたのに驚きました。
原作を忠実で、背景で小さく描かれていたやりとりもしっかり描いてくれてます。今回のモテ男になる吸血鬼は、なんだかなまなましくて見ていられませんでしたが、面白かったです。下ネタが大丈夫なら楽しめるかと思います。
えっ!これってあの雑誌掲載なの?
ある種最強とも言える吸血鬼、それがドアに挟まれただけで死んじゃう。そんな話が「吸血鬼すぐ死ぬ」です(笑)ドンだけ弱いの?この吸血鬼。そんな突っ込みでは間に合わない。兎に角、弱すぎる。そして、個性が強すぎる。きっと普通なキャラはアルマジロ位なんでは無いでしょうか。
そんな突飛な作品が、なんとあの厳つい雑誌「少年チャンピオン」に掲載されていると言うのだから更に驚きだ!あの雑誌って、もっとゴツゴツした作品が乗っているかと思ったのにギャグとは言え、緩いは~。緩すぎて笑う。そして、雑で力一杯笑う。
否、チャンピオンだからこその思いきりの良さなのかもしれない。それ位のギャグ全開。ただただ、なにも考えず、力一杯笑えば良い、ギャグマンガ(アニメ)とはそういうものです。ギャグの雑さを飲み込んで楽しみましょう。
すぐ死んですぐ生き返るギャグアニメ
タイトルこそ微妙ですが、徹頭徹尾明るく楽しいギャグアニメなので、ながら見するのに最適です。吸血鬼が普通に街を闊歩したり結婚したり、野菜に取り憑いて駆除されたり等、生活の中に溶け込んでギャグ要素と化している、中二病1つもなしの珍しい設定。
吸血鬼ドラルクは虚弱すぎて吸血シーンはほぼありませんし、ドアに挟まれただけでビックリ死にしますが、すぐに復活するので悲壮さは皆無です。
対する吸血鬼ハンターロナルドは凄腕のイケメンですが、セロリが苦手だったり保身に走ったりと、けっこう残念な要素が満載のため、この2人のやりとりだけでM-1に出られそうな面白さ。
オープニングの格好良さとクオリティの高さ、無駄にシリアスを強調する次回予告、絵本のように素朴なエンディング、全てに遊び心が満載の高得点アニメです。そして特筆すべきはドラルクの使い魔、座敷アルマジロのジョンでしょう。
吸血鬼ものの使い魔は数あれど、アルマジロという異質さと可愛らしさは他の追随を許しません。「ヌー」しか喋ることはできませんが、お利口で働き者のジョンはアニメ全体の癒やしキャラです。
無駄な引き延ばしはせず、原作に忠実なストーリーながらも、1回分の放送の中に2~3話入っているので、サッパリ見られて超お得。「わけわかんない中二病設定や異世界転生は見飽きた」方にぜひぜひお勧めしたい、大人の全力ギャグアニメです。
ギャグ要素が多く、気軽に観れるアニメ
物語は基本的に1話完結で短くて、気軽に観れるところがとても良いと思います。話の内容もギャグの要素が多く、常に笑って観てます。声優さんもキャラクターのイメージにとても合っていて、好印象を受けました。
キャラクターで1番のお気に入りは、ドラルクのペットであるアルマジロのジョンです。ドラルクとタッグを組んでいるロナルドもジョンが気に入っているようで、ドラルクは追い出してもジョンは置いていけ、と言っている程に溺愛されている可愛いキャラクターです。
しかし、ドラルクが砂となってすぐ死ぬのを一番心配してあげているので、ジョンがドラルクから離れることはないと思うので、ジョンとセットでロナルドの事務所に居座り続けるんだろうなと思います。
続編に対する期待もこのまま変わらずに、楽しくわちゃわちゃしてくれていたら良いなと思います。
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「吸血鬼すぐ死ぬ」の作品情報
基本情報
タイトル | 吸血鬼すぐ死ぬ |
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読み方 | きゅうけつきすぐしぬ |
原作 | 盆ノ木至 |
アニメーション制作会社 | マッドハウス |
アニメ放送期間 | 2021年10月~12月 |
話数 | 全12話 |
アニメ放送局 | TOKYO MXほか |
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