「takt op.Destiny(タクトオーパスデスティニー)」みんなの感想評価とネタバレ考察
尊かった
個人的には、タクトと運命ちゃんが手を重ねていたシーンが最高に尊くて感動しました。そして、ツンデレ属性×ツンデレ属性による、素晴らしい新たな可能性を見い出せたことに感謝の思いを抱いたくらいです。
また、タクトを演じてくれたのが、内山昂輝さんで本当に良かったとしみじみ思いました。内山昂輝さん以外の人選だったら、ここまでタクトのことを好きになることはなかったと断言できます。
あの声質とキャラクター設定とが何とも絶妙に噛み合っていて、これぞまさしく良い化学反応を起こしていたと言っても過言ではありません。本音を言うと、そのくらいタクトが好きだったから、運命ちゃんとは末永い付き合いになって欲しかったです。それだけが無念です。
指揮者バトル
コンダクターという指揮者がムジカートという演奏者と契約して戦う本作、音楽とバトルが融合した凄く斬新なテーマとなっています。それだけに戦闘シーンはまるでコンサートを見ているような芸術性を感じました。
主人公はタクトという才能ある音楽家、ムジカートの運命と一緒にコンビを組んでD2という敵と戦います。途中で出会ったレニー達からコンダクターとしての戦い方をタクトが教わるのですが、これが中々に奥深いものでした。
運命は通常時、コゼットという少女としてタクトと一緒に過ごすのですが、運命の神秘性が抜けて、より身近な印象を受けるコゼットのギャップがすごくいいです。戦いものなのでかなり悲惨な展開もあります。そのキャラの背景も考えるととても深い作品だと思いました。
タクトと運命の音楽のある世界を取り戻す為の戦いが美しい
主人公のタクトは、典型的な音楽家気質で、ピアノの演奏の事しか考えていませんが、ある日、幼馴染のコゼットと初めて街中でセッションをしていた時に、D2の襲来によってコゼットが亡くなってしまうシーンは、コゼットが良い子だっただけにかわいそうでした。
コゼットが消滅してから、運命という名のムジカートに変わりますが、この運命のキャラクターデザインがとてもお洒落で、戦闘シーンもかなり格好良く仕上がっているのでお気に入りです。
他のムジカートでは、タイタンや天国のキャラクターデザインが秀逸で、衣装がお洒落に仕上がっています。
ストーリーは、全体的に重めに仕上がっていますが、タクトや運命やアンナの3人の旅路は暗いばかりでも無く、回を重ねる毎にコゼットがいた頃と、コゼットがいなくなってからの関係性の変化が表現されているのは良かったです。
タクトオーパス
とにかく作画が綺麗!
お話もわかりやすくて面白かったです!
是非見てください!
映像と音楽の融合が素晴らしい
この物語は、音楽をテーマにした近年のアニメ作品では余り見ない、とても珍しい作品だと思いました。
物語は、音楽を聴くと何処からともなく襲って来る異形の化け物(D2)と、それらに対抗するムジカートと呼ばれる音楽の力を使って戦う少女達と、少女達を導くコンダクターとの戦いの物語です。
ピアノを弾く事が大好きな少年タクトは、幼馴染のコゼットと一緒に穏やかな日々を過ごしていました。そんなある日、2人の住む街に突如としてD2が襲来して来ます。その日は、タクトとコゼットが大勢の人達の前でピアノ演奏を披露している最中の事でした。
何とか一命を取り留めたタクトでしたが、コゼットは息をしておらず、それどころか、コゼットとは違う人格が目覚めていました。彼女のは、「運命」と名乗ります。かくして、2人はD2との戦いに身を置く事になるのですー。
話は大分佳境を迎えてきているのではないかと思いますが、それでもまだ、2人の存在は他のコンダクターとムジカートとは異質なもののようにわたしは感じています。
例えば、タクト以外のコンダクターは、D2との戦いの際、身体の一部を失うことはありませんし、身体中に赤いシミが広がるような事はありません。運命以外のムジカートも、戦いの際にコンダクターの命を使いながら戦うような事はありません。
この謎について、残り数話となった本作のどこかの話で明らかにして欲しいと思います。この作品は何より、物語設定もさることながら、作画も美しく、声優も音楽も文句なしに素晴らしいので、毎週放送されるのを楽しみしている作品です。
最後まで全力で走り切りたいと思います。今まで放送されてきた中で、特に私の印象に残っているシーンは、タクトが初めて運命の事をちゃんと「運命」と呼んだ話です。それまでタクトはきちんと運命の事を名前で呼んであげていませんでした。
コゼットは運命として覚醒する前、タクトの家に毎日遊びに来ていました。そしてタクトのピアノを1番に褒めていました。しかし、そんな彼女をタクトはあまり相手にしていませんでした。あのピアノ演奏の日、コゼットは一度死に、そして運命として覚醒しました。
コゼットとしての記憶は無くなってしまいましたが、初めの頃よりかは大分人間らしい感情が出てきているように思います。
D2を葬るためなら、家だろうと街だろうと関係なく破壊しまくっていた運命ですが、最近の彼女は大分周りに気を遣うようになってきたように思います。
そんな彼女を愛おしく思う反面、もう一度コゼットとしての人格も甦ってタクトと一緒にまたピアノ演奏をしている姿を見たいなと思っています。
再び築けた絆
音楽を力とするムジカートとムジカートを導くコンダクターで異形の怪物『D2』との戦いを描いた物語です。音楽やバトルシーンも優雅で迫力があり魅力的です。見どころの一つです。
音楽がテーマなので、毎回違う音楽でストーリーに関係のある曲が流れるのも素敵なところです。主人公タクトとタクトのムジカート運命、運命の元になったコゼットの姉アンナの3人の旅での成長がメインです。素敵な3人の関係が好きです。
タクトもコゼットも自己主張が強いので、3人の話がかみ合わないところは毎度のことで、アンナの気苦労がよくわかります。
それでも、タクトを想う運命、運命を想うアンナ、運命の成長を目の当たりにするタクト、この3人の変化で、心がつながっていくところが凄く絆が強くなったと思いました。
コゼットを失った苦しみが受け入れられず、タクトもアンナも運命と名前を呼ばない、呼べないもどかしさが、運命を受け入れ、新しい絆が生まれた瞬間感動的でした。
タクトと運命の音楽への想い、お互いへの想いが一つになり、強くなれたと思います。後半はさらに強いタクトと運命が見れると思います。