「それでも歩は寄せてくる」みんなの感想評価とネタバレ考察
将棋というよりも、ほぼ恋愛
歩もうるしもお互いに好き同士だと分かっているのに、歩はうるしに将棋で勝てたら告白しようとしているし、うるしはうるしで、歩をからかうような事を言って、正直に可愛いとか好きって言われて照れて自爆している。もしかしたらうるしが、歩に告白をさせようという、某恋愛頭脳戦アニメになるんじゃないかなって思ったら、ただうるしが恋に気がついていない天然だったのに驚きました。
将棋部内でのお話なので、将棋の専門用語が出てくるけれども、将棋が分からなくても全く問題がないし、主人公カップル以外にも、タケルと桜子の幼馴染の関係性が凄く素敵で、桜子が恋というものを知る瞬間がとっても良かったです。
日常ラブコメ
からかい上手の高木さんと同じ方が描かれている作品です。「歩」というのが、登場人物の田中歩と将棋の「歩」をかけていると思われます。基本的には主人公のうるしちゃんと歩くんの、のほほんとしたラブストーリーです。
個人的に好きなキャラクターは、歩くんの後輩の凛ちゃんとうるしちゃんの友達のマキちゃんです。凛ちゃんは恐らく歩くんに心を寄せていると思うのですが、さっぱりした性格なので見ているこちらも応援したくなるキャラクターです。
マキちゃんは、「う~るし~」とすごくうるしちゃんとの距離感は近いのですが、しっかりとうるしちゃんと歩くんの関係を応援しているところ、あとは声が花澤香菜さんなので、すごく好きなキャラクターですね。
もうカップル認定してもいいくらいな歩とうるしに癒されます!
歩のうるしへの片思いから始まった物語は、将棋部での二人のやりとりが青春そのものといった感じで癒されます。純粋な気持ちをぶつける歩に戸惑いながらも嬉しく思ううるしの恥ずかしがっている姿が魅力的です。うるしのCVの中村カンナさんの声は、少しボーイッシュな彼女の性格にぴったりはまっていると思うし、他のキャラクターの声も違和感なくてバッチリです。
第10話で一番印象に残ったシーンは、うるしが修学旅行に出発する前夜に、歩がお守りをうるしにプレゼントするところです。4日間うるしに会えない歩の寂しさが伝わってきましたし、自分も同じ立場だったらやはり寂しいだろうと共感しました。そして、うるしも同じ様に寂しそうだったのがセリフや表情からよく現れていたと思います。
これはもはや恋愛初期の頃のカップルだといっても過言ではないでしょう。続編では、付き合いだしてからのその後の二人を見てみたいと期待しています。
山本崇一朗先生の作品中で圧倒的に好き!
漫画から入りアニメ化を楽しみにしていました。主人公の八乙女うるし(CV:中村カンナ)、田中歩(CV:阿座上洋平)の声優もイメージ通りでした。OPサビの2人のダンスも可愛くて必見です。
体育祭の借り物競争、新入部員勧誘という体の文化祭デート、名前呼びというラブコメの定番イベントも、素直すぎる歩の言葉にトギマギしたり、先輩としての余裕を見せたいけど空回りするうるしちゃんがとにかく可愛いです。
将棋の盤上ではうるしちゃんが何枚も上手ですが、恋愛においては押せ押せの歩に振り回されて全く敵いません。この真逆の関係がなんだか面白くて目が離せなくなります。
3話で初めて名前で呼んでもらった時の「はああああああ…(悶絶)」という歩の反応が正直すぎて笑えます。一番好きなシーンです。
今はまだ歩の一方通行で高校生の初々しい学園生活といったところですが、今後うるしちゃんの気持ちがどう変化していくか、二人の関係が気になります!また個人的には、歩の友人である角竜タケルと御影桜子、本作の裏主人公2人の恋の行方も注目ですね!