コタローは1人暮らし

コタローは1人暮らし
(C) 津村マミ・小学館/コタローは1人暮らしProject
4.8
Rated 4.8 out of 5
5つ星のうち4.8 (合計4レビュー)
★575%
★425%
★30%
★20%
★10%

「コタローは1人暮らし」みんなの感想評価とネタバレ考察

全世界の子どもの代弁者

Rated 5.0 out of 5
2022年4月10日

ほんわか日常子ども向けアニメと思いきや、現実世界を突き付ける大人向けのアニメでした…子どもっておそらく直接的な表現はしないけど、大人が思っている以上に色々見えているし、思うこともあるし、気も遣っている。

子どもの遠回しの些細なサインに気付ける大人ってどのくらいいるんだろうな…と考えさせられる作品でした。温かいシーン、冷たく悲しいシーンに、どんな人も共感できる境遇や環境があるのではないでしょうか。

コタローくんが非常に大人びているようにも見えますが、全話を通して、「すべての子どもの代弁者」であったように感じます。

子どもであるが故の言葉にならない思い、声にならない我慢や葛藤、苦しみ…そのすべてをコタローくんが、代弁してくれています。だからこそ大人にこそ観てほしいアニメです。

うさこ

現実世界の時事とは切り離せない切実な問題であるけれどコミカルに描かれていてすごく興味深かったです

Rated 5.0 out of 5
2022年4月1日

ストーリーは現実と切っても切り離せない子どもの育児放棄、虐待、施設育ちなどの内容で今この瞬間に見てほしいと思いました。

主人公は現実世界にはいないようなしっかりした5歳児だけど、施設で育っている子どもだからこそ大人びた雰囲気なのかなと思いました。

でも現実世界では一人で生活できるような力を持った5歳児は良いないと思うし、周りの大人が一人暮らしをさすのを反対すると思いますが。なかなか目に見えない部分のネグレクトなどもしっかり描かれていて、また子どもの思いを代弁してくれるような作品でした。

このような作品ならではの知識も得られたりします。おなかがすいてティッシュを食べてる人がいるなんて知らなかったし、ティッシュが甘いことも知らなかった。作画も独特でキャラクターの目がほぼ同じで笑ってしまった。

キャラクターも独特だったりだけど、周りにいてそうな人ばかり出てきて、すごく自然な社会風景が描かれています。特に主役のコタローの声がくぎみーなのがうれしい!

釘宮さんは好きだし役に合ってると思います。オープニングやエンディングももちろん、ストーリー―的にも大人が見る作品だけど、子どもが見てもいいのかなと思いました。

音楽も暗くなくて明るいから内容は暗いシーンがあるけど、もちろんシリアスな場面もあるけどオープニングエンディングでなんかスッキリしちゃう!

終わり方は続編に期待するような終わり方で、早く続編と思わせる終わり方だったけど嫌な終わり方ではなかった。続編ではコタローが母親の存在に気付くシーンや父親との関係や隣人さんとの成長などもっと見たいです。誰かと一緒に暮らしてほしい。

印象に残ったシーンはたくさんあって毎回涙してましたが、相合傘のシーンが一番好きで相合傘師の師匠(父)直伝の相手のことを思って傘をさす証に肩が濡れると教えられ、それを守っている姿が健気で素敵だけど、コタロー君にも永遠の相合傘師が来てほしいなと思い、また涙してしまいました。

Xamix

ほのぼの人情アニメ

Rated 4.0 out of 5
2022年4月1日

コタローという子供が一人暮らし、家を借りる、買い物、幼稚園にいくなど、あり得ない展開というか法的に絶対無理そうな展開がおおく無理やり感が否めないが、なんだか最後まで気になって見てしまった。

お隣さんの挨拶にちょっと良いティッシュケースを待っていくところが、子供のようでちょっと大人びていて、表現の仕方がなんともちょうどよくて可愛かった。お隣さんもあーだこーだいいながら面倒焼いてるところもほっこりする。

健気に頑張る1人の子供を通じて様々な大人が刺激を与えられ、成長していく様も見所の一つだなと感じた。当たり前だけど人はやっぱら1人では生きられないし、誰かの支えがあるからこそ頑張れるし、成長できるんだなと実感させられた。

かめ

涙が出ました

Rated 5.0 out of 5
2022年4月1日

コタローとそこに住むアパートのキャラクター、全てに物語があります。そのどれもが、何気ないストーリとなっております。感動と言えばそれまでですが、一つ一つの物語を観ていると、胸がギューッと締め付けられるようなシーンがとても多いです。

特に私は、主人公となるコタローの「たくさん泣いた後は、早く冷やした方が良い。泣いても我らは、おぬしの事は嫌ったりせぬ。泣くのはダメではない。」という5歳児の何気ない台詞なのですが、そこにはコタローの過去があり、そこから彼自身が経験し学んだから故、発した言葉に胸が物凄く締め付けられました。

大人になるにつれて、泣くことが少なくなり、忘れていまっていた何かを思い出させてくれる一言でした。他にも、色々と考えさせられるシーンが多いです。

tatan

「コタローは1人暮らし」の感想を書く(ネタバレ考察あり)

「コタローは1人暮らし」の作品情報

基本情報

タイトル コタローは1人暮らし
読み方 こたろーはひとりぐらし
原作 津村マミ
アニメーション制作会社 ライデンフィルム
アニメ放送期間 2022年3月~
話数 全10話
アニメ配信サイト Netflix

PV予告動画