いぬやしき

いぬやしき
(C) 奥浩哉・講談社/アニメ「いぬやしき」製作委員会
3.0
5つ星のうち3.0 (合計6レビュー)
★517%
★433%
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★20%
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「いぬやしき」みんなの感想評価!面白い?つまらない?

酷評をよく見かけるけれど

2023年8月9日

原作未読、アニメのみの視聴です。

個人的には全く問題ないというか、普通に面白いと思いました。

物語はW主人公で展開、「とんでもない力を秘めた機械人間にされた」という共通点以外は、中年と高校生であることをはじめ、「人を助けること」に生を感じるのか「人を殺すこと」に生を感じるのか、世間からの目は「ヒーロー」なのか「悪役なのか」など様々な要素が対照的に描かれており、凄くわかりやすいお話でした。

悪役サイドが絶望へと追いやられていくのは自業自得な要素もありつつ見ていて少々心が痛みました…。

よく酷評されている「W主人公の声優がどちらも俳優起用で棒読み演技、集中できなかった」という点に関しては、機械人間にされてしまっているという点や、そもそも「どこにでもいる冴えない中年」「あまり感情を表に出さない、身内以外には冷酷なほど無関心な高校生」というキャラクターであり、どちらも影が薄い設定ということを考慮すると、印象のない無機質な声色の演技は演出的な側面もあったのではと思います。(小日向さんなんてキャラにガッチリハマっていたと思います)

John

アニメ史に残る

2022年11月21日

これぞまさしく、悪い意味でアニメ史に残る愚行と言うべきところでしょう。何が楽しくてあんなキャスティングにしてしまったのか甚だ疑問で仕方がありません。

いや別に、上手いなら問題ないですし、極端な話、キャラクターに合ってさえいればそれほど気になることでもないのです。しかしながら、上手くもなければキャラクターにも合っていないのは明々白々にほかならず、芸能界の闇を感じることになりました。

おそらく、事務所あたりがよっぽど強くて何らかの忖度があったものと考えられます。そうでなければ、あそこまでド下手な人をキャスティングするとは思えません。アニメ好きを真っ向から侮辱したとしか言いようがないため、アニメ好きは見ない方が身のためです。

ゆかり

中年サラリーマンが人を助けるヒーローになり活躍!

2022年11月18日

主人公が、くたびれた中年サラリーマンという、めずらしい設定のアニメでした。突然現れた宇宙人に改造され機械の人間に生まれ変わりますが、同じように改造された高校生との対比が興味深かったです。

人を助けることで生きがいを感じる主人公いぬがみと、殺人をくりかえす高校生。末期の胃がんと告げられ後に改造され、未来が開けたいぬがみとの差が出たと思います。

家族からもいるかいないか分からない存在だったのに、改造されたことを告げると妻も娘も受け入れて応援するところが良かったです。

一方、高校生のほうは、息子が殺人者とわかった母親が自殺するなど、見ていてつらかった場面も。最後は地球と救うために宇宙へと向かっていきますが、どんな人でも勇気を持ち、いざとなったら立ち向かっていくことができることを感じる作品でした。

こいぬ

【いぬやしき】年の差W主人公の光と闇【感想】

2022年11月9日

家庭を持ち、持病に悩まされる男「犬屋敷」、身内には優しく他人には冷酷な「獅子神」、人を殺傷できる兵器を体に宿らせた2人、人生経験が豊富&思春期と年代や価値観の違う2人がどのように能力を利用するか見どころがあります。

残りの人生を人助けに使う物、好奇心から盗みや殺害、われわれが日常でふと感じる「もしも」をエンタメ化、物語は次第に大きく変貌していく描写もリアルです。特に印象的なシーンは、裏主人公の「獅子神」による惨殺シーン、ネットの住人を調べ、遠くにいる相手も射殺するシーンも、実際にありそうでとてもインパクトがあります。

jj

笑うしかない

2022年11月8日

何がどうしてこうなったのか、ここまでくればもう笑うしかありません。単刀直入に声優があまりにも下手くそで、聴いていて違和感しか覚えることがなかったです。

厳正な審査の結果、キャラクターに声をあてる声優を決めるのが当然であり、ましてや声優ではない俳優を引っ張ってきて、作品の主軸である失敗は許されない主人公にそいつを抜擢するなんて言語道断もいいところででしょう。

最初から最後まで、主人公役の人の演技が上達することはなく、終始絶望感に苛まれることになりました。よっぽど暇を持て余していなければ、本当に時間の無駄にしかなり得ないので、本作をオススメすることは決してしません。

せっかく面白いストーリーを潰されたも同然です。

きく

対照的な2人の生き方に注目!

2022年10月1日

「いぬやしき」は地球外生命体の宇宙人によって、規格外の力を持つ機械人間に変えられてしまった犬屋敷壱郎と獅子神皓2人の対照的な生き方を描いた作品です。

アニメの主人公というと、大抵は学生や20代くらいの若者になることが多いですが、「いぬやしき」では58歳の見た目おじいちゃんが主役です。お爺ちゃんがヒーローで、悪役が学生というぶっ飛んだ設定が面白かったです。

原作は10巻しかありませんが、アニメは最後まで描いてくれたのでスッキリ。最後はそういう終わり方をするかという感じで、予想外の結末を迎えました。

気になる点といえば、声優の演技でしょうか。主人公の犬屋敷壱郎役を俳優でも人気の小日向文世さん、獅子神皓役を同じく俳優で活躍中の村上虹郎さんが演じています。

お二人とも実力のある俳優さんだとは思いますが、やはり声優のお仕事とは少し違うのか、アニメを見始めた時は違和感がありました。ネット上でもひどいという感想も見かけましたが、最後の方では馴染んできたような気がします。

「いぬやしき」は木梨憲武さん主演で実写化映画化もされていますが、アニメを見て、実写版も見てみたいと思いました。

ねこやしき

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「いぬやしき」の作品情報

基本情報

タイトル いぬやしき
原作 奥浩哉
アニメーション制作会社 MAPPA
アニメ放送期間 2017年10月~12月
話数 全11話
アニメ放送局 フジテレビほか

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