「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」みんなの感想評価!面白い?つまらない?
原作の完全なアニメ化を描いたリブート作
2009年に放送された荒川弘原作の人気ダークファンタジーコミックのアニメ化第2作で、主人公のエルリック兄弟が人体錬成で失ったものを取り戻す旅に出る流れは、アニメ第1作と同様ながらもリブートとして再スタートとなっているのが特徴です。
主人公のエルリック兄弟以外の登場人物の声優は、皆一新されているあたりが(ここは賛否両論もっとも激しいところではありましたが)良くも悪くもリブートものの印象になりますが、アニメ前作は原作が連載中でもあり、オリジナル要素が強めだったのに対し、本作は原作が完結済みだった事もあり、結末までしっかりとアニメ化されていて、原作ファン的には本作の方がお勧めできる内容になっていましたね。
一部改変もありますが、それもハッピーエンドへと繋がるので、近年の1クールアニメに慣れていると長丁場にはなりますが、その分見終えた後の感動はひとしおだと思いますね。
等価交換は現実世界でも存在することで感情移入しました
この作品の前に一度『鋼の錬金術師』がアニメ化したことがあったのですが、途中からオリジナルストーリーに変わったので、それはそれとして楽しめたのですが、再アニメ化するにあたって原作のストーリーを最後まで余すところなく、カラーの動画として見ることができたのは嬉しかったです。
再アニメ化まではスパンが結構あったのですが、それを待つ時間と原作に忠実なストーリーを楽しむこと。これも自分の寿命をすり減らして再アニメ化の夢が叶うという等価交換かもしれないなと感じました。
最後にエドワードが錬金術で全てが解決するわけではないということに気づき、そのとても便利な力を手放して無くしたものを取り戻すという流れが単純な感じもするけれど、それまでの道中も含めてとても感動的でした。
荒川先生ありがとうございます。
過去に放映されたアニメのハガレンは、オリジナル要素とかあったりと賛否両論あったり、一部の表現では原作者の荒川先生も苦言していたところもありましたが、再アニメ化された「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」では、原作の最終回に合わせて放送期間を延ばしてくれたり、しっかり原作通りの展開や流れであったのは、とても嬉しかったです。
キャストの変更とかはありましたが、主人公のエルリック兄弟と朴さんと釘宮さんの続投はよかったと思います。キャラクター1人1人の描写など丁寧に描かれたりしており、特に最終決戦のあとのホーエンハイムとエドのやり取りは、過去のわだかまりが解けたシーンは何度観ても涙が止まりません。
また、エドがアルを取り戻すために真理に自分の答えをぶつけるシーンは必見です。アクションとドラマそしてコミカルなシーンのバランスも絶妙です。
ハガレンの魅力、見るべきポイント
鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMISTについての感想。まずこの作品の主人公はエドとアルという二人の兄弟の物語。このアニメの面白い部分は、冒頭でいきなり兄が片足を「持っていかれた」ところから始まる。
さらに腕を犠牲にして、弟の魂を鎧に定着させている。物語の終盤まで、弟=鎧(中身は空っぽ)なのも実に独特で面白い。弟が鎧の身であるがゆえ、戦闘スタイルなんかも人間と違ってて興味深いところ。
そしてこのアニメでは錬金術が主軸となっている。錬金術の原則は「等価交換」であり、同じ物質の物からは同じ物質の物しか生まれないという。(分解、再構築)この錬金術を戦闘にも応用して、土の壁を造ったり、鉄の槍を創ったりして戦う。
オープニングやエンディングの曲は、スキマスイッチ、YUI、シドなどそうそうたるアーティストが担当している、どれも神曲。また、声優は朴璐美、釘宮理恵、藤原啓治などこれまた最強の声優陣で埋め尽くされているのも魅力。
個人的に好きなシーンはいくつかあるが、1つあげるとすれば、強欲であるグリードが最後に言ったセリフ「もう何も要らねえや」これがかなり刺さった
他にも名台詞は数えきれないほどあり、マスタングの「焼いて塞いだ」「いや、雨だよ」「置いていくから、追いついてこい」等は有名である。
終わり方は、「ハガレンって、恋愛要素こんなに強かったんだ」って感じの終わり方でした。というか、最後だけ恋愛要素あるみたいな感じです。それがかなり刺さります。
興味を持たれた方は、ぜひ、ハガレンの世界に足を踏み入れていただきたい。