「厨房のありす」みんなの感想と評価口コミ!面白い?つまらない?
不評
心を許したから目を見られる、なんて……
自分は家族でさえ不可能。
視覚情報は五感の中で一番強く情報のインパクトを与えると言われているけどその通りで、「目」が与える圧力と情報は物凄いストレスを与えるのに、生物としての本能に植え付けられているような不快感と圧迫感が好意を抱くだけで払拭できるなんて、集合体恐怖症の人間が「ハチって可愛いな」って思った途端に蜂の巣見られるようになる、ぐらい信じられない。
夢物語を現実に寄せて描かないで欲しい。
こんな夢みたいな都合良い奇跡、観るだけで現実思い出して惨めになる(から途中以降観てないけど)。
ほっこり安心して観られるドラマ
自閉症の主人公ありすが、周りに支えられながら成長していくドラマです。自閉症という難しい役柄ですが、門脇麦さんが不自然さなく、また自閉症の方の素直さの部分を可愛らしく演じていて、好感が持てます。永瀬廉くんの、不器用ながら何事にも一生懸命に取り組む役柄も、全くカッコつけた感じがなく演じていて、こちらも好印象です。
心を許した人としか目を合わせない麦さんが、初めて廉くんの目を見て話したシーンが、感動的でした。目が合うという事だけですが、2人の距離が縮まってお互いを理解しようと歩み寄り始めた、という事が伝わりました。
ドラマに出てくるご飯も、素朴だけど丁寧に作られているように見えて、とても美味しそうで同じメニューが食べたくなります。観ていてとてもほっこりするドラマです。
ASDがどんな病気なのか理解できます。
物語はASDがどんな病気なのか、理解できて、恋もサスペンスもあり、面白いところもあります。また、主人公のありすの母を死に追いやった人も誰かわかりやすいです。俳優はプロデューサーにドラマの「あなたの番です」のプロデューサーの鈴間さんが、含まれているので、アリス役の門脇麦さんや皆川猿時さん、大友花恋さんなど、「あなたの番です」に出ていた人が何人かいて、こういうラブコメディサスペンスはお得意で、皆さん、慣れていると思います。
また、新しい共演者も「らんまん」に出ていた前原瑞樹さんや「どうする家康」に出ていた大森南朋さんらもコメディドラマ慣れしていると思います。
音楽は主題歌をmiwaさんが歌っていて、miwaさんの柔らかい声がこのドラマに合っていると思います。
ありすの個性が可愛い
たしかにありすのこだわりというものは、他人から見たら理解できないし、かなり面倒くさいものだけど、曜日による習慣とかは慣れてしまえば面白いし、ユニークだって思えば、街の人みたいに平気になるんだろうなって思います。
それにありすの場合は、普通に会話は成立するし、記憶力もいいし、素直なので見ていて嫌だなって思うことがないし、人の悪口を言うときにちょっとニヤけながら言うのが可愛い。これも門脇麦さんが演じているからかもしれませんね。
そしてあっちゃんは、ああいうちょっと乱暴な雰囲気のほうが似合いますね。「大根は気持ちで刺すんだよ」って名言が、すっごく面白かったし、マジで名言だったと思うので、どこかで機会があったら、使ってみたいかも(笑)
心を温める料理と人間ドラマの融合
「厨房のありす」はただの料理ドラマではありません。八重森ありすの繊細な心情と彼女の創り出す料理が織り成す物語は、視聴者の心に深く響きます。自閉スペクトラム症(ASD)という特性を持つありすが、料理を通じて人との距離を縮めていく様子は、見ているこちらまで勇気づけられます。特に、ありすが包丁を握るシーンは圧巻で、彼女の料理に対する情熱と細部へのこだわりが感じられます。
また、幼なじみの三ツ沢和紗との関係性も見どころの一つです。和紗のありすへの深い理解と支えがあってこそ、ありすは自分の世界を広げていくことができます。二人の絆は、言葉以上のものを感じさせます。
新たなバイト、酒江倖生の登場によって、ありすの人生に微妙な変化が訪れるのも興味深いです。倖生の純粋さと、ありすの世界への好奇心が新たな風を運びます。ありすの父、心護の存在も重要で、彼の過保護な愛がありすの成長にどのように影響を与えるのか、見守るのが楽しみです。
このドラマは、料理だけでなく、人間関係の深さや家族の絆を描いており、心温まるストーリーが展開されます。ありすのお勝手が提供するのは、ただの料理ではなく、心を癒やす時間です。ミシュランや老舗の店ではないかもしれませんが、ありすのお勝手には、訪れる人々の心を温める特別な魔法があります。
「厨房のありす」の感想と評価口コミを書く(ネタバレ考察あり)
「厨房のありす」の作品情報
基本情報
タイトル | 厨房のありす |
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読み方 | ちゅうぼうのありす |
脚本 | 玉田真也 野田慈伸 |
ドラマ放送期間 | 2024年1月~ |
話数 | 全?話 |
ドラマ放送局 | 日本テレビ系列 |
作品概要・あらすじ内容
『厨房のありす』は、自閉スペクトラム症を抱える天才料理人・八重森ありす(演:門脇麦)が主人公の物語です。彼女は「料理は化学です」という言葉を信念に、心温まる料理で人々を癒やします。
ありすの才能に惹かれ、彼女を支える謎の青年・酒江倖生(演:永瀬廉)は、ありすのお勝手に住み込みたいと申し出ます。倖生はありすの行動に初めは戸惑いながらも、次第に彼女の才能や一途さに惹かれていく姿が描かれています。
このドラマは、ありすが化学を愛するようになったきっかけを与えたゲイのシングルファーザーであり、有機化学を教える教授・八重森心護(演:大森南朋)の影響も大きいです。
心護は周囲の理解と協力を得ながら、ありすを大切に育て上げます。物語は、ありすが経営する「ありすのお勝手」という小さな料理店を舞台に、彼女を取り巻く人々の人間模様や、互いを支え合う心温まるエピソードを描き出しています。
ドラマ『厨房のありす』は、さまざまな謎や人々の生きづらさ、そしてその中で結ばれる絆を描いたハートフルミステリーです。ありすや倖生、心護など、個性豊かな登場人物たちが織り成す物語は、多くの視聴者に感動を与えることでしょう。
倖生がありすのもとにやってきた「ある目的」とは何なのか、ありすの出生の秘密は何なのか、これらの謎が解き明かされる過程も見どころの一つです。