「銀河英雄伝説 Die Neue These」みんなの感想と評価口コミ!面白い?つまらない?
再度アニメ化された永遠の名作『銀英伝
初版の小説の始まりから約40年を経て全く廃れることのない永遠の名作、SFの金字塔とも言うべき作品の二度目のアニメシリーズ化です。
小説の膨大なキャラクターたちをさらに活き活きと描き、さらに若い世代の声優さんたちを数多く起用して、新たな世界を構築してくれています。その美麗な絵柄と緻密な設定、壮大な音楽も含めて素晴らしい作品に仕上がっています。
今はまだ物語の半ばより前の部分のみの映像化ですが。原作小説と旧作アニメシリーズのファンだけでなく、新たなファン層を沢山得て、このまま物語の最後まできっちりアニメ化を進めて頂きたいと思っています。
宇宙に展開する二つの国家の存亡と、多層構造的な人々の物語です。その展開や結末は変えることができない運命ではありますが、それを含めて作品を楽しんでいきたいと思っています。
若き才能の物語
最初の2話くらいまでは、宇宙戦争というか、戦艦での撃ち合いで、椅子に座って喋っているだけで戦闘している感じもなく地味だなって思ってしまったけど、両軍の若い司令官のストーリーに移ってからは、グッと面白くなったし、両者ともに応援したくなってしまいました。特にヤンの方は、喋り方も姿勢もゆる~いのに、作戦内容もやることもえげつないのが凄い。
けれども、決してヤンがひどい人っていうことも無く、ほんの少し先の未来のために、徹底的に脅威を排除することで、一時的にでも平和を作りたいっていう現実主義者なところがかっこいいなって思います。あとフレデリカが、ヤンに紅茶が良かったって言われていたあのときの少女だったのはアツい。
名作銀河英雄伝説のリメイク
本作は元祖銀河英雄伝説か声優が大御所揃いで、主役級の声優である古谷さんをアンドリュー フォークというヤンの噛ませ犬に起用するなど、今では考えられない構成でした。ヤンの声優である富山さんが亡くなられて、OVAでは違和感しかなかったですが、本作は全面維新のため不安と期待が、入り混じった状態でした視聴しました。
最初の感想はアニメーションが劇的に綺麗になったこと、変なオリジナルストーリーにせずに、原作に忠実なところが非常に好印象でした。ただ違和感があったのが全員イケメン、イケオジになっていたことです。ゴリマッチョのシェーンコップが、やせマッチョの参謀ポジションになっていたこと驚きます。
片腕の圧点ぼが、なかなか現れなかったのもシェーンコップと一部キャラ被りだったかもしれません。キルヒアイスに関しては、もっとキャラを立てたほうが良いと感じました。これだけの壮大な内容を尺の短いSeasonでよく収めたと思います。
ひどい
なんでオープニングをバッサリ削る?日テレはリスペクトがない。オープニングを全とっかえしたNHK Eテレよりひどい。
「銀河英雄伝説 Die Neue These」の感想と評価口コミを書く(ネタバレ考察あり)
「銀河英雄伝説 Die Neue These」の作品情報
基本情報
タイトル | 銀河英雄伝説 Die Neue These |
---|---|
読み方 | ぎんがえいゆうでんせつ ディ・ノイエ・テーゼ |
原作 | 田中芳樹 |
アニメーション制作会社 | Production I.G |
アニメ放送期間 | 2024年1月〜 |
話数 | 全48話 |
アニメ放送局 | 日本テレビにて |
作品概要・あらすじ内容
「銀河英雄伝説 Die Neue These」は、田中芳樹によるSF小説「銀河英雄伝説」を原作とするアニメシリーズです。この作品は、遠い未来の銀河系を舞台に、2つの大国、銀河帝国と自由惑星同盟の間の戦争と政治的策略を描いています。
特に銀河帝国の若き天才軍人ラインハルト・フォン・ローエングラムと、自由惑星同盟の独立精神に溢れる軍人ヤン・ウェンリーを中心にストーリーが展開されます。
このアニメシリーズは、スペースオペラと群像劇の要素を併せ持ち、戦闘シーンだけでなく、政治的な策略や人間ドラマにも焦点を当てています。
宇宙艦艇や宇宙要塞などの科学技術が描かれる一方で、超能力や異星人種族といった要素は意図的に排除されており、より人間同士の対立と協力にスポットライトが当てられています。
「Die Neue These」としてのシリーズは、2018年から始まり、2024年1月から日本テレビアニメ枠「AnichU」にて放送されています。ファーストシーズンからフォースシーズンまでの全48話が放送される予定で、このうちサードシーズン「激突」とフォースシーズン「策謀」はテレビ初放送となります。
このアニメは、原作の豊かな物語と複雑な人物関係、壮大な宇宙の舞台設定を活かし、視覚的にも魅力的な作品に仕上がっています。政治的な陰謀、戦略的な戦闘、そして個々のキャラクターの成長や変化を通して、人間性や権力、戦争の本質に迫る内容が特徴です。
また、田中芳樹の深い歴史知識が作品に彩りを加えており、宇宙を舞台にした歴史ドラマとしても楽しめる一面を持っています。