「ウィッシュ」みんなの感想評価!面白い?つまらない?
ただ“願う”だけでなく、”願いを叶えるために諦めない”ことが大切であるということを学んだ。
全てにおいて「良かった」と感じた。声優の配役やミュージカルシーンでの歌声は素晴らしく、見ていて飽きない。ストーリーは”願い”を叶えてくれる王様がいる国で暮らしている国民が、叶えてもらいたい”願い”を王様へ捧げて、いつ叶うのかと待ち続けている。
でも実際は王様のさじ加減で”願い”は選別されており、選ばれなかった願いは永遠に本人の元へ戻らないという悲しい現実があった。主人公はひょんなことからそれに気づき、叶わなかった願いを本人へ返そうと奮闘する物語である。
”願い”は”生き甲斐”とも言える印象の内容で、たとえそれが叶わなくても、願いを叶えるために頑張ったり工夫して生活したりなど、叶うまでの過程も人にとって大事なものだと改めて実感した作品だった。
また、昔は”願う”だけで叶うというストーリーが多かったけれども、最近の作品は”願いを叶えるために頑張る、諦めない”という方向性にシフトチェンジしているように感じる。
これは実際に生活している私たちにも重ねて感じることができるため、現在自分の夢や願いを叶えるために頑張っている人には特に響く内容である。
作中で特に印象に残ったのは、「君はスター、輝いてるよ」という部分。作中で歌われている『誰もがスター』の曲の歌詞だが、たくさんの願いがあり、叶う願いと叶わない願いがあるのも事実だが、それでも願いのために諦めず頑張る人は星のように輝いて素敵である。
普段私も他人を見た時に似たような感想を抱くことがあるが、それを作品の中で改めて表現されると自分の頑張りは無駄ではない、輝くほど素敵で尊いものなのだと感じた。
最終的に王は失脚し、女王が似た願いを持つ国民同士を出会わせて、協力して願いや願望を叶える手伝いをするシステムの国になっていった。続編として、フェアリーゴッドマザーになりたいと願い、杖を授けられた主人公のその後が見られることを願っている。
願いの裏側に隠された真実
「ウィッシュ」は、魔法の王国ロサスを舞台にした、心温まる物語です。主人公アーシャは、国民から愛されるマグニフィコ王が実は民の願いを支配しているという衝撃の真実を知ります。
彼女の強い願いに応えて現れた願い星<スター>と、愛らしい相棒の子ヤギ・バレンティノと共に、民の願いを取り戻す旅に出ます。
この映画の魅力は、ただのファンタジー物語に留まらない深いメッセージにあります。アーシャが直面する困難は、私たち自身の日常にも通じるものがあり、彼女の成長と決断は観る者に大きな勇気を与えます。
また、ディズニー史上最恐と言われるヴィラン、マグニフィコ王の存在も印象的です。彼のキャラクターは、権力の暴走とその影響を象徴しており、深く考えさせられます。
ビジュアル面でも、3Dと2Dの融合が新鮮で、色彩豊かな画面は目を引きます。特に、スターとバレンティノのキュートなデザインは、子供から大人まで幅広い層に愛されること間違いなしです。音楽もこの映画の大きな魅力の一つで、感動的なシーンをより一層引き立てています。
「ウィッシュ」は、夢と現実の間で揺れる私たちに、希望と勇気を与えてくれる作品です。願いが叶う喜びと、それに隠された真実を知る苦悩を通して、人生の大切な教訓を学べるでしょう。
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「ウィッシュ」の作品情報
基本情報
タイトル | ウィッシュ |
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監督 | クリス・バック、ファウン・ヴィーラスンソーン |
制作会社 | ピーター・デル・ヴェッコ、フアン・パブロ・レイジェス |
上映日 | 2023年12月15日 |
上映時間 | 95分 |
配給 | ウォルト・ディズニー・ジャパン |
作品概要・あらすじ内容
ディズニーの「ウィッシュ」は、2023年に制作されたアメリカのアニメーション映画で、ミュージカルファンタジーのジャンルに属します。
この映画は、クリス・バックとフォーン・ヴィラスントーンが監督し、ジェニファー・リーとアリソン・ムーアによって脚本が書かれました。
物語は、17歳の少女アーシャが中心です。彼女は困難な時に星に祈りを捧げ、空から降ってきた魔法の生きた星と出会います。この出来事は、ロサス王国の邪悪な支配者マグニフィコの関心を引きます。
物語の舞台は地中海に浮かぶロサス王国で、マグニフィコ王とアマヤ王妃が設立しました。マグニフィコは魔法を使い、国民の願いを叶えることができますが、願いを記憶として封印して自らの力を維持します。
アーシャはマグニフィコの弟子としての面接を受けますが、祖父サビノの願いを叶えるよう依頼した際に、マグニフィコはこれを拒否します。アーシャは、マグニフィコが願いを返す意思がないことを悟ります。
その後、彼女は星に願いをかけ、魔法の星「スター」と出会い、家族の願いを取り戻すために行動を開始します。マグニフィコはこの新たな力に脅威を感じ、暗黒魔法に手を出します。
映画にはアリアナ・デボーズ(アーシャ)、クリス・パイン(マグニフィコ王)、アラン・テュディック(ヴァレンティーノ)、アンジェリーク・カブラル(アマヤ王妃)、ヴィクター・ガーバー(サビノ)などが声優として参加しています。他の登場人物には、サキナ(アーシャの母)、ダリア、ガボ、サフィ、シモンなどがいます。
映画「ウィッシュ」は、伝統的なアニメーションのスタイルとコンピューターアニメーションを融合させた芸術スタイルを採用しています。物語の中心にはアーシャの成長と、彼女が直面する困難や挑戦が描かれています。また、人々の願いと夢を叶えることの大切さが強調されています。