「ウルトラマンアーク」みんなの感想評価評判!ひどいつまらない?面白い?
おもちゃ箱のようなウルトラマン
昭和、平成、令和の特撮、SF作品へのオマージュと敬意が満載でそういった作品のファンならより楽しめる内容だ。例えば、第一話で主人公のユウマが「ウルトラマンアーク」(以下アークと)へ変身する際、「アーク」がユウマを抱くように変身するようにシーンは「シン・ウルトラマン」での変身シーンのオマージュと言える。
主人公たちが所属する怪獣防災科学調査所「SKIP」の立ち位置は、平成特撮でありがちな組織で、そんな「SKIP」隊員が所持している武器やガジェットは、SF映画の金字塔「エイリアン」を髣髴とさせ、早口で状況説明は「平成ガメラシリーズ」や「シン・ゴジラ」を連想させる。
第1話登場の「宇宙寄生生物ウーズ」の能力や外観は「遊星からの物体X」オマージュというマニアックなネタも。「アーク」がユウマへの助言の方法が鏡を用いて行うのは「ミラーマン」を思わせるし、固有武器の「アークアイソード」のゲーミング感は「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」の「ドンモモタロウ」の専用武器、「ザングラソード」を連想した方も多いのでは。
こういった細かなアイテムや演出には数々の特撮への愛を感じさせられた。舞台の「星元市」にある怪獣の残骸にほかの怪獣が呼び出されるのは「新世紀エヴァンゲリオン」、幼少期のユウマが見た、「アーク」と「ゼットン」に類似した「モノゲロス」との対峙シーンは「ウルトラマンオーブ」を思わせる内容だった。数ある空想作品たちへのオマージュをしながら渋滞せず丁寧に調理していて感服である。
撮影方法も凝っており、第一話の「アーク」と敵怪獣の戦闘シーンはリアルタイムでCMなしの戦闘で緊迫感があり、以降の回でも「アーク」、怪獣両者の視点からの戦闘が描かれている。重量感ある戦闘を心掛けているせいか、視聴者は神話の世界に放りこまれた感覚になる。
本編で怪獣による被害を「怪獣災害」と呼称するのは長年災害に苦しむ日本人ならではの感性では。「ウルトラマンアーク」の世界では、小学校から怪獣災害は授業の一環として存在し、怪獣災害で家屋を倒壊された方向けに、マンションの新築が急務という描写があり、こういう演出のおかげでこの世界の人間の営みが伝わてくる。
「ウルトラマン」と「怪獣」の戦いのみならず細かな人間ドラマや世界観の設定も見所で「ウルトラマン」は観ないけどSF作品が好きな方なら楽しめる内容だ。
攻めた要素ある一方マンネリ打破に苦心してる感があるニュージェネ第12作
ニュージェネレーションウルトラマンシリーズ第12作で、ルディオンと呼ばれる宇宙人と一体化した主人公ユウマが想像力の力ににより「ウルトラマンアーク」に変身して、怪獣と戦うあらすじとなっています。
ウルトラマンのニュージェネも10作を経過した事もあって一部スタッフの変更もあり、マンネリ打破を試みてる感がある本作は、前作ブレーザーがシリーズ中でも異色作だった反動か、アークのデザインも昭和ウルトラマンよりのシンプルなものになり、神秘性を感じさせる存在になっていたりと、ウルトラマンよりの設定になっている一方で、1話の時点で既にウルトラマンとして活動していたという構図にしたりと、多少責めてる要素も多々感じられる作品でした。
一方で前作に引き続きオリジナル怪獣が多めで、各話のあらすじが、その怪獣攻略が中心なのがウルトラシリーズらしい反面、2話現在視聴辞典で若干パンチ力不足も感じてしまった印象もあるかも?
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「#ウルトラマンアーク」の作品情報
基本情報
タイトル | ウルトラマンアーク |
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メイン監督 | 辻本貴則 |
制作会社 | 円谷プロダクション・テレビ東京・電通 |
アニメ放送期間 | 2024年7月〜 |
話数 | 全?話 |
アニメ放送局 | テレビ東京系にて |