月とライカと吸血姫

月とライカと吸血姫
(C) 牧野圭祐・小学館/「月とライカと吸血姫」製作委員会
3.8
Rated 3.8 out of 5
5つ星のうち3.8 (合計5レビュー)
★520%
★440%
★340%
★20%
★10%

「月とライカと吸血姫」みんなの感想評価とネタバレ考察

同じ夢に向かって戦う姿がかっこいい

Rated 5.0 out of 5
2022年6月29日

おそらくは、ロシアがまだソ連って呼ばれている頃に、本当にアメリカとの宇宙競争に打ち勝つために、猿や犬を実験的にロケットに乗せていた話がもとになっているんだろうけど、吸血鬼であるイリーナが人間扱いされていない中で、レフとアーニャだけが、イリーナをイリーナとして扱ってくれて、どんどん3人で絆が深まっていくのが良かった。

レフとイリーナは宇宙に行くことが共通の夢であるため、それに向かってお互いに負けないように努力している姿は素敵だし、最初は人間であるレフを毛嫌いしていたイリーナがどんどんレフに心を開いていって、距離が縮まったと思われるスケートのシーンは映像やイリーナの滑り含めて幻想的で素晴らしかったです。

ゆきんこ

宇宙への憧れは人類だけではなかった

Rated 3.0 out of 5
2022年1月7日

宇宙開発を目指す二つの大国が各国の技術力を駆使して、人類初の有人宇宙旅行を目指すことから話ははじまっていく。

動物実験なども進む中で、より安全に人類が宇宙へたどり着くためには「人間に近い存在」での実験が必要となることに至り、古い時代から呪われた種族として扱われる吸血鬼の少女がその実験体として選抜される。

人として扱われる権利もなく、実験動物としての扱いなどが印象的だが、たくましく、そして味方となり、一緒に宇宙を目指す仲間の支えと共に少しずつ心を開いていく姿が、回を重ねる事にのめりこんでいく。

無事に実験体として有人宇宙旅行を成功させ、人類の宇宙開拓の第一歩への礎となり最終回へと向かう姿と彼女の心の変化に心を動かされます。声優として林原めぐみさんが参加している事もおすすめです。

WALK

ニンゲンを宇宙に飛ばすのがダメなら吸血鬼にすればいいじゃない。吸血鬼少女と指導教育係の心の交流

Rated 3.0 out of 5
2022年1月7日

物語は、敵性国家に宇宙開発で遅れをとった連邦軍が、「いきなり人間を宇宙に飛ばすのが危ないのなら、ニンゲンじゃないものを飛ばせばいいじゃない」ということで、吸血鬼アーニャを宇宙飛行士に仕立てあげ、飛ばす話です。そこでは、指導教育係のレフとの心の交流がメインに描かれています。

この話の主役、アーニャの声は林原めぐみさんなのですが、これはもう、「さすが」としか言いようがありません。世間知らずで生意気でちょっと寂しがりやな女の子を完全に演じ込んでます。

私も「エヴァの綾波でしょ~?」とか思って見始めたんですが、完全にその考えを払拭されました。申し訳ないです林原さん!

アーニャと指導教育係のレフは少しずつ心を通わせていくのですが、最終話まで見ても、「恋愛」にはなりません。お互いに尊敬し合ってるということでしょうか。

愛情が芽生えてもいいのに…その辺は原作ではどうなってるのかな、ぜひご確認ください。とにかく、現在の林原めぐみさんの力を知りたい方なら必見です!

challengework

壮大な宇宙というテーマと徐々に近づく2人の距離

Rated 4.0 out of 5
2021年12月30日

初めて宇宙に行くという壮大で夢のあるテーマで、さらに吸血鬼の少女というキャラがいることで、どうなるんだろうとドキドキする展開になっています。宇宙飛行士候補生の青年、レフと吸血鬼の少女であるイリナが宇宙へ飛び立った回はとても感動しました。

レフを演じる内山昂輝さんは、優しくまっすぐな青年を好感度高く演じていて、イリナを演じる林原めぐみさんはツンデレだけど、本当は不安を抱えている少女を見事に演じています。演技がいいのでとても感情移入できます。

宇宙というテーマが大きいので、夢見がちな話になりそうだと思いましたが、イリナが吸血鬼だということを理由に酷いことを言われたり、差別される様子なども描かれていて、イリナは可哀想でしたが、ありそうなことだ、リアルだと感じました。

イリナをものとして見るよう言われていても、どうしても惹かれていくレフと、本来は人間嫌いながらレフの優しさに惹かれていくイリナの距離が徐々に縮まっていく様子にキュンとしました。

りくまる

宇宙を目指した絆

Rated 4.0 out of 5
2021年12月16日

宇宙を夢見る純粋な好青年のレフ。宇宙に最初に行く吸血姫の実験体イリナ。宇宙をめぐり、この二人の奮闘の物語です。この二人の関係の変化がとても素敵です。イリナはあくまで実験体なので、モノ扱いするように言われますが、レフは人として接します。

そこがレフの優しさ、良さだと思います。つらい訓練に耐え、イリナは宇宙に行きます。大成功をおさめ、レフも続き、偉業を成し遂げます。しかし、レフはイリナの功績が認められないのを疑問に思い、イリナの言葉を自分の言葉として伝えるところは、切なさが少しありました。

一緒に宇宙を目指したイリナとレフの絆、関係も甘酸っぱくかわいいです。見守りたい二人です。

イリナの意地っ張りでツンデレなところをCV林原めぐみさんの替えが引き立て、レフのすべてを受け止めてくれそうな優しさと、強い意志をCV内山昂輝さんのちょっと高めの声に癒されます。この二人の幸せを願いたいです。

redangelemou

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「月とライカと吸血姫」の作品情報

基本情報

タイトル 月とライカと吸血姫
読み方 つきとらいかとノスフェラトゥ
原作 牧野圭祐
アニメーション制作会社 アルボアニメーション
アニメ放送期間 2021年10月~12月
話数 全12話
アニメ放送局 テレビ東京ほか

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