「とある魔術の禁書目録3期」みんなの感想評価!面白い?つまらない?
原作を見ないと理解できないのであればアニメとして評価に値しない。
タイトルにあることが全て。
他のサイトでこのシリーズの評価を書いたときに、信者から「原作を読めアホ」「理解できないのは原作を読まないから」等、罵詈雑言の数々を浴びせられたが、原作信者しか対象にしないアニメならOVAでやれよと。
第1話から口がぽかーんと開いてしまうほどの視聴者置いてけぼりの展開、理解させるための説明一切なし、ただひたすら漂ってくる主人公のハーレム感、そしてすさまじいまでの「一見さんお断り」の空気。
これでは評価するに値しない。
星1すらつけたくない。個人的にはン十年間アニメを鑑賞してきたが、ワースト5に入る超駄作。
やりたい内容と話数が合っていない。
この作品は、2期から約10年の間を空けて、とあるプロジェクトという名目で制作されたアニメの第1歩なのだが、問題点が複数存在しており、お世辞にも10年待ったファンが良かったと言うような内容ではなかった。
まず、根幹の問題として挙げられるのがタイトルでも述べた通りシナリオと話数が合っていない。とある魔術の禁書目録3期は原作だと14巻から22巻の範囲にあたるのだが、それを2クールに無理矢理詰め込んだ結果突拍子の無い描写や尺による説明不足が発生している。
原作はライトノベルであり、3期の範囲では話の核心に迫る部分も多く1期や2期の範囲よりも内容が複雑になっているため、アニメだけを見る視聴者は今まで以上に話について行くことが出来ない結果となった。
他には、上条当麻の幻想殺しが発動した際の効果音や作画のクオリティの低さなどが挙げられる。前者に関しては、今までは甲高い何かが割れるような音だったのにも関わらず、3期ではF1レースで車が走る音のようなものに変更されており、終始違和感が拭えなかった。
後者は純粋なクオリティの低さに直結する問題と言える。期待してていた上条当麻vs一方通行のシーンなど様々な戦闘シーンがあまり動かない作画だったため、落胆せざるを得なかった。
ただし、作画はとても褒められたものではなかったが、背景に関してはとても美しく、劇場アニメと比較しても遜色ないほどであった。
特にロシア編終盤の黄金に染まる空は原作のイメージをそのままアウトプットしたかのようなクオリティとなっている。
結論として、原作で1番評判の良いロシア編が雑に消化されてしまった作品のため、あまり良い点数は付けることができない。
また、原作ファンではないアニメだけを見てる人からすると説明不足すぎて何が起きてるか終始理解できないため全ての層に評判があまり良くなかったので続編は期待できないだろうと思われる。
浜面仕上と上条当麻を巡るヒロインの一人の五和の活躍、2期までの人物が総出演、学園都市の外が舞台
とある魔術の禁書目録Ⅲでは、①メインの主人公である上条当麻と相棒(的存在)のインデックス(禁書目録)の他にも、第2期終盤に登場した浜面仕上が活躍する話があり、事実上もうひとりの主人公的立場で描かれていて見どころです。
②第2期までは出番がほとんどなかった天草式に所属する少女の五和が、主人公の上条当麻と一緒に行動する描写があり(上条当麻を巡るライバル的な)ヒロインの一人的な存在として描かれているのが見どころです。
③第2期までに登場して人気のあるオルソラやオリアナをはじめとした人物が次々と登場して、上条当麻と共闘する展開は見どころです。
④2期でも一時的に上条当麻(とインデックス)は学園都市の外に出たが本作では物語の後半は学園都市の外が物語の舞台になり、学園都市の中が物語の舞台になることが多かった、とあるシリーズとしては新鮮味があります。
とある魔術の禁書目録は、豪華声優陣をはじめ、優れたスタッフが制作に関わっていて今後も続編が制作されると思うので期待したいと思います。2023年現在、原作は連載中で未完の状態ですが是非、アニメ版は物語の最後まで放送される日を心待ちしています。
クオリティにやや偏りのあるアニメ
とある魔術の禁書目録は、科学の世界と魔術の世界が描かれる物語です。三期の作画は、全体的に普通か、それより少し下くらいでしたが、ヒロインの美琴やオープニングはすごく高クオリティでした。
声優はこれまでもそうですが、あいかわらず良い仕事をしています。可愛いキャラクターをより可愛く引き立ててくれていますし、恰好いいキャラクターをより恰好よくしてくれています。
終わり方はキリがいい所だったので、もやもやする事はなかったのですが、この後どうなるんだろうという疑問は残りました。記憶喪失であるという、主人公の秘密がヒロインに明かされた後なので。
続編のアニメがあれば見たいですが、前期からかなり期間があいているので、アニメとして見れるのは望み薄のような気がします。印象に残ったセリフは、滝壺と共に去っていく浜面へ向けて、麦野がつぶやいた「どうしてこんな~」というセリフです。
麦野というキャラクターには似合わないセリフであり、なおかつ彼女の本心が感じ取れるようなセリフだったからだと思います。
好きなシーンは一方通行という白髪のキャラクターが、美琴のクローンと戦う所です。一方通行の精神的な葛藤や苦しみなど、内面がよく表現されたシーンでした。