「天官賜福」みんなの感想評価とネタバレ考察
美麗なアニメーションと豪華声優陣の素敵すぎるコラボレーション!
物語は古代中国ですが、難しすぎる単語などがなく、とても見やすいです。何よりアニメーションがとてもきれいで、すぐに引き込まれました!1話ごとに丁寧に作りこまれていて圧倒されます。
音楽もアニメに合わせて中国風になっていて、アニメをさらに盛り上げてくれていたと思います。また、主役に神谷浩史さんと福山潤さんなど、アニメを彩る声優さんがとても豪華で、キャラクターが生き生きと動いてる!という気分になります。
個人的には太子殿下と三郎が初めて出会うシーンがおすすめです。初めて会った(という設定)なのにこんなに会話が弾んで、それぞれ思惑がありつつもお互いをもっと知りたいといった描写がきゅんとしました。
最終話では、三郎がいなくなりましたが、命といっても過言でないものを太子殿下のもとに置いていくのが、お互い信頼しきっているのだと思いドキドキしましたし、きっと太子殿下をどこかで見守っていそうだなと妄想してしまいます。
続編もきっと太子殿下を大事にする三郎が見れるのだろうと思うと早く観たくてたまらなくなります。
BLっぽいけどBLじゃない
ストーリーがはじめ見た感じでは伏線があり、あまりわからなかったが、見ていくうちに段々と伏線が回収されていくので、内容がよりわかりました。
作画に関しては少し前までの中国アニメの作画ではなく、とてもきれいな上に色彩がとてもきれいで、キャラクターの服装が中国が作ってることから、より漢服などが忠実だったので服装の勉強にもなりました。
声優に関してはキャラクターの感じと声の感じがとってもあっていて、続きをしてほしいなと思いました。音楽に関してはところどころで中国語の歌を流している演出があり、翻訳の歌詞を見て、そのシーンとすごくあっていてよかったです。
続編に対しては続きが気になる終わり方をしていたので、是非続きをしてほしいと感じました。
腐女子は絶対みるべき、中国系アニメが好きな人も絶対みるべき!
この物語は過去に功績を残した「神官」と呼ばれる人達が、メインのストーリーです。主人公である「謝隣(シエ・リェン)」は人々に救済を与えようと尽くしてきましが、天界から追放されていた期間が長かったために下界での信者がいませんでした。
そんな中、「三郎(サンラン)」出会い、彼が何者か疑いながらも数々の問題を解決していきます。疑いながらも、三郎を想っている様子が伝わってきて、見ているこちらが恥ずかしくなるくらいです。
また、中華民謡が好きな人には音楽も含めて素晴らしい作品になると思います。作画は線が細めだと思いますが、配色や滑らかさがとても美しいです。謝隣は男性ですが、曲線が美しく、のほほんとしている人柄にも惹かれます。
日本でよく見るようなTheBLというようなアニメとは違って、美しい愛だと思います。正直言って、こちらの方が好きです。いつか終わりが来てしまうのかと思うと悲しくなりますが、これからの展開に期待したいですね。
日本語での漫画は発売されていないようなので、発売されるなら全巻揃えたいくらい好きな作品です!
美麗な世界観に引き込まれる
天官賜福は、神と人間と鬼が存在する世界が舞台のファンタジー作品です。作画が凄く綺麗で丁寧に作られていて、コミカルなシーンもありつつ、ファンタジーならではの幻想的で神秘的な演出があったり、BGMも凛としていて儚さを感じるようなものがあります。
登場するキャラクターも容姿端麗で魅力的です。個人的にお気に入りのキャラクターは、南風と三郎です。南風は何かと気性が荒いですが、主人公である謝憐に対して何か複雑な思いがあるのか、小言を口にしながらも、手助けをしてくれるところに優しさを感じます。
三郎は謝憐に対して何か特別な感情があるのか、事あるごとに謝憐を気にかけて行動を共にしています。2人とも何故そうしているのか、過去に何があったのか、先の展開が気になります。
好きなシーンは1話で謝憐の側で銀の蝶が寄り添うように飛んで来るところと、祭礼中に子供が城壁から落ちてしまったところを、謝憐が気付いて颯爽と助けたところが、何回見ても美しくてお気に入りです。まだ見たことない方は、是非チェックしてみてほしいです。
中国ロマンファンタジーは難しいけど優しい神様と切ない謎の少年が大活躍します
中国のWEB小説をアニメ化した作品で古代中国が舞台ですが、神様や鬼や悪霊などが出てくる神話的要素もあるファンタジーラブアクションです。
主人公の謝憐は心優しい神様だけど、三度も飛昇する神界では厄介者扱いされていて可愛そうだけど、当人は何処吹く風で力強く仕事を熟しているのが笑えます。
下界に降りてガラクタ集めをし、ボロボロの小屋のような建物で暮らしているのが神様とは思えないけど、信仰する人がほぼいないので仕方ないですね。謝憐を慕って手伝ってくれる武官の南風と扶揺がいてくれるのはありがたいですね。
二人はお互いどっちが謝憐の役に立つか競っているように見えて、仲良しなのが微笑ましいです。ガラクタ集めの途中で出会った三郎という少年とは運命の出会いだけれど、正体が分からず色々と探っているのは面白かったし、陰ながら謝憐を助けている三郎がいじらしくて可愛いです。
声優さん達は主人公の謝憐を担当する神谷浩史さんを含む、主要登場人物は声優さん達の中でも抜きに出る豪華メンバーなので是非、声も堪能して欲しいです。オープニング曲はシドが歴史ロマンな雰囲気と、激しいバンドならではの音を緩急を付けて表現してくれていて、アニメの世界観にピッタリです。
エンディングは雨宮天が高い綺麗な声で、三郎の謝憐への思いを表現しているようで切なく感じます。北の地で起きた花嫁失踪事件を解決したけど、顔に人面疫の跡がある少年がいて謎なのが気になります。
西の地では隊商が全滅する事件があって謝憐達は解決に向かうけど、鬼となった半月国の将軍に捕まってしまって、三郎が暗い穴に落とされてしまって心配です。謎の白衣と黒衣の女達も気になるし、謝憐や商人達が助かって欲しいので、三郎が凄い力を見せてくれないかなと期待しています。
「天官賜福」の感想を書く(ネタバレ考察あり)
「天官賜福」の作品情報
基本情報
タイトル | 天官賜福 |
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読み方 | てんかんしふく |
原作 | 墨香銅臭 |
アニメーション制作会社 | 絵夢動画 |
アニメ放送期間 | 2021年7月~ |
話数 | 全11話 |
アニメ放送局 | bilibili |
声優(CV)・キャスト | 謝憐(シエ・リェン)役:神谷浩史 三郎(サンラン)役:福山潤 霊文(リンウェン)役:日笠陽子 南風(ナンフォン)役:古川慎 扶揺(フーヤオ)役:小林千晃 裴茗(ペイ・ミン)役:諏訪部順一 裴宿(ペイ・シュウ)役:増田俊樹 半月(バンユエ)役:花澤香菜 |
あらすじ・ストーリー
仙楽国の太子・謝憐シエ・リェンは天賦の才を持ち、人々を救うことを志して修行を積み、飛昇し武神となった。しかし彼は二度も天界から追放されてしまう。
そして800年。謝憐は三度目の飛昇を果たした。しかし“三界の笑い者”といわれる彼に祈りを捧げる者は今やどこにもいない。
謝憐は功徳を集めるべく、人々の住む下界に降りてこつこつとガラクタ集めをしながら、神官として出直すのであった。ある日、謝憐はガラクタ集めの帰り道で、“三郎サンラン”と名乗る不思議な少年と出会う――
下界に降りた謝憐が最初に任されたのは、北の地で起こる『花嫁失踪事件』の解決。鬼花婿と呼ばれる謎の鬼により、多くの花嫁が連れ去られているらしい。謝憐は自ら志願してやってきた南風ナンフォンと扶揺フーヤオの2人の神官とともに、事件の解明に乗り出すことに。
二つ目の任務は、西域の半月関での『隊商全滅事件』。妖術を使う道士に占拠され、旅立った商人達の半数が消えてしまったという。謎の家出少年・三郎も加わり、一行は旧・半月国の地を目指す。
果たしてその事件の真相は――
謎はやがて謝憐の過去をも明らかにしていく。天界、人間界、鬼界という三つの領域を擁する世界を舞台に、壮大な物語が幕を開ける。天官賜福、百無禁忌恐れるものなし。
引用元:「天官賜福」公式サイト