「サイレントラブ」みんなの感想評価!面白い?つまらない?
とても素敵な映画でした。
障害を持つ同士の2人だからこそ言葉にしなくても分かり合える深い愛情を感じる映画でした。葵が美夏に神の手と言われて自分の価値を取り戻し自分が目指す事の出来ない未来の夢を美夏に捧げて行こうとしたのではないだろうか。とても静かだけど激しい葵の愛情が伝わる映画でピアノの旋律とMrs.GREEN APPLEの最後のエンディングが心地良かったです。
触れ合う魂たち
映画『サイレントラブ』を観た後の心境は、一言で言うと「心が洗われる」感覚でした。登場人物たちの抱える困難やそれぞれの痛みが、言葉ではなく、映像や音楽、そして彼らの行動を通じて伝わってきました。特に、アオイとミカの静かな恋愛物語は、彼らの障害を乗り越えた深い絆を感じさせ、胸を打ちました。
山田涼介さんの演技には本当に驚かされました。彼の演じるアオイは、言葉を発することができない分、表情や仕草で感情を表現するという難しい役どころを見事に演じきっていて、彼の演技力の高さを改めて感じさせられました。
また、ミカ役の浜辺美波さんも、失明という重いテーマを扱いながらも、その繊細な演技でミカの内面を丁寧に表現していて、観ているこちらの心を掴みました。
二人がどうコミュニケーションを取り、どう互いを理解し合っていくのか、その過程がとても自然で、リアルに感じられました。スマホを通じた会話や、互いの障害を補い合う姿には、言葉以上の強いメッセージを感じました。
内田監督の作品は、常に人間の深い感情を引き出す力があると思いますが、『サイレントラブ』でもその力は健在でした。
登場人物たちの背景や葛藤がもっと詳しく描かれていたら、さらに物語に深みが増したのではないかと感じた部分もありますが、全体としては、人と人との繋がりの美しさを改めて感じさせてくれる作品でした。
久石譲さんの音楽も素晴らしく、映画の世界観をより一層深めていました。特に、ピアノのシーンでは、音楽が持つ力を改めて実感しました。音楽を通じて心が通い合う瞬間は、この映画の中でも特に印象的なシーンでした。
映画『サイレントラブ』は、見終わった後に長く心に残る作品です。登場人物たちが抱える苦悩や葛藤、そしてそれを乗り越えていく強さと優しさが、多くの人々に勇気と希望を与えてくれるに違いありません。
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「サイレントラブ」の作品情報
基本情報
タイトル | サイレントラブ |
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原案 | 内田英治 |
制作会社 | アークエンタテインメント |
上映日 | 2024年1月26日 |
上映時間 | 116分 |
配給 | ギャガ |
作品概要・あらすじ内容
映画『サイレントラブ』は、言葉を失った若者と視力を失った音大生の切ない恋愛物語です。主人公の蒼は、過去の出来事から声を失い、日々を無為に過ごしています。
そんな彼が出会ったのは、交通事故で視力を失ったが、ピアニストになる夢を諦めない音大生の美夏です。二人の出会いは、静かながらも深い感情の交流を生み出します。
蒼は美夏の夢を守るため、そして彼女の心の支えとなるために、自分なりの方法で彼女に接近します。彼の愛情表現は、主にガムランボールの音色と、そっと触れ合う指の動きによって伝えられます。
この静かで繊細なコミュニケーションは、視覚や聴覚に頼らない深い絆を二人の間に築き上げます。
映画は、このようなユニークな形での愛情表現を通じて、言葉を超えた愛の形を探求します。蒼と美夏の関係性は、見えない心のつながりを感じさせ、観る者に深い感動を与えることでしょう。
『サイレントラブ』は、障害を乗り越えた二人の静かなる愛の物語を描き出し、観る者に対して、愛の多様性と可能性を示唆しています。
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