【慎重勇者】アニメ感想と口コミ評価！ひどいつまらない？面白い？

序盤は女神イスタのコントのような展開になります。召喚された聖哉は高ステータスながらに、とにかく慎重で冒険をせずに筋トレばかりです。その筋トレでもレベルが上がってしまうのには驚きです。

序盤から四天王が登場したり、聖哉の圧倒的なスキルがあらわになったりと、驚きの連続です。聖哉の悪い癖は倒した相手を念の為と称して、オーバーキルすることです。しかも念入りにです。ツンデレ系で意外と仲間思いだったりしますが、常にクールな感じです。

ただ終盤に関してはレベルが上がらなかったり、最強の武器、防具を手に入れられないなど苦戦を強いられます。最大の見所は女神イスタと聖哉の関係性です。序盤には全くといって感じられなかった展開が、待っています。

色々な世界を救うために担当女神が選ばれて、勇者を召喚して一緒に世界を救いに行くという形になります。今回のメイン女神が召喚したのが、タイトル通りこれでもかというレベルで慎重な勇者で、それにより引き起こされるギャグのシナジーがすばらしい。

そして女神のリスタルテ役をやってる豊崎愛生さんの感情豊かな演技も、それに一役も二役も買ってるのがより良くなってるなと思いました。あいなま劇場とはよく言ったものです。そんな感じで、ひたすらギャグかと思ってみていると、終盤にあっと驚く展開になったので衝撃を隠せませんでした。

尚、原作はアニメの範囲以降も続いているので、続きが気になる感じなのはもちろんではありますが、アニメの締め方は区切りが良いので、続きがあるかどうかは、どうなるかなと言った感じでした。

王道的な俺つえー系のアニメかと思って視聴したのですが、いい意味で裏切られました。ところどころにギャグ要素が詰め込まれており、シリアスな中でも笑いを感じることができました。

後半に行くにつれて相手の敵も強くなっているはずなのに、徹底的に対策したおかげで

それを感じさせない楽勝差が面白かったです。

この素晴らしい世界に祝福をに出てくる駄目神をほうふつとさせるようなヒロインで、

顔芸が見どころの一つでした。

メインキャストの声優さんも最近多くの作品に出演している方々で、安定的な演技を見ることが出来ました。ところどころにアドリブも含まれておりベテランの技も織り交ぜながらの展開でした。

口では冷たいことを言っていても最終的には、ヒロインを助ける主人公の口下手さにキュンとしました。

ビジュアルを見て(自分自身もはじめはそう思いました。)よくある異世界もので、俺つええええしてヒロインとうまく行ってとまあ、そんなファンタジー物と思われますでしょうが、中身がなかなかシュールです。

女神(ヒロイン)を軽くあしらいつつ敵との対戦前になると、神経質な勇者が体を鍛え上げまくります。それも異常なほどに。そんな勇者に女神さまは振り回されっぱなしで、その様がテンポよく進んでいきますので見ていて苦になりません。

なんといっても勇者はいたって真面目に鍛えてるさまがシュールでなりません。そして女神の突っ込みもなかなか面白いです。はい、これはもうギャグアニメですね。(笑)　しかしそんな慎重な勇者にはとある慎重にならざる得ない秘密があるのです。以上です。

「慎重勇者」は、異世界を舞台にしたユニークなアニメです。主人公・竜宮院聖哉の極端な慎重さと、新人女神リスタルテの熱意が絶妙に絡み合い、引き込みまれました。物語は、笑いあり、シリアスありのバランスが良く、12話を通して飽きさせません。

良かった点は、何と言ってもキャラクターの掛け合いです。聖哉の冷静沈着な態度とリスタルテのオーバーリアクションが見事にマッチし、コメディ要素を存分に引き出しています。また、シリアスな背景が徐々に明かされることで、物語に深みが増し、ただのギャグアニメに留まらない魅力を持っています。

一方、悪かった点としては、物語の進行がやや早いことが挙げられます。特に終盤に向けての展開が急で、もう少し丁寧な説明があればと感じる場面もありました。

作画に関しては、キャラクターの表情や動きが豊かで、特にリスタルテのデフォルメされた表情は印象的です。声優の演技も素晴らしく、特にリスタルテ役の声優の豊崎愛生さんはキャラクターの感情を見事に表現していました。

「慎重勇者」は、そのユニークなキャラクターと物語のバランスが魅力のアニメです。笑いとシリアスが交錯する中で、最後まで楽しませてくれるアニメだと思います。