【岸辺露伴は動かない】アニメ感想評価レビューとネタバレ考察(動画)

この作品は、ジョジョの奇妙な冒険のスピンオフで、4部に登場する岸辺露伴というキャラクターを主人公とした物語になります。作品は全4話で1話完結なので、面白いし時間があれば見て頂きたいです。

アニメ化されている話は、懺悔室、六壁坂、富豪村、ザ・ランの4話です。どの話もヘブンズドアーを使う岸辺露伴だからこそ、危機的状況を回避できたといった結末になっていて見応えのある物語だと思います。

原作の作画や擬音などもアニメに取り入れられているところも良い所だと思います。続編に対する期待としては、アニメ化されていない話が原作漫画にまだあるので、これから続編があるのではないかと期待できます。

また、アニメにない話でもドラマ化されている話もあるので、興味のある方はそちらも面白いのでおすすめしたいです。

あの荒木飛呂彦ワールドを再現できていたのは素晴らしいと思います。時間が30分と短いのが残念ではありますが、テンポよく纏められていたと思うし、「ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞｫｫｫ！！！？」などの特徴や、ホラーチックな描写も再現できていたと思うので、それなりに楽しめました。

出来れば、前編・後編位に分けて時間をもっと取って、細かい所までゆっくり描いてくれたら良かったとは思うのですが、逆に短編なので短すぎて伸ばす為にオリジナル展開される話もあるでしょうから、その危険を避けるのであれば、テンポ良く30分で正解なのでは無いでしょうか。

話の感想としては一言「露伴ちゃん、首突っ込みすぎ。知りたがるために命かけすぎ(笑)」と言うところもキチンと押さえててナイスでした。

あんまり主人公が自業自得な理由だと、世間的に良くないから理由を付ける危険も合ったかと思うのですが、自由過ぎて自業自得は露伴ちゃんの特徴なので、それを世間一般を気にしてフォローしすぎると詰まらなくなるので、ソコも押さえられてて楽しめれました。

総合的には、あのホラー要素と荒木飛呂彦ワールドが慣れれるなら楽しめれると思います。後は、時間が短かった(苦笑)

2020年に続き、2021年もNHKドラマでの実写版の放送が決定している名作です。昨年実写化された「富豪村」は、アニメでも細かいマナー描写にこだわり抜いており、トウモロコシの一粒一粒まで緻密な描写がされていて唸りました。

実写ドラマでは不可能と思われるジョジョの特殊能力スタンドも、アニメ版ではとても鮮やかに描かれており、原作ファンも納得の仕上がりとなっています。

今年実写ドラマ化される「六壁坂」は江戸川乱歩を思わせるホラー要素たっぷりの物語ですし、「ザ・ラン」は筋肉を鍛えることに快感を覚える人なら必見の面白さがあります。

年末放送予定の実写ドラマの前にこのアニメシリーズを予習しておくと、より楽しめることは間違いないでしょう。

元々はジョジョ4部のDVDを買うと見れた「岸辺露伴は動かない」がNetflixで配信され、NHKでも放送されました。

動かないの漫画の中でも人気のエピソード、懺悔室やザ・ラン、富豪村がアニメ化されましたが、4部のアニメも絵が綺麗でしたが、元々OVAで出したものなので更に絵が美しく、ジョジョのもつおどろおどろしさも増しているのが見所です。

岸辺露伴役の櫻井孝宏さんは、ジョジョが好きで露伴のこともとても理解している上で演じてくれているので安心して見られます。好きなシーンはザ・ランの走っているシーンです。

声優さんたちはアフレコなので、実際にはもちろん走っていないのですが、息遣いの臨場感がひしひしと伝わってきて見入ってしまいました。

原作漫画「岸辺露伴は動かない」の持つ魅力は、主人公の露伴が遭遇する人物や事件の「奇妙さ」であると思うのですが、そういった部分は作画や音楽にまでも雰囲気を損なうことなくアニメにしてくれています。

原作で描かれた物語を忠実に再現するだけではなく、アニメオリジナルの部分にもこだわりが非常に窺えるのですが、それが「岸辺露伴は動かない」のスピンオフ元である「ジョジョ」4部のキャラクターをアニメの端々に登場させるというニクいものなので、コアなジョジョラーも納得せざるを得ません。

岸辺露伴というキャラは一般的に「気難しい」というイメージがありそうですが、実は想像よりも表情豊かであるということが、アニメを見るとわかると思います。意外すぎる趣味もあったりして、露伴にすごく親近感を持ってしまうかもしれませんよ。

まだ原作の全てのエピソードがアニメ化されたわけではないので、続編が発表されることにも今から期待しています！