「プリマドール」みんなの感想評価とネタバレ考察
かわいい
面白い
キャラクターの背景にある思いが素敵
最初は戦後の世界だし、可愛い機械人形たちが喫茶店で働きながら、歌も歌うっていう日常系の癒しアニメだと思っていたら、みんなそれぞれ元々は戦場で戦うための機械人形だった為に、戦地で色々と辛い経験をしての今があるっていうのに感動しました。
特に私は箒星のエピソードが凄く好きです。箒星は最初全く喋らずに、なぜかずっと筆談しているのですが、どうして喋れなくなってしまったのかが、箒星が主役の回で判明したのにすごく感動して思わず泣いてしまいました。
そしてそんな辛い過去を乗り越えて、また声が出せるようになって歌った曲も凄く素敵な曲で、箒星の回はストーリーとエンディング曲も含めてオススメですし、その他のキャラもみな、戦争が終わって本来の役目が無くなっての葛藤など、本当に可愛いだけのアニメじゃないので、奥が深いです。
未来の戦争がこんな風になるだろうと思われます。
まず、物語は戦争に関した話しなので、悲しい話しも登場しますが、オートマタ(自律人形)が戦争が終わっても役目を作っているナギの温かさがよいと思います。
次に作画はオートマタが人間のような雰囲気で描かれているのが素晴らしいです。また、どこか明治や大正時代の雰囲気もあり、レトロな感じもします。
その次の声優は灰桜役の和氣あず未さんが去年、声優アワードで新人女優賞を獲っただけあり、灰桜のかわいらしさやけなげさを旨く表現しています。他にも鴉羽役の楠木ともりさんやレーツェル役の鬼頭明里さんも声優アワードで賞を獲っている実力者です。
それから、音楽は和氣さんが一人で歌っているのや、キャストの5人が歌っているのや歌の上手なキャストを集めているのもよいところです。
過去と現在を奏でる自律人形の物語
喫茶・黒猫亭で働く機械型自律人形が、お客さんや街の人達との交流で様々な感情を見せてくれるのがこの作品の特徴となっています。元々自律人形は兵器として戦場で使われていたので機械ながらも悲しい過去を多く抱えています。過去と現在をうまく話に組み入れて物語を形成していっていますね。
主人公・灰桜も当然過去に何かあったはずですが、それはまだ伏せられています。マスターのナギは恐らく知っているはずなのですが、彼を巡っての問題もこの作品の見所ですね。また、自律人形は皆可愛らしく作られており他の登場キャラと触れ合うことでいろいろな表情を見せてくれるのも素敵な演出だと感じます。
歌をテーマにしていますので随所に歌が出てくきて、それが物語を彩っているのが凄く魅力的です。機械なのに明るく一生懸命頑張っている彼女達がどうなっていくのか見守っていきます。
ごちうさとヴァイオレット・エヴァーガーデンを足して2で割った作品?
「プリマドール」は、『Kanon』や『Air』『CLANNAD』など、数々の名作を世に送り出してきたKeyのメディアミックスプロジェクトとして制作されたオリジナルテレビアニメ。
あらすじ内容としては、戦争用の兵器として作られた自律人形(オートマタ)の少女たちが、戦争が終わった平和な世界で、新たな役目(生き方)を見つけていくストーリーです。
key作品ということで、映像はキレイで、キャラも抜群にかわいいです。ただ、少女というよりは幼女に近い感じのため、評価は分かれるキャラデザとなりそう。
戦後の平和な世界で、喫茶店「黒猫亭」で働くことになったという設定のため、一瞬、日常系のゆるふわアニメかと思いましたが、不穏な行動をする勢力も残っているようで、シリアスな展開もありそうです。
イメージ的には「ご注文はうさぎですか?(ごちうさ)」と「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を足して2で割ったような感じでしょうか。
アニメ1話の夕霧のエピソードはなかなか感動的でした。そこはKey作品らしく、感動を随所に埋め込んだストーリーに期待が持てそうです。
キャラの可愛さと反比例するかのように不穏な空気が見え隠れするので、今後の展開が予想できません。ちらっと見せた「機械人形は外出禁止」の貼り紙がこの後の残酷展開を予感させますが、終わり方にも注目しながら視聴継続してみます!
「プリマドール」の感想を書く(ネタバレ考察あり)
「プリマドール」の作品情報
基本情報
タイトル | プリマドール |
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読み方 | ぷりまどーる |
原作 | VISUAL ARTS、Key バイブリーアニメーションスタジオ |
アニメーション制作会社 | バイブリーアニメーションスタジオ |
アニメ放送期間 | 2022年7月~ |
話数 | 全12話 |
アニメ放送局 | TOKYO MXほか |
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