「メアリと魔女の花」みんなの感想と評価口コミ!面白い?つまらない?
ジブリに似てるけど何か足りない映画
スタジオジブリ出身の米林監督が立ち上げたスタジオポノック第一弾の映画です。「メアリと魔女の花」はイギリスの児童文学が元になっており、米林監督の「思い出のマーニー」と同様にイギリスの雰囲気が多分に感じられます。
しかし魔女が主人公と言えば誰もが「魔女の宅急便」を思い浮かべてしまうため、ジブリ映画と比べると何か物足りなく感じます。主人公メアリや猫のキャラもジブリ作品に比べたらあまり可愛く感じられません。
米林監督は大人しい美少女(マーニー)を描くのが得意なのですが、元気一杯で活発な女の子を描かせたら宮崎駿監督には勝てないのです。
なんとかしてジブリ作品を越えようと頑張った努力は感じられるのですが、キャラ設定、物語構成、サウンドトラック含めすべてがジブリよりも劣っていると感じてしまう残念な作品です。
思い切って絵柄を変えてみるとか、宮崎アニメを感じさせる題材を避けてみた方が良かったように感じます。
作画がジブリに似ているが別物
当たり前ですが元ジブリスタッフによる作品なので作画や演出は似ているというか見たことあるような映像がそこら中にあります。
不快に思う人はこれがまず引っかかると思います。完全に劣化版と感じると思うので。
色、音楽、構成、演出どれも弱いんですよ。
ジブリと似ているが故に比べてしまうとね。
ジブリのような作品を作ろうととしているんだろうなぁ?って感じがするだけにもうダメ。
正直、最初からオマージュ作品として今後頑張っていくので見てみて下さいみたいな感じなら悪くないんでしょうけど。
私達がジブリを継ぎますみたいな感じで作られちゃうとキツイですね。
ジブリの呪縛から抜けて作ったのならジブリ風はやめた方が良いと思う。
今後もこのようなジブリ風になるなら残念な未来にしかならなそう。
これまでの監督同作よりもジブリ感がでているファンタジーアニメ映画
2017年に公開されたファンタジーアニメ映画で、一晩だけ魔法が使えるようになった少女が大事件に巻き込まれていくあらすじとなっています。
「思い出のマーニー」や「仮ぐらしのアリエッティ」などのアニメ映画を手掛けた米村監督作のため、本作も監督の持ち味が発揮されたといいますか、ジブリの類似点が多く、特に「魔女の宅急便」を彷彿とさせる印象が強いと思われます。
そのためジブリ映画のファンは比較的楽しめる印象を感じました。基本的には冒険ファンタジーものでマーリーやアリエッティとはかなり異なった作風になってるのも印象的で娯楽作として観やすい一方でクリエイター側的には個性を出しづらくなった窮屈さも感じられたかも?一方で少女の成長ストーリーという点は一貫していたと感じました。
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「メアリと魔女の花」の作品情報
基本情報
タイトル | メアリと魔女の花 |
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読み方 | メアリとまじょのはな |
原作 | メアリー・スチュアート |
監督 | 米林宏昌 |
脚本 | 米林宏昌 |
上映日 | 2017年7月8日 |
上映時間 | 102分 |
配給 | 東宝 |
作品概要・あらすじ内容
「メアリと魔女の花」は、2017年に公開されたスタジオポノックの初制作アニメーション映画で、米林宏昌監督による作品です。
この物語は、主人公メアリが赤い館村に引っ越してきた後の出来事を描いています。メアリは森で7年に1度しか咲かない不思議な花「夜間飛行」を見つけます。
この花は、魔女の国から盗み出された禁断の「魔女の花」であり、メアリはこの花によって一夜限りの不思議な力を手に入れます。
物語の展開は、メアリが魔女学校に行き着くところから始まります。不思議な花の力によって魔女学校にたどり着いたメアリは、そこで様々なトラブルに巻き込まれます。彼女がついたたった一つの嘘が、やがて大切な人を巻き込む大事件へと発展していくのです。
この物語は、少女メアリの奇想天外な大冒険として、米林監督の表現力と演出によって描かれています。
「メアリと魔女の花」は、単なるファンタジー冒険物語ではなく、一つの嘘が引き起こす事態の重大さや、その中での成長というテーマを通して、出会いと希望のメッセージを伝える作品と言えるでしょう。
この物語は、視覚的にも豊かで、スタジオポノックのアニメーション映画としての品質を示しています。また、主人公メアリのキャラクターは、彼女の行動や選択を通じて、観る者に多くの感情を呼び起こすことでしょう。