【カミエラビ2期】つまらないひどい？アニメ評価感想は面白い？

カミエラビ2期ですが、一言で言うなら「圧倒的にシリアスで挑戦的な世界観」という感じです。1期のゴローの物語から12年後を描き、物語は新たな主人公ラルを中心に展開します。

ラルの冷徹な性格と容赦ない行動が、前作の主人公ゴローの優しさとの対比を際立たせていて、これが物語の緊張感を一層高めています。

バトルシーンの演出も魅力の一つ。MONACAの劇伴が織りなす音楽がシーンの迫力を何倍にも引き上げ、特にラルが試合形式のカオスなルールの中で暴れ回るシーンでは、背筋がゾクゾクしました。

キャラクター同士の緊張感あるやり取りや、暗示的なセリフの数々にも考えさせられる部分が多く、「このキャラクターの背景には何があるのか」とつい想像してしまいます。

ラルとエコの出会いも物語の鍵です。エコの純粋さとラルの破壊的な一面が交差するたびに、画面越しに息を飲むような瞬間が生まれました。

ただ、視聴者に解釈を委ねる部分が多く、人によっては少し難解に感じるかもしれません。しかし、これこそがカミエラビの魅力ではないでしょうか。

全体を通じて「全滅エンドに向かうデスゲーム」になりそうな気がしますが、それを補う独特なビジュアルとキャラクターの成長が最後まで目を離せなくさせました。

次はどんな絶望と希望が訪れるのか、想像するだけでワクワクします。今期も「観る」というより「体験する」アニメです！