「フェルマーの料理」みんなの感想と評価口コミ!面白い?つまらない?
料理×数学という斬新なマリアージュ
いわゆる飯テロドラマですが、とにかく高級感を追求しただけあって、料理の見栄えが素晴らしいです。それでいて、岳の作る料理はナポリタンとか鯛茶漬けとか、少し庶民的なところがあるので、もしかしたら自分も真似して作れるかな?と想像しながら、肩肘張らずに見られます。
なぜか毎回のように高橋光臣さんが上半身裸で料理を食べてるのに、誰もそこにつっこまないところがシュールでちょっと笑えます。
天才を追求しすぎた岳が徐々に精神的におかしくなっていくところは、見ていて心苦しかったですが、天才は孤独であるべきという固定観念を覆すことができたのは良かったと思います。
やはり、料理は誰かを笑顔にさせるためなのはもちろん、自分も楽しんでするものなんだなと改めて感じました。
計算で導き出す料理がすごい
単純に料理って、あれ入れたら美味しそうとか、これをかけたりすると美味しくなるんじゃないかっていう、感覚的なものだと思っていたけど、焼き加減とか、食材とかソースとか、組み合わせの計算で美味しい料理を作れるんだなって事に驚きながら見ていました。
結局計算式も導き出し方もサッパリでしたが、美味しいものを理由のわからない数式で作り出せるんだから、数学って何にでも応用ができるのかもしれないですね。
それにしても志尊くんって、いつもはふわふわした役が多いイメージだったので、海さん役のギャップがいつもと違ってかっこよかったし、小芝風花さんも、メイクも含めてガラッと雰囲気が変わっていて、マジで演技上手い人って凄いと改めて実感しました。
料理と音楽が良い
数学を使って料理をするというのが新鮮で面白い。料理中に数式が溢れ出てくる演出も良くて見ていて楽しい。出てくる料理もどれも美味しそうで食べて見たい。ドラマ中流れる音楽が壮大な感じでかっこよい。
主人公を演じてる高橋文哉の演技も見どころだと思う。途中時間軸が変わるシーンがあり、高校生からレストランに入りたての頃は可愛い感じの青年だったのが、料理長になった後はストイックな怖い感じの役を演じており、そのギャップがすごい。
好きなシーンは大事な客に出す料理を主人公の岳が作り、同じレストランで働く孫六がその料理の味に嫉妬して、食べてしまうところだ。岳はそんな仕打ちをされても怒ることなく、孫六の料理のアイデアを取り入れて一緒に料理をして、より良い料理を完成させた。
孫六は岳の料理を認め、それからは仲の良い友達のような関係となった。定期的に二人の仲の良いシーンはほっこりして心地よい。
数学と料理という新しい組み合わせがおもしろい!
スタートは展開をうまく読めない感じがしながらも、料理シーンが出てくると、ここまでこだわり抜いた料理ドラマも久しぶりで、工程一つ一つの描写なども面白くなっていきました。
特に志尊淳くんのキャラクターが、原作を知らなくてもこんなキャラなんだ!と想像できちゃうくらいの仕上がりでとても素敵です。言葉ではなく表情で物語るシーンも多くて、そのあたりも注目しています。
数学と料理の掛け合わせも、引き算からスタートしたりと、その可能性が物語の中でも無限に広がっていて、時に予想だにしていなかったような展開もあったりするので、定番化せず楽しめるところが良いなと感じます。
「何度?」「45度」というあの短いセリフのシーンはとても印象的でした!食器の温度にまで細かく注意を払うところはすごいです。面白い!
気がついたら数学×料理の世界に夢中。
料理×数学というテーマと、岳×海の正反対ともいえるコンビがとても面白いです!原作でも人気の作品なのでどこまで再現できるかなと思っていましたが、ドラマの端々から原作へのリスペクトが感じられます。
その一つが、登場する料理のクオリティの高さです。有名なプロの料理人の方が監修されており、出てくる料理を視聴者が真似できるようレシピが公開されているのも、つい毎話見たくなるポイントです。
1話の冒頭でいきなり2024年のレストランKと岳の闇堕ちしたかのような姿から始まったので、意表を突かれました。元々穏やかだった岳と闇堕ちした姿とのギャップは、高橋文哉さんの演技力が光っていました。
岳は未経験から料理人の世界に飛び込むので、料理に詳しくない視聴者の案内人としての役割も果たしてくれます。劇中の音楽も壮大かつ華やかで、重厚感のあるメロディーが頭に残ります。
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「フェルマーの料理」の作品情報
基本情報
タイトル | フェルマーの料理 |
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読み方 | フェルマーのりょうり |
原作 | 小林有吾 |
脚本 | 渡辺雄介、三浦希紗 |
ドラマ放送期間 | 2023年10月~ |
話数 | 全?話 |
ドラマ放送局 | TBS系列 |