「出会って5秒でバトル」みんなの感想評価とネタバレ考察
数多くの能力と頭脳戦でワクワクします!
この作品は集められた人たちがそれぞれ能力を与えられ、お互いを殺し合うバトルが多い作品ですが、それぞれの能力の多くはクセの大きいものであったり、解釈の仕方や使い方によって強さが大きく変化し、良くも悪くも使い手次第という能力が数多く存在します。
特に主人公の能力はよく頭を使って、相手をうまく誘導しなければならないものであり、どういった場面でどのように能力を使用するのか、見ていてとてもワクワクします。
さらに、一見単純な能力に見えても、真の能力は別に存在し、どこまでを相手に見せてどこからを秘匿するのかといった要素も多く、一人一人が生き残るための知略を巡らせ、その思惑が交差している様子がとても面白いです。
しかし、バトルアクションの多い作品にしては、作画は平坦で十分に生かしきれていないと感じる部分もありました。また、物語が進むにつれて、タイトルの要素がなくなってきていることが少し残念です。
アニメの終わり方は想像通りの区切り方であったため、すっきりとした終わりを迎えられたと思います。続編は原作のストックもそこまで多くないことと、今回のアニメ化は良くも悪くも平坦と感じる場面が多く、あまり期待はできないと思っています。
主人公が最初に戦った敵をいじり倒しているシーンは、人間関係の変化を感じられて面白いと思いました。
主人公のチート能力
死後の世界で繰り広げられるバトルなのかなぁと思いました。突然、そこはゲームの中のような異世界へ連れてこられた人々は、それぞれ様々な能力を与えられ、能力をもとにバトルをさせられます。
このアニメで面白いのは、同じ能力でも使う人によって能力に差が出ることです。「木の枝を何でも切れる剣に変える能力」この一つを取っても、あまり頭で考えない人はただモノを切ることしか考えませんが、賢い人は「何でも切れる」という事を常に頭に置き、「空間」までも切ってしまいます。観ていて私も「なるほど!」と感じました。
それを考えると、主人公の能力は凄いです。「相手があなたの能力だと思った能力」ですが、こちらは本当に賢くないと使いこなせない能力だなぁと思いました。相手に自分の能力をばらしてしまうと全く能力が使えなくなってしますので、人を選びますし、かなり難しい能力だと思います。
能力との相性にかなり左右されますが、そこが魅力のアニメだと思います。
頭脳戦と戦闘
突然殺された主人公が、リアルロールプレイングゲームのような舞台に連れていかれ、ゲームをクリアし、現実世界に帰ることを目指して戦う話。頭脳戦と戦闘が程よくミックスされ、物語に複雑さとスリルを加えている。
主人公は頭脳戦をメインとして展開されており、見ているこちらも考えながら頭を回転させながら見るので、退屈だとか話が簡単すぎるといった感じも浮かばない。作画も中々ハイレベルで絵に対する不満はない。綺麗な作画だと思う。
ただし、ミウというキャラの喋り方が擦り付けたようなキンキン声で聞きずらい。様々な価値観を持った多様なキャラがいるので、人間関係も複雑。そこを追ってみていくのも楽しいと感じる。ぜひ、続編も作ってもらいたい。
厨二好きにはたまらない、個性的なキャラクターが活躍する能力バトル
本作の魅力は個性的なキャラクター達が激突する能力バトルの行方です。主人公の白柳啓はゲームの天才で可愛らしい見た目を裏切るクレバーな言動に痺れます。
黒幕に集められた人々が個別に、またはチームを組んで勝ち上がっていくストーリーは熱くて夢中になりますし、ヒロインにあたる優利のパワフルなファイトスタイルと正義感の強さは痛快でした。
残念ながら作画が少し危なっかしく、一話の時点から崩れが目立ちました。それを差し引いてもキャラクターは素晴らしく、裏を読み合って戦いを有利に運ぶ心理戦も面白いです。
「相手が自分の能力だと思った能力」を得る主人公というひねくれた設定もツボでした。黒幕の正体や司会の思惑はまだ謎に包まれていますが、今後明らかにされていくのが楽しみです。
ゲーム好き少年は目の前で信じられない事が起こってもゲーム感覚が離れません
毎日が退屈だと思っている男子高校生の白柳啓は、ゲームばっかりしている優等生だけど、周りからは変人扱いされているちょっと浮いた存在です。
学校へ行く途中に突然、本当に突然包帯男が横断歩道の真ん中に立って襲ってくるという、映画の撮影が始まったのかと思うぐらい、現実味の無い出来事が始まっていくのは衝撃です。
そんな状況なのに啓は冷静で、ゲーム感覚で倒してしまうのはビックリ、現れた謎のマジシャン風の女に殺されてしまうまで一気に早かったですね。
マジシャン女の魅音が待ち受けている会場には大勢の人がいて、特殊能力を一人一つ与えられて、何かの実験動物扱いされているのは怖いです。
個室に入れられて時間になると戦いを強いられるという、ちょっと変わったデスゲームだけど、悲壮感は無くて貰った能力をどう使うか考えるのは楽しいし、スリルもあって刺激が欲しい人にはおすすめのゲームバトルですね。
チーム戦になると多くの参加者の人柄や能力が分かってきて面白いし、同じチームになった者達は仲間意識が芽生えたようで、青春も感じたのは和みましたね。
勝者には豪華ディナーだったけど、敗者にはバニー姿でウエイトレスをやらされて、男は端っこにほっとかれてと笑える時もあったけど、本当の敗者への罰は他にあると言ったのは怖かったです。
啓もヒロインの優利を気遣う風だったけど、何か企んでいて怖い、バラバラになった皆が次に向かう所が何処なのかドキドキします。計算高くて賢い啓を担当するのは、ふんわりしたイメージが強い村瀬歩さんでダークファンタジーに出演なのはビックリです。
マジシャン風の魅音を担当している方の声が独特で、役と世界観にピッタリなので余計に怖さが倍増します。何が目的か分からないまま戦いを強いられているけど、啓は能力や戦い方について分析している時間が長いので、啓と一緒に考えながら見ると楽しさ倍増します。
全体的に安っぽい仕上がり・・・
「出会って5秒でバトル」の触れ込みは頭脳派能力バトル!突然、魅音と名乗る女性に連れ去られた人たちが、与えられた能力で戦うことになるのですが、出会って5秒で戦うというコンセプトは面白いです。
また、主人公の能力が「詭弁家」で、相手があなたの能力だと思った能力が発動するという、今まで他のアニメでは見たことがないような能力となっています。使い方次第ではどうにでもなるので、これからどんな使い方をしていくのか楽しみです。
ただ・・・口コミや感想を見ると、原作漫画の評価は高いのですが、全体的に作画や音楽が安っぽい感じで、一昔前のアニメを見ているようなのが残念です。
今の所、頭脳派というほど、奥深い駆け引きを駆使してのバトルは見られていないため、これからのストーリーに期待といった感じでしょうか。
声優は主人公の白柳啓を村瀬歩さんが演じており、その他にも中村悠一さんや鬼頭明里さんなど豪華な顔触れなんですが、魅音の声が違和感ありまくりで浮いています。原作読んでいる人からするとイメージ通りなんでしょうか?
コンセプトは面白いのですが、全体的にアニメ化のクオリティが低くて、残念な仕上がりになっています。
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「出会って5秒でバトル」の作品情報
基本情報
タイトル | 出会って5秒でバトル |
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読み方 | であってごびょうでばとる |
原作 | はらわたさいぞう |
アニメーション制作会社 | SynergySP VEGA ENTERTAINMENT |
アニメ放送期間 | 2021年7月13日~ |
話数 | 全?話 |
アニメ放送局 | TOKYO MXほか |
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